羽田へ帰国

5月4日(日)18:00

 

14時間のフライトを終え

日本に帰ってきました

 

常に学ぶ姿勢の我々旅行隊は

帰りの航空機の中でも

「お散歩メガネ」です

日常のあらゆる場面に転がっている

学びの種を

教科のメガネで見て掘り起こします

非日常の場面だと種はさらに拡がります

 

往路つまり羽田からパリへ向かう便は

北極を通ったのに

帰りは中国を横切るように飛びました

これはなぜでしょう?

 

おそらく偏西風を避けるあるいは

利用するためではないでしょうか

 

往きは逆風となる偏西風を避けるように

しかも

これもおそらくロシア上空を避けるように

ベーリング海峡上空を飛びました

 

帰りは偏西風に乗って飛ぶために

中国上空を通ります

速度を見ても

往きは平均時速数百キロだったのに対し

帰りは時速千キロを超えていたので

ある程度当たっていると思います

 

ただ女性機長が離陸前に

「出発が1時間遅れたけど

 飛ばしていくから大丈夫よ!」

とアナウンスしていたので

もしかして本気を出して

飛んできたのかもしれません

ただフランス語のアナウンスだったので

聞き間違いの可能性は大いにあります

 

いずれにせよ偏西風に揺られながらの

高速飛行だったので

揺れること揺れること

 

機内で「タイタニック」の映画を

見ていた私にとっては

シーンに合わせて座席が前後左右上下に揺れる

「4DX」最新の体感型上映システム体験でした

しかも乗客全員が氷の海に投げ出され

亡骸が静かに漂うシーンになると

揺れがぴたりと止む念の入れよう

 

実は私がタイタニックを見るのは初めてでした

映画館で見れずビデオそれもVHSを買ったものの

当時忙しかった私は定年になったら見ようと

そのまま置きっぱなし

それが地震で倒壊した家の下敷きになり

もう観ることはないのかなと

思っていた今日この頃

本来定年になっていたはずのこの日に

偶然に乗った飛行機の中で

観ることになろうとは

 

地震の中を生かされてきた私にとって

一つひとつのシーンが痛いほど心に突き刺さり

まさに今の自分でないと感じることのなかったであろう

不思議な感覚で映画の世界に入って行くのでした


羽田空港に能登半島地震への

自動寄付自販機が

 

 

 

 

 

 

ありがたい話だなと

純粋に感謝の気持ちで見てみましたが

輪島市だけ寄付先からは

外れていました

設置責任者を見てなるほどと思いました