明日のフェニックス
地震から 499 日目
豪雨から 235 日目
3つある建物のうち
現在2つが危険判定を受けていて
残りの1つの建物に
3学年が集まって授業をしています
図書室を利用したり
パソコン室を普通教室に転用したり
工夫を凝らしてやっています
こちらは
1つの教室を2つに区切って
利用しています
狭いですが
生徒たちは集中して頑張っています
震災後
生徒たちの授業に取り組む姿勢は
驚くほどに変わってきています
居眠りしたり
ボーッとしていたり
そんな生徒はまずいません
数年前は
授業中じっと座っていることができず
廊下に飛び出す生徒が相当数いたのですが
全く見ぬ光景となりました
特に1年生は受験の時期の集団避難により
落ち着いて学習できなかった経験がありますが
その分伸び代は未知数です
乾いたスポンジほど水をよく吸います
どんどん知識を吸収していきましょう
合唱作曲家
弓削田健介さんが
被災地の子どもたちの声を紡いで
つくってくださった合唱曲「フェニックス」
いよいよ明日
お披露目会を行います
輪島の小学生たちも一緒に
全国のお友達ともオンラインで繋いで
今日はその最終リハーサルがありました
昨年の音楽堂での卒業式で
歌のプレゼントをしてくださった
ソプラノ歌手の仲谷響子さん
炊き出しで牛丼を振る舞ってくださった
保護者の崖ご夫妻にもご指導いただき
感動的な歌声となりました
明日は13;15より始まります
ぜひお越しください!
【被災地に電気が灯るまで】第34回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
前回はダニエル電池の仕組みを学びました
中央を仕切った容器の
片方には
硫酸亜鉛水溶液に金属亜鉛を浸し
もう一方には
硫酸銅水溶液に金属銅を浸し
亜鉛と銅を導線でつなぐ
すると
金属亜鉛 Zn が溶け出し
その時生じた電子が導線を伝って銅へ
溶液中の銅イオンがそれを受け取って
銅に変わる
ではこの電池をパワーアップするには
どうしたらいいか?
というのが宿題でした
(1)硫酸銅水溶液についてはどうでしょう?
溶液中の銅イオンが無くなった時点で
電池は寿命ですから
答えは濃い方が良い
(2)硫酸亜鉛水溶液についてはどうでしょう?
金属亜鉛が溶け出すので
初めから亜鉛イオンがたくさんあったのでは
溶ける勢いが弱まるので
答えは薄い方が良い
(3)電極の種類については
ふたつの金属の
イオン化傾向の差が大きいほど
反応が起こりやすいです
イオン化傾向は
Li > K > Na > Mg > Al > Zn > Fe > Cu > Ag
なので
例えば亜鉛 Zn を アルミニウム Al に変える
銅 Cu を銀 Ag に変えるなどです
さて今日の宿題です
この電池の弱点は?
改良を加えるにはどうする?
今日の宿題は化学の知識は必要ありません
例えばこの電池がケータイの電池だとしたら
困ることは何?
という日常生活レベルの宿題です
ぜひチャレンジを
このブログを読んで
考える力を養って欲しいので
解けた人にポルトガルのお土産をあげましょう
答えを紙に書いて
校長室前の封筒に入れておいてください
締切は明日の午後4時です