勇気の蒟蒻芋

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豪雨から 202 日目


【被災地に電気が灯るまで】第17回

 発電と電池の仕組みについて学び

 エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー

 

第15回で

原子に電子が入ってくると

『マイナスイオン』を生じるということを学びました

 

この『マイナスイオン』という言葉

よく耳にしませんか?

『マイナスイオン』発生機能付きの

空気清浄機やエアコンそしてドライヤーなどです

 

そして

「『マイナスイオン』が多くなると

 人体の生理作用が快調となり

 自然治癒力が高まって細胞を活性化します

 緑の多い高原や田園地帯などで療養すると

 病気が治るのはそのためです

 この場合の『マイナスイオン』とは

 大気中の原子に電子が付いて

 マイナスに帯電したものを指しています」

 

とっても素敵なものらしいのですが

「え?その電子どこから来たの?」

とずっと私の頭の上には

「?」がいっぱい浮かんでいます

 

なんか騙されているような気もするのですが

 

ノーベル物理学賞を受賞した

レナード博士によって実証された

『レナード効果』によるものなのだそうです

 

と言われるとどうやら私の無知のようです

よし調べてみよう

 

「滝や海の水しぶきが衝突して細かい水滴になると

 その過程で空気中に電子が放出され

 マイナスイオンが生成されます」

とのことですが

放出した方はプラスイオンにならないのかな?

 

また別の説明では

「水が細かく粉砕される時に

 空気分子からプラスの電気が奪われて

 マイナスに帯電する現象を指します」

プラスの電気?

陽子のこと?

そういえば陽電子って言葉も聞いたことがあるな

 

最近ではググると

「AIによる概要」 と表示された説明が

真っ先にヒットするので

お陰様でなんでも疑る習慣が

身につきつつあります

 

お!?

ようやく納得できる説明が

「水が急激に微粒化した時に

 大きい水粒子はプラスに帯電して落下し 

 小さい水粒子はマイナスに帯電して

 周りの空気をマイナスに帯電させる」

 

ということは

滝の周りは

「マイナスイオン」いっぱいで

身体にいいけど

滝壺は「プラスイオン」だらけで

身体に悪いのか?

なら滝行はどうなる?

 

新たな疑問です   


【今日のじょーおこらいえ】

校長ブログを読んで生徒が書いてくれた感想を

紹介するコーナー

 

今回は3月6日「久々の調理実習」を読んで

「豚汁は老若男女問わず大人気ですよね

 私も豚汁が大好きです

 豚汁は家庭や地域によって材料が違うらしいです

 私の中での豚汁の具材は

 豚肉 糸こんにゃく(または長方形のこんにゃく)

 ネギ(小さい時もあれば大きい時もあります)

 ごぼう 人参 玉ねぎ えのき 里芋 大根 白菜です

 味付けは出汁入りの味噌にしています

 豚汁について歴史とか場所とか

 少し興味があったので調べてみました

 豚汁に入れたい定番具材7選

 豚肉大根人参蒟蒻長葱里芋牛蒡です

 豚汁の起源には諸説ありますが

 平安時代から存在していたり

 鹿児島の郷土料理がルーツだったりする説があります

 薩摩藩で食べれていた牛肉入りの味噌汁薩摩汁である

 と言われています

 豚汁の読み方は地域によって

 『とんじる』と『ぶたじる』に分かれます

 地方によって具材も違います

 北海道はバター

 島根県は酒粕

 高知県は生姜

 宮崎県は柚子胡椒と地方の特産品を入れるそうですよ

 また関東は赤味噌 関西は白味噌違うことが多いそうです

 最近サツマイモを入れたら

 もっと美味しくなることに気づきました

 サツマイモの甘さが豚汁にすごく合っています

 豚汁は寒い季節の時に食べるのが好きです

 体から心までポカポカと温まります

 お母さんが作ってくれる豚汁が大好きです

 一緒に買い物してワイワイとお話ししながら

 豚汁を作るのが大好きです

 今度ひとり作って

 いつも頑張っている人たちに

 まかないできたらいいなと思っています

 おいしいと思ってくれますように」

             《匿名希望》

 

エッセイ風にまとめ上げてくれました

ところで蒟蒻ってすごい食べ物ですね

「初めてナマコ食べた人って勇気あると思うわ」

という話をよく聞きますが

私は蒟蒻の方がすごいと思います

 

とても苦くて食べられない蒟蒻芋

食べると痛みを伴い

最悪呼吸困難で死に至る毒芋

すりおろして水にさらして

灰をまぶして固めて

そんなものどうして食べようと思ったでしょう

しかも特段味がするわけでもないのに

 

蒟蒻芋の苦味の成分はシュウ酸カルシウムです

他の芋にも含まれます

山芋が唇や手に触れるとかゆくなるのは

針状に結晶化してチクチクするからです

 

「山芋にかぶれたら酢で洗え」

というおばあちゃんの知恵があります

これはなぜか化学選択者のみなさんはわかりますか?

「弱酸の遊離」ですね

酢酸よりも弱い酸の塩であるシュウ酸カルシウムが

水溶性のシュウ酸に変わったからです

 

ところで「かぶれる」を漢字で

「気触れる」と書きます

確かにかゆいかゆいと掻くさまは

気が触れたようであります

 

蒟蒻芋の主成分は「マンノース」です

「マンナンライフの蒟蒻畑」です

これは「グルコース」などの糖分の仲間です

ところが人間は「マンノース」を吸収できないので

食べても太りません

それどころか「グルコース」などと結合する性質があるので

無駄に食べた糖分をいっしょに排泄させてくれます

ダイエット食品として重宝している理由です