ウルトラマンAの最後の言葉

地震から 504 日目

豪雨から 240 日目

 

輪島市を国道249号線沿いに

半島の先端に向かって走ると

御陣乗太鼓の里

南志見があります

「なじみ」とよみます

 

 

 

 

 

 

石碑の左後ろ

折れた鳥居に象徴されるように

地震に引き続き洪水でも

大きな被害を受けた地です

 

 

 

 

 

 

こちらは隆起してできた新しい海岸線

これが全て海の底だったなんて

信じられますか?

 

 

 

 

 

 

洪水で流されてきた木がうずたかく

洪水の凄まじさを物語っています

 

 

 

 

 

 

御陣乗太鼓を奉納していた神社も

なすすべもなくそのままの状態です

 

 

 

 

 

 

それでもそこには

復興に向けて力強く歩き出している

人々の営みが確実にありました

 

 

 

 

 

 

ここは南志見市場

今日はここでフェスティバルを

行っていました

 

 

 

 

 

 

本校からもダンス部の生徒達が

ステージで盛り上げました

 

 

 

 

 

 

「街プロ」のカフェグループが

コーヒーを振る舞っていました

 

 

 

 

 

 

能登高校さんの

書道パフォーマンスの作品も

展示されていました

 

 

 

 

 

 

こちらは「リラク&カイロ眠明」の

山下明美さま

 

 

 

 

 

 

被災民はもとより

支援の方にも

ここちよい安らぎを提供されています

 

 

 

 

 

 

そしてなんと

ウルトラマンA(エース)の北斗星司隊員

高峰圭二氏のトークショーがありました

私の子供時代ドンピシャの

ウルトラマンシリーズです

諸星弾がウルトラセブンに

郷秀樹が帰ってきたウルトラマンに

変身するのとはちょっと異なり

ウルトラマンAは

北斗星司と南夕子の男女ふたりが

リングを併せることによって変身するという

子供ごころになんとも

照れくさいような嬉しいような設定でした

 

ウルトラマンAは

地球での任務を終え

M78星雲に帰っていくとき

「やさしさを失わないでくれ

 弱い者をいたわり

 互いに助け合い

 どこの国の人達とも

 友達になろうとする気持ちを 

 失わないでくれ 

 例えその気持ちが何百回裏切られようと

 それが私の最後の願いだ」

と言い残します

 

そのことを髙橋氏の言葉で

今日は直接聞きました

もしかして

知らず知らずのうちに

こころのどこかに

すりこまれていたのかもしれない

そんな思いになりました


【今日のじょーおこらいえ】

生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を

紹介するコーナー

 

今回は3月5日「怖い話」を読んで

「地震からもう430日も経っていることがわかり

 月日が過ぎるのはとても早いと思いました

 『〇〇万円を全生徒にお配りしたい

 我々は指定された金融機関に直接振り込む』

 と申し出があったことが書かれていました

 お金をもらえるのだったら自分も即申し込むし

 すぐ騙されると思います

 地震があって

 空き巣に入られてるところもあったし

 家まで来て

 『鉄など売って欲しい』

 などと言われたこともあります

 少し怖いと思いました

 『人生に対する感謝』という言葉が

 私はすごくいいと思いました

 これまで当たり前と思っていた

 授業や友達と遊ぶこと

 地震が起きてはじめて気づきました

 それは当たり前じゃないことがわかりました」

            《匿名希望》