日本人が死よりも恐れるもの

249日目

 

9月5日

今日はQUEENのボーカリスト

フレディ・マーキュリーの誕生日です

ご存命なら78歳だとか

 

私が始めてQUEENを聞いたのは

フレディの死後に発表されたアルバム

「Made in Heaven」でした

 

「天国から」と名づけられた

このアルバムは

生前フレディが残した歌声に

残されたメンバー

ブライアン・メイ

ロジャー・テイラー

ジョン・ディーコンにより

楽器がオーバーダビングされ

つくられました

 

アルバムのジャケットには

レマン湖のほとりに立つ

フレディのシルエット

 

そしてその裏には

湖の対岸から彼を見つめる

残された3人の後ろ姿があります

 

「彼岸」という言葉を連想させる

このCDのデザインも含めて

「Made in Heaven」という芸術になっています

 

そしてそれが形として

時を越えて今手元にある

被災した我が家から拾い出してきました

 

傷だらけになったけど宝物です

これが配信音楽にはない

レコードやCDの魅力です

 

死の直前まで

病棟を抜けて振り絞って歌った声には

神々しささえ感じます

「Mother Love」は

フレディが最後まで歌いきることができなかったため

最終コーラスはブライアンが歌っています

 

歌詞カードには11曲までしか書かれていませんが

隠しトラック?

12曲目にはたぶんフレディの肉声

そして「13」曲目には22分にも及ぶ

なんとも不思議な音が流れ続けます

私はこれは天国をイメージし

そしてリボーンを暗示しているもの

と勝手に解釈しています

1曲目「It's a beautiful day」の

イントロにつながっているような

感じがしてならないからです

実際どうなんでしょう?


さて文化放送の「今朝の三枚おろし」で

武田鉄矢さんが

興味深いことをおっしゃっていました

「日本人は死よりも遅れることを恐れている」

というものです

 

なるほど

そういえば死ぬ夢で

うなされたことは一回もないけれど

学校に遅れる夢や

電車に遅れる夢や

〆切に遅れる夢で

目を覚ますことがよくありました

確かに遅れることを異常に恐れていました

 

過去形なのは

発災以来みていないから

 

夢占いを見てみると

遅刻の夢は

諦め

後ろ向き

面倒

の象徴だそうです 

 

寝坊による遅刻の夢は

準備不足による心の焦り

 

乗り物に乗り遅れる夢は

過去のチャンスをつかめなかった事への後悔

 

学校への遅刻は

規則や束縛からの逃避

 

なんだそうです

 

たしかに

諦め 後ろ向き 面倒

の気持ちを今棄てきっているから

だから遅刻の夢を見なくなったんですね

地震がくれた

いい心の変化です


5日(木)22:00~

NHK「SONGS」総集編で

ゆずさんが輪島高校にきてくださったときの様子が

放送されます