合格体験記
地震から 449 日目
豪雨から 185 日目
本校では
大学に合格した卒業生から下級生に向けて
合格体験記を書いてメッセージを送っています
そんなメッセージを紹介します
「1、2年生のうちは、ぜひ進んでたくさんのことを経験してほしいです。
興味範囲を広げて食わず嫌いせずにいろんなことに挑戦してください。
旅行したりゲームしたり楽器を始めてみたり、
勉強とは関係ないことを進んでやってください。
広い知識があれば勉強しているうちに出てくる様々な分野に対応できます。
高校生にしかできないことを目一杯やってほしいです。
もちろんその時期にも勉強もしてほしいです。
ただその時期の勉強は受験のための勉強ではないと思います。
(コツコツやらないといけない英単語などは別ですが)
1、2年生のうちの勉強は自分に合った勉強方法を見つけるため、
勉強の習慣をつけるための勉強だと思います。
多分すごく器用な人ならずっと遊んでても3年の1年間があれば充分です。
勉強にもセンスがあるような気がします。
だけど私は器用じゃなかったので時間が足りなくて3年生後半の勉強漬けの毎日はしんどかったです。
まだたっぷり時間があるうちにいろいろな勉強方法を試して勉強を習慣付けるといいです。
毎日少しの時間でいいので机に向かって集中する時間をとって下さい。
そのために毎日ある小テストを利用してください。
3年生になったら自分の体調管理に力を入れるといいと思います。
でもそれは絶対に風邪をひかない頑丈な体を作るという感じではなく、
もしもの時でも自分のいつもの力を出すためのトレーニングみたいな感じです。
どんなに気をつけても急に体調を壊してしまうことが誰にでもあり得ます。
3年生になって待ち受けているたくさんの模試は、
自分の体調を調整する練習にはうってつけの機会です。
私みたいに緊張ですぐお腹こわす人は
薬を飲むタイミングだったりとかいろいろ実験してみればいいと思います。
余談ですが、共通テスト会場では机の上に置けるものが決まっています。
最初飲み薬は置くことができませんでしたが、
試験監督の先生に相談すると許可が降りました。
自分に必要だと思ったらすぐに相談しに行くといいと思います。
これからまたいろいろな先生方にアドバイスをもらったり、
受験についての情報が増えていきます。
この合格体験記しかり、
でもそれはひとつの失敗談または成功談にすぎないと私は思います。
全部を吸収しようとしないで、
自分に必要だと思うことをしっかり心に留めておくと良いと思います。
私が書いているこの体験記も特に実践しなくてもいいです。
ただ自分に何が必要なのかどう取捨選択していくか知るためには、
やっぱりたくさんの情報と経験が必要です。
たくさんの人の話を聞いて本を読んでください。
高校生活では嫌でも多くの人の考え方に触れます。
それを自分の経験値にしてください。
冒頭にも書いたけれど興味範囲を広げて、
自分の知らないことを貪欲に探して欲しいです。
受験勉強を受かるためだけの勉強にするか、
これからの生活のためのものにするかはその人次第だと思います。
せっかくなら得た知識を財産にしてほしいです。
無理はせずに自分の出せる力を存分に出し切ってください。
応援しています。」
これを書いてくれた卒業生は今年
金沢大学大学院地球社会基盤学地球惑星科学コース
修士論文大会で専攻長賞を受賞しコースを修了しました
【被災地に電気が灯るまで】第3回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
先日の第2回では
我ら人類の祖先が隕石の中の隕鉄を
道具として利用し始めたこと
そしてあるものとの出会いにより
鉄を自分で作り出すことができるようになったこと
などを説明しました
そのあるものとは?
天然に存在する金属を道具として使うようになり
マンモスのような大きな獲物でも
容易に切り刻んで食べれるようになった我らが祖先は
食べ物に困ることなく豊かに暮らしていました
ところでマンモスの絶滅の理由のひとつとして
最近新たな発見があったそうです
それは長い鼻の化石の中に花粉が見つかったというものです
つまり花粉症による鼻詰まりという新説です
さて幸せに暮らしていた我らが祖先をある悲劇が襲います
火山の噴火です
流れる溶岩に全て焼き尽くされてしまいます
マンモスなどの獲物たちも真っ黒焦げ
ここからは勝手な想像ですが・・・
食べ物に困ったあるひとりがガブっ
空腹に耐えきれず焼けたマンモスに食らいつきました
「ウマっ!何これ?みんな食べてみ!」
「えっ!?ほんまや!」
かくして焼肉のうまさに気づいた我らが祖先は
火山に近づいてはたいまつのように火を持ち帰り
獲物を焼くという調理の技術を手に入れたのです
このように先史より悲惨な災害に襲われるたびに
人類は新しい技術を手に入れてきたのです
火との出会いがどのように製鉄の技術に結びついていくのか?
その物語はまた明日
ちなみに焼肉と言えば
鶴橋の「空」が大好きです