100日で死ぬワニ

地震から357 日目

豪雨から93 日目

あと100日

 

震災後

日常ではない日常が続いていて

通常の学校運営ではありえないことが

次から次へとおこって

そんな中

先生方は

生徒の学びのために

できることを

一人ひとりが真剣に考え

そしてやがて一年が経とうとしています

 

若い先生方もずいぶん成長してきました

そんな自慢の先生方を

これから少しずつ紹介したいと思います

 

まずはは商業の木村先生

ご出身は福井です

今年新規採用で全く知らない土地

それも被災地への勤務

被災地の子たちに

できる限りのことをしてあげたいと

ビジネスコースの生徒達を中心に

寄り添ってくれています

生徒も真剣に応えようとし

資格取得に向けて前のめりにがんばっています

「今はわからなくていい

 難しくかんじてもいい

 でもいつの日か

 このことを言っていたんだなと

 伏線回収できる日がくるような

 そんな授業をしていきたい」

とレベルの高い授業を展開しています

 

「伏線回収」いい言葉ですね

私も授業をしていたころは

この「伏線回収」を意識した

授業づくりをしてきました

 

授業の中にところどころ伏線を張っておき

授業の最後の方にそれらが

網の目のようにつながって

生徒の目が輝くような

そんな授業を目指していました

 

木村先生は

将来において回収する

さらにスケールの大きな

「伏線回収」を狙っているのですね

 

それとは逆に

結論を先にバラしておき

そこに向けて展開していく

手法もあります

 

少し前に

「100日で死ぬワニ」という4コマ漫画が

SNSで話題を呼んだことがありました

1匹のワニの

なんでもなくて

それでいてかけがえのない

毎日の記録

100日後に死ぬことが明らかにされて

カウントダウンで進んでいきます

日本中が見守った100日間でした