いんのこまきのおもいで

地震から 415 日目

豪雨から 151 日目

 

 

 

 

 

 

 

こんなに猛吹雪の中それでも復旧工事は

手を休めることなく進んでいます 

本当に頭の下がる思いです

ありがとうございます


現在

神奈川より

スクールカウンセラーの平野先生に

定期的に来ていただいています

生徒だけでなく保護者の方のカウンセリングも

していただけることとなりました

明日第1回目を開催します

 

おかあさん方

そっと打ち明けるだけで

気持ちが軽くなりますよ

予約は不要です

どうぞふらっと立ち寄ってください

生徒とは会うことのないよう

場所は配慮してあります

詳しくはこちら

0219_自由相談日のご案内.pdf


輪島の冬の風物詩

曹洞宗のお寺において

「いんのこまき」が行われました

本校で書道を教えてくださっている

川口先生のご実家がお寺で

記念に学校へ持ってきてくださいました

 

 

 

 

 

 

今日は涅槃会

お釈迦様の亡くなられた日の

法要が執り行われました

仏教の三大年中行事のひとつとされます

 

曹洞宗のお寺では「涅槃団子」が撒かれます

五色に色づけされたこの団子は

地水火風空を表しているとのこと

生きとし生けるもの全てを表し

食べると無病息災

持つと功徳を受けられるとも伝えられています

 

北信越地方で見られる風習です

 

お釈迦さまの舎利つまり遺骨を模したもので

その形は地域によって異なります

たとえば富山の涅槃団子は丸い団子ですが

輪島では動物を形どった団子が撒かれます

お釈迦様の涅槃に駆けつけた動物です

干支の動物と言った方が

ピンとくるかと思います

写真左から

へび いぬ とり です

中でもいぬを形どったものが多く撒かれるので

いんのこ(犬の子)まきと言われます

 

お米でできているそうです

食べられるのか尋ねたら大丈夫なようです

炙って食べる方もいるようですが

多くはお守りとして持ち歩きます

やがて乾燥して粉々になると海に流します

 

低温湿潤な条件で大事にしていると

崩れずにそのまま小さくなっていくそうです

 

今回お持ちくださった

聖光寺さま(しょうこっさま)は

漁師町のお寺さんで

「いんのこ」をかたち作るのは女房衆

最後の色付けは漁師の長の仕事と決まっていて

なんぴとたりとも

手を出してはならない領域のようです

 

赤黄緑の食紅で絵付けをします

 

緑というといつも思い出すのが

なぜ絵の具の緑はビリジアンなのか問題です

 

学年にひとりくらい

「私のことキャサリンって呼んで!」

ってのたまうぶっ飛んだ女の子がいるもんですが

そのぐらい異彩を放つビリジアンちゃんです

あなた帰国子女?

って言いたくなるくらいです

どう見ても「みどりちゃん」やろ

でも本人はビリジアンと言い張っています


【今週の生徒の叫び】

校長ブログを読んだ生徒が書いてくれた

コメントを紹介するコーナー

 

今日は昨年9月7日「春の選抜に向けて」

のコラムを読んでくれた生徒からです

 

 高校野球秋の大会が始まり、大事な初戦となりました。相手はまさかの飯田高校でした。飯田高校も地震に襲われ、なかなか練習ができない日々が続いていました。すると、仙台育英高校さんが輪島高校と飯田高校を仙台へ招待してくれました。その時に掲げた「ONE TEAM」をモットーに頑張ってきました。震災から一緒に頑張ってきた飯田高校と初戦で対戦するのは複雑な気持ちでした。野球というスポーツの大会はトーナメントで負けたら終わりです。だから、お互いにスポーツマンとして最後まで全力で闘い、招待してくださった仙台育成高校さんや輪島市民のみなさん、珠洲市民のみなさんのひとりでも多くの人が笑顔になるように感謝の気持ちをとどけることができたらなと思いました。

 この大会は春の選抜に繋がる大事な試合でした。この大会でベスト8に入って21世紀枠を狙っていましたがベスト16で終わってしまいました。今度の夏は必ず甲子園の切符を掴み取ります。《匿名希望》