火星の夕焼けは青いってホント?
地震から 526 日目
豪雨から 262 日目
野球部が自分達のグラウンドを
自分達でこしらえようとしていたことは
何度か発信しましたが
陸上部も負けていません
壊れてつかえなくなった
走り幅跳び用の砂場を
自分達で作ってしまいました
県庁の方
「県の施設に勝手なことするな」と
どうか叱らないでください
NOTO,NOT ALONE 応援団の
森﨑 理恵 さまが
本校の吹奏楽部にと
ご支援をくださいました
能登半島地震と豪雨災害が
今も深い爪痕を残していることに
深いご理解を示してくださり
「まだまだ皆様の力が必要です」
と呼びかけてくださっています
本当にありがとうございます
これは中庭の風景
つつじのピンクに夕焼けのピンク
林家ペーパー子師匠のような
幻想的な風景が拡がっています
でもどうして夕焼けって赤いのでしょう
空は青いのに
これは太陽の光の散乱によります
太陽の光は白く
というか無色に見えますが
実は色々な色の光が混じっています
空気中の水分に反射したりすると
それらの光が
バラバラに見えたりします
赤橙黄緑青藍紫
それが虹です
これらの光は全て電気と磁力の波で
波長の長い
つまり大きい波が「赤」
徐々に波長が短くなって
一番波長の短い
つまり小さい波が「紫」です
つまり光は電波の一種です
波長が「赤」より長くなると
「赤外線」になり
我々の目には見えなくなります
さらに長くなると
スマホやラジオ テレビの電波になります
逆に「紫」より波長が短いのが
「紫外線」です
お肌の大敵ですが
もっと短くなると
生命の大敵となります
「X線」そして「放射線」
となるのです
さて話を「光」に戻して
光が空気中を進むとき
空気の分子にぶつかって一部が散乱します
波長の短い青っぽい光ほど
多く散乱します
昼間に空を見上げると青く見えるのは
そのことによります
これをレイリー散乱といいます
一方で夕方になると光は横から差します
道路を横断するとき
まっすぐ横断するよりも
斜めに横断すると距離が長くなる
そんなイメージです
長い距離大気中を進んだ光は
青い光が散乱され尽くし
残った波長の長い赤っぽい光だけが
我々の目に届き
夕焼けは赤く見えるのです
さて火星ではどうでしょうか?
火星はその表面に多く含まれている
酸化鉄の細かい粒子が大気中を舞っています
火星にはほぼ二酸化炭素からなる
大気が存在しているのです
この酸化鉄粒子は
独特の光の散乱を引き起こします
波長の長い光を多く散乱させるのです
ですので火星で空を見上げると
赤く色付いて見え
夕方になると逆に
青い夕焼けを見ることができるのです