花火三部作
地震から 390 日目
豪雨から 126 日目
昨日紹介した作曲家 弓削田健介さんの
合唱曲「フェニックス」
動画が届きましたので
みなさまにも共有させていただきます
「フェニックス」は
長岡と輪島の小学生の言葉を紡いで
つくられた詩に曲がつけられたものです
長岡の日本一の花火と
輪島高校生が打ち上げた復興の花火
そんなご縁もあります
弓削田健介さんは「能登地震」を受け
3曲の合唱曲を作曲しました
「フェニックス」「ゆめはなび」「HANABI」
https://yugemusic.com/special-hanabi/
珠洲でも夏祭りに花火を打ち上げたそうです
そのとき地震で亡くなった方への
メッセージを書いた紙を貼り付けて
夜空に大輪の花を手向けたのだそうです
真っ暗な夜空に光る花火の真ん中が
なんだか
大切な人のいる向こうの世界への入口にも見え
「僕らのまちは僕らでつくる」街プロ
当初から活動している2年生に1年生が加わり
新たな展開を見せています
様々な企業様からの援助もいただいています
たとえば大成建設様の支援を受けて進めている
「転生プロジェクト」
被災地の瓦礫に新たな命を吹き込むプロジェクト
当初は何をしていいかわからず
右往左往しているかに見えましたが
今では1年生や3年生も巻き込んで
卒業制作にまで広がっています
未来のお花を咲かせるために
世代を超えて花粉を運ぶ
ミツバチプロジェクト
これまでたったひとりで頑張ってきましたが
MROの原田幸子アナが
絵本でつながろうと寄り添ってくださることに
頑張る人のもとには
人が集まってくるんですね
これが探究活動の醍醐味です
さて今日も新たな企業様が
学校にいらっしゃいました
生徒たちの思いと
企業様の思いの
シナジー効果に期待します
まずは会社の概要を説明していただきました
この会社ではどのようなことをやっているか
そしてどのように未来に繋がっていくのか
生徒たちは真剣に耳を傾けていました
自分たちの活動において
どういった部分にご支援いただけるか
あるいはどのように共創できるか
生徒から活発な質問がされました
「僕たちは
ジムを作りたいんです
被災民が元気になるための
力になりたいんです
何かアドバイスをいただけますか?」
「私はジムが嫌いです
あんな狭いところで走って何が楽しいのか
外で走った方がよっぽどいい」
とガツン!
地震で壊された道路は危険で
とても走れる状況ではありません
だからこそ室内で走れる施設をつくりたい
それなのに…
被災地の状況が正しく伝わっていない
新たな社会課題に生徒は気づきます
さらには
自分たちがジムを作れば
みんなが喜んでくれると思っていたけど
そうじゃない人もいる
これも新たな視点です
じゃあそんな人を巻き込んでいくにはどうすればいいか?
それを考えるのが探究活動の狙いです
決して目に見える結果だけで評価してはいけません
「僕たちはエネルギー問題に取り組んでいます
今輪島のまちは街灯が全て倒れ
夕方5時を過ぎたら真っ暗です
太陽光パネルで
まちを明るくしたいんです
何かアドバイスをいただきたいです」
「太陽光パネルには耐用年数があって
今運用しているのは寿命がきていて
その処分に困っている
だからただ作ればいいというものではない」
とふたたびガツン!
処分しなくていい太陽光パネルを作ればいい!
あるいは不要になったパネルを活用できないか
誰もできていないのならチャンス!
生徒のみんなにはそう考えて欲しいのです
そんなさまざまな気づきのある
とても有意義な時間でした