卒業
地震から326 日目
豪雨から62 日目
この絵を見てください
昔SNSで拾った画像です
どのようにお感じになりますか?
下の方から伸びている
無数の階段やはしご
それらを使って
必死になって登ってきた
登り詰めた先で目にした風景は…
この絵のタイトルは「卒業」
高校や塾が用意した無数の課題
それらをこなして
必死になって登ってきた
合格した志望校
だけどそこで何をすればいいのか
そんな気持ちを表しています
そんな思いをされた方
お母さんお父さんの世代でも
結構いらっしゃるのではないでしょうか?
大学入学後のミスマッチを防ぐために
今様々な教育改革が行われています
生徒の意識も確実に変わってきており
このようなミスマッチは以前と比べて
少なくなってきているように思います
それでも
「僕はいい大学へ行きたいです」
「どんな大学がいい大学なの?」
「偏差値の高い大学です」
「そこへ行って何をしたいの?」
「別にありません」
「じゃあ、どうしてそこへ行きたいの?」
「親がそのほうがいいって言うからです」
今でもこのような光景が見られたりします
こんな子はかなりの高確率で
「卒業」の絵のようになってしまいます
保護者の方にぜひご理解いただきたいのは
偏差値の高い大学へ入りさえすれば
何とかなったのは
遠い昔の話であるということです
輪島の子たちは
階段を登り詰めた後の光景を
無理矢理見せつけられました
土地が4m隆起した
そのおかげで
階段の先にある景色を
ちら見できた感じです
明日の事すら見えない
そんな状況に置かれ
それぞれが自分の将来を
真剣に考え始めました
「街プロ」の活動を通して
自分がすべきことを見つけたり
「自分はみんなの役に立っている」
自己有用感が高まったり
OECDとの共創を通して
世界との距離が縮まったりしています
苦しいときこそ笑わなあかん!
今日の「大阪人の格言」
『懐中電灯で懐中電灯探すなよ』
【意味】
無駄なことはすな
発災以来ボランティアの方のお世話になっています
いろんな方がおいでます
「今度ボランティアに行きますから
その手伝いに生徒何人か貸してください」
なんで被災民がボランティアのボランティアせなあかんねん