世界史のメガネ
地震から 550 日目
豪雨から 286 日目
「秋の大会で日本航空石川高校に2-3
春の大会で星稜高校に2-3
いずれも優勝候補相手に
悔しい思いをした野球部
あと1点が追いつけずに
あと1回が守り切れずに
ここまでくると
野球の技術を超えた人としての強さ
諦めない粘り強さ
ピンチに動じない心の強さ
そういったものが決め手になります
このことは
野球の練習だけではなく
日常生活のあらゆる場面で鍛えることができます
家に帰ったら必ず机に向かえ!
どんなに練習で疲れても
必ず勉強しろ!
やると決めてやりぬけ!
『今日はこの辺にしとこうか』
そう感じたときに
どんなにくたくたでも
あと5分を頑張ってみろ!
『自分はこれだけやったんだ』
その自信が
その誇りが
届かなかった1点
守り切れなかった1イニング
それを取り返してくれる!」
本日野球部と吹奏楽部の壮行式が行われ
「傷ついたふるさとで
それでも必死に前を向いて頑張っている
輪島市民を
ぜひ甲子園に連れて行ってくれ!」
こう激励しました
吹奏楽部もぜひ素敵な演奏を聴かせてください
【今日のDeep Purple】
「紫」をテーマに全ての教科を貫いた
深い教科横断型授業を作り出すコーナー
4日目は〔世界史〕と繋げてみましょう
Even before Nero issued a decree in the first century A.D. that gave the emperor the exclusive right to wear royal purple garments, the association of this dye with royalty and high ecclesiastics was well established.
ネロが自分以外の帝王紫の使用を禁止した1世紀以前より
この染料は王族および高位聖職者との結びついていたことを
英語論文で読み解くことができました
さてネロとはいったい誰?
世界史の先生に登場していただき
教えてもらいたいのですが
テストの採点で忙しそうなので
AI先生に訊いてみました
「皇帝ネロは
西暦54年から68年まで
ローマ帝国を治めた5代目皇帝です
現在のイタリア・ローマ出身です
若くして即位し
当初は賢明な政治を行いましたが
次第に暴君として悪名を高めました
功績としては
ギリシャ文化を称え
芸術やスポーツを奨励したことが挙げられます」
なるほど!
イタリアに芸術が根付いているのは
そんな背景があったのですね
「ネロは自ら歌や詩を披露するのが好きで
観客を無理やり最後まで聴かせました
中にはトイレに行きたくて気絶した人もいたとか」
うーん
ジャイアンみたいですね
たしかに暴君だ
ジャイアンの名言
「お前のものは俺のもの
俺のものも俺のもの」
これだけ聞くと
なんだか全部自分のものにしたい
本当に暴君に聞こえますが
入学式の日
迷子になったのび太は
ランドセルもなくしてしまいます
心配したジャイアンはのび太を探しに出ます
その上雨が降ってきて
心がくじけそうになっても
必死に走ってのび太を見つけ
体を張ってランドセルも取り戻したのです
「ありがとう!でもなんでここまでしてくれたの?」
「だってお前の物は俺の物
俺の物も俺の物だ!」
こんな文脈で使われたものなのです
ところでこの「文脈」ってことば
最近意識高い系の方がよく使われるので
なんだかかっこよくて使ってみました
さて一方ネロの方はというと
「ローマ大火(64年)の際
火事を見ながら竪琴を弾き歌った
という伝説も有名ですが真偽は不明です」
なんか映画になりそうですね
「最終的には反乱に遭い
自ら命を絶ちました」
どんな最後だったのでしょう
気になりますね
こうしてどんどん学びが拡がっていきます
さて明日は国語のメガネで見てみましょう
【今日の「WAJI活」】
2年生が取り組む街づくりプロジェクトを紹介し
協力してくださる方を募集するコーナー
第14回目は「観光ツアー」
〔解決したい課題〕
震災によって失われた輪島の風景
〔目標とする未来〕
壊れた橋や崩れた山肌など
観光地が修復され
輪島風景を取り戻している
〔方法・手法〕
被災地ツアーを行うことで
伝災・防災に取り組みつつ
収益を輪島市の復旧に使ってもらう
〔これまでの活動〕
ツアープランナーさんから話を聞き
プラン作成のノウハウを教えてもらいました
また、災害ゴミを何とかできないかという思いから
プラスチックゴミをアップサイクルしていらっしゃる
REMAREさんの工場見学のため
三重県へ行ってきました
災害ゴミの漁網を再生させた
ベンチの製作を行いました
現在は
朝市と千枚田に絞ったプランを作成中です
【能登の高校生に世界を感じる体験を!】
クラウドファンディング募集中
将来被災地の地域医療に貢献したい
あるいは日本の災害現場での医療に携わりたい
そんな高校生が
アメリカの大学で最新医療を感じてきます
将来の輪島の地域医療のために
ぜひ募金のご協力を!
直接学校に持参いただいても結構です
ご連絡くださればいただきにあがります
(遠隔地は無理ですけど)