けあらしの見える湾
地震から330 日目
豪雨から66 日目
通勤途中の風景です
能登半島の内湾
七尾湾の風景です
和倉温泉が湧き出ている関係で
冬でも海水温が高いです
お風呂の湯気と同じ原理で
海水面いっぱいに霧が広がる
「気嵐(けあらし)」が見られます
朝日と冷たい空気の織りなす
幻想的な風景です
そろそろ冬用のタイヤと
雪かき用のシャベルを
準備するようにとの合図です
ところでシャベルとスコップ
その違いはわかりますか?
私は雪かきなんかに使う大きいのを
シャベル
ガーデニングなどで片手で使うのを
スコップ
と思っていたのですが
関東へ行くと逆なんだそうですね
実はシャベルとスコップの違いは
JIS規格で明確に定められています
これによると
上部(ハンドルがついている部分)が平らで
足をかけられるものがシャベル
上部が丸く
足をかけることができないものがスコップです
豪雪地帯においては
先端が尖っているものをシャベル
平らなものをスコップと
使い分けるところもあるそうです
知り合いの土建関係者はこれを
「剣スコ」「角スコ」
と言って区別しています
シャベルは英語が語源
スコップはオランダ語が語源です
どちらが古いのかは明確にはなっていませんが
江戸時代にはすでにスコップという言葉が
使われていたという記録が残っています
語源で見ると
shovel
シャベルの語源がこれ
scoop
スコップの語源がこれです
trowel
ガーデニングなどに使われるものは
別の呼び方をします
「数学なんて何の役に立つの?」
この質問に対して
「数学はシャベルなんだよ」
とお答えになる先生がいらっしゃいます
「シャベルそのものはおもしろくもなんともない
でもそのシャベルを上手に使うと
宝物を掘り出すことができるんだ」
だとすると
道具をもっているかいないかで
大きな差になりますね
「100円のお菓子 3つでいくら?」
と言う問題に対して
「3 ✕ 100 = 300」と答えて
✕ をつけられた子どものお母さんが
「納得がいかない!」と
SNSに怒りの投稿をされているのを見ました
手段はどうあれ
いちはやく効率的に答えにたどり着く
そんな労働力が必要とされた
高度経済成長の昭和の時代なら
100×3 でも 3×100 でも
正解ならどちらでもよかったのです
ところが知識のみに頼る仕事は
全てAIがやってくれる
人間にしかできない創造的な仕事が求められる
これからの時代においては
手段や方法だけでなく
物事を本質的に理解する
そんな力が求められるのです
100 ✕ 3 = 100 + 100 + 100
であって
決して3が100個あるのではないのです
そのことを
✕ をつけた先生は言いたかったのです
投稿されたおかあさん
学校にクレーム入れていなければいいなと思います
教員志望者の数が近年どんどん少なくなっています
その最も大きな原因は
理不尽な保護者からのクレーム対応です
さきほどのケースのようなときは
「納得いくまで先生に聞いておいで」
とぜひ背中を押してあげていただきたいのです
保護者が先生にクレームを入れて
✕が〇に覆されたとしても
あとに残るのは保護者の自己満足と
「困ったことは親に言えばなんでもしてくれる」
と安易に考える甘ったれた子どもだけです