初雪と唐辛子
地震から333 日目
豪雨から69 日目
金沢からの出張の帰り
「鰤起こし」が轟き
道路がうっすら雪化粧しました
この時期に鳴る雷を
北陸地方では「鰤起こし」といい
脂ののった寒鰤と
本格的な冬の訪れを告げる風物詩です
北陸地方は
年間雷日数が40日超で
日本一雷の多い地です
それもほとんどが冬の雷です
この地方の雷は世界的に見て
とても特殊なものであるということは
7月24日(206日目)で説明した通りです
先日いただいた生姜
家庭科の山上先生が
寿司屋のガリをこしらえてくださいました
おしゃれでおいしそうです
これで風邪をひかずすごせそうです
生姜の辛み成分は
ショウガオールという物質です
からだを内側から温める効果があります
辛さを表すスコヴィル値は
赤唐辛子のカプサイシンの
100分の1ほどです
スコヴィル値とは辛さを表す単位で
例えば100SHUは
砂糖水で100倍に薄めると
辛さが0になることを表します
主な唐辛子のスコヴィル値は
Wikipedia によると
ハラペーニョ 2,500~8,000SHU
メキシコを代表する青唐辛子で
サルサソースやピクルスなどに使われます
タバスコ 3万~5万SHU
鷹の爪 4万〜5万SHU
ハバネロ 25万〜45万SHU
ご存知メキシコの激辛唐辛子です
さらに上があって
ブート・ジョロキア 100万SHU
インド原産の激辛唐辛子です
あまりの辛さから「インドの悪魔」と呼ばれ
素手で触ると火傷したようになります
キャロライナ・リーパー 164万SHU
アメリカで育成されました
触れた手で目をこすると失明してしまう恐れも
ドラゴン・ブレス・チリ 248万SHU
主にイギリスで栽培されています
元々食用ではなく医療目的で開発されました
麻酔薬が効かない時に利用して
神経を麻痺させ痛みを感じなくするそうです
ペッパーX 318万SHU
生で食べるとアナフィラキシーショックで
死に至る可能性もあります
調理時には防護服とガスマスクが必須とされています
なんでそこまでしてまで
ちなみに唐辛子の成分カプサイシンは
味覚芽ではなく痛点を刺激します
つまり味ではなく痛さなのです
鳥類の舌や消化器官には痛点がないので
どんな辛い唐辛子を食べても
平気なんだそうです
陸上動物ではなく鳥類に食べさせて
できるだけ遠くに種子を運ばせる
生存戦略なのかもしれません