自然は不思議の宝箱
地震から 413 日目
豪雨から 149 日目
豪雪からほっと一息
「氷が溶けると水になります
では雪が解けると何になるでしょう?」
「答えは春です」
こんなお侠(おきゃん)ななぞなぞがありますが
今日は雪解けお散歩ワークショップです
雪解けをいろいろ科学の目で見てみましょう
まずはこんな不思議
雪は植物の周りから溶けていきます
植物は水を吸うから?
根の周りの水分がなくなると
その上の雪が溶けて吸い込まれていくから?
では植物以外ではどうでしょう?
仮説は否定されました
無生物の電柱の周りから溶けています
日差しを浴びた電柱がその熱を伝えるから?
植物にも体温があるということでしょうか?
ここで昔「美味しんぼ」で読んだ知識を思い出します
トマトに関する話
トマトの原産地はアンデスです
アンデスの気候に近づけてやると
本来持っていた生きる力を取り戻して
美味しいトマトができるのだそう
夏が旬のような気がしますが
日本で育てるには
冷涼なアンデスの気候に近い冬の方がよくて
乾燥した環境に近づけるため
水は極限まで与えない
そうすると茎や葉に細かい産毛が生えてきて
空気中の水分を吸うようになる
産毛には体温調節の機能もあって
健康なトマトの幹の周りは
ひんやりと空気が冷えているのだとか
雪国の植物は
自分の周りを温めて雪を溶かす力を
持っているのかもしれません
次はこんな不思議
凍ったままの雪は真っ白なのに
溶けかかった雪はグレーです
ということは?
空に浮かぶ雲の
真っ白い部分はしっかり凍っていて
グレーの部分は溶けかかっている
溶けたグレーの部分が
雨粒になって落ちてくると考えると
雨雲がグレーであることにも
納得がいきます