この指とまれにとまれない子
地震から 458 日目
豪雨から 194 日目
今日は石川県高等学校長協会の会議がありました
協会の会長は金沢泉丘高校の岡橋勇侍校長先生
岡橋先生の初任校は輪島高校
発災以来ずっと被災地に心を寄せてくださっています
とにかく話題が豊富な方で
いつも涙あり笑いありのご挨拶をくださいます
今日最も心に残ったのは
「この指とまれにとまれない子」
を大切にしようというお話
「この指とまれ」と言ったとき
輪に入れずにポツンといる子
私が教師を志した気持ちを思い出させてくれました
大学生の時
塾の講師のバイトをしていた頃の話です
いわゆる進学校を受験する中三生の担当は
優秀な医学生のバイト
私は勉強も部活も好きではない
親に言われてイヤイヤ来ているような
学校に行くのもイヤな
この指にとまれない子たちのクラスでした
それでも
「先生ちょっと勉強好きになったよ」
とか言ってくれるようになって
受験の2日前
「高校行ったら部活にも入ってみようかな」
「先生明日も塾来るね」
「最後まで教えてね」
と別れたのでした
ところがその子たちとは
二度と会うことができませんでした
あくる日塾へ行くと
「その子たちのクラスは今日は休みにしました」
家で勉強しなさいと帰したみたいです
受験前日はいわゆるトップクラスの子に
全勢力を注ぐのが塾の経営方針でした
それ以来
指にとまれない子のために何かしたい
教職の道を志すようになったのでした
【被災地に電気が灯るまで】第11回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
第10回では
「ボルタの電堆」が人類初の電池であるとして
掲載している教科書があること
しかしそれには問題があるということを書きました
今日はどこに問題があるのか学んでいきましょう
「オーパーツ」
それは時代や文化に合わない
「場違いな遺物」や「人工物」のこと
たとえば
ボリビアのエルフェルテ遺跡にある
UFOの発射基地らしき遺跡
https://corona.shin-dream-music.com/participation-alien/
実際には宗教施設ではないかと言われています
たとえばラスコー洞窟の壁画
https://newt.net/fra/mag-887644122960
壁画自体はこの時代にあったとしても
特段不思議はないのですが
謎その1は
洞窟の奥深く酸素の薄いところに描かれていること
酸素不足の朦朧とした状態で描いたから
これだけ芸術的な作品に仕上がったのだ
という説もありますが
謎その2は
洞窟の奥深く真っ暗な場所に描かれていること
すすが全くついてなくて
火を焚いた痕跡がないのです
電気でもあれば別ですが
いずれにせよ
外に出て狩りをしてなんぼの時代に
真っ暗な洞窟にこもってこの作品を仕上げた人は
人類初の引きこもりでは?とも言われています
「3年寝太郎」のように
大器晩成の物語もあることだし
同じ内容を同じ学年で学ぶ今の教育システム
見直してもいいんじゃないかなと
個人的には思っています
たとえばツタンカーメンの黄金のマスク
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/2318/
金箔を叩いて薄くして貼り付けたと思われますが
電気を使って金メッキしたような美しさです
この時代に電気があったはずもないし…
電気がないと無理なような
たとえばピラミッドの中から見つかったこれ!
陶器製の器に銅と亜鉛の棒が突っ込んであります
賢明なみなさんはお気づきですね
まさに「ボルタの電堆」ではありませんか
でもテレビも冷蔵庫もない時代になぜ電池?
何に使うの?
あ!?
これがあれば
ツタンカーメンの謎も
ラスコー洞窟の謎も
一気に解けるではありませんか
これこそが「ボルタの電堆」が
人類初の電池ではないという根拠です
また
坪村 宏 大阪大学名誉教授は
「ボルタ電堆」は
実際には非常に複雑な現象を含むものであり
また安定した起電力を保つことも難しいものであるから
従来の教科書の「ボルタ電堆」の説明には誤りが多く
化学教育上必要のない末梢的な記述が多いとして
高校化学の教科書に掲載することに反対されています
ただ私は面白いので
今日の話を
電池の単元の導入に利用していました