どちらにつこうかな?

地震から 426 日目

豪雨から 162 日目

 

地震そして洪水に襲われた輪島ですが

少しずつお店も戻ってきて

スーパーなどで買い物をすることも

できるようになってきました

 

とはいえ夜の7時に閉まってしまうので

先生方の買い物も大変です

 

部活動の練習は7時近くまで

その後職員室で残務や次の日の準備

そんな生活が日常化していましたが

それでは店が閉まってしまうので

退校時刻が早くなっているような気がします

 

先生方には

「遅くまで残ってお仕事している先生を

 熱心な先生だと評価する時代は終わりました

 私は

 夜遅くまで学校に残る教員を

 時間内に仕事を終えるための

 タイムスケジュールのできない無能教師

 と評価します」

と伝えてあります

 

かなり乱暴な言い方ではありますが

教員の命を守るためと

教員の成り手不足を解消するため

あえてそのように伝えてあります

 

以下の話は耳にしたことのある方も

多いと思います

 

 

 

 

 

 

この図はアメリカ軍が作った図です

帰還した戦闘機のどこに被弾しているかを

プロットしたものです

赤丸が被弾した部分です

このデータを元に

航空機の強化のために補強します

とはいえ機体はできるだけ軽量にする必要があるので

補強部分は最低限にとどめる必要があります

さて

どの部分を補強すればよいでしょうか?

 

軍が補強したのは

コクピットや主翼の付け根

つまり真っ白な部分です

 

たくさん被弾した真っ赤な部分ではありません

 

なぜか?

白い部分は被弾していないわけではありません

被弾した戦闘機は撃墜されて

帰還できなかったのです

 

私自身若い頃

日付が変わる頃まで仕事に追われ

翌朝は4時くらいに起きて出勤するという

今考えるとなんともバカバカしいことをしていました

 

帰宅途中に気がついたら

信号機のある交差点のど真ん中に

車を停めて寝ていたり

 

家に着いたと思って車を降りたら

全く見たこともない山奥だったり

 

たまたま被弾したのが

翼の先っちょの真っ赤な部分だっただけで

今こうして生きているのは

運良くコクピットを撃たれなかっただけの話です

 

ですので

今輪島のまちは

午後7時を過ぎると買い物ができない

だから仕方なく教員は早くに退校する

いい流れになっています

 

とはいえ閉店間際のスーパーのレジは

ごった返しています

 

生まれつきギャンブルに弱い私は

レジの選び方も本当に下手くそです

 

並ぶレジ並ぶレジなぜか回転が遅く

「レジどこに並ぶ?」問題に

直面しています

 

まず基本は

ついている人数の少ないレジに並びます

そんな時に限って前の人が

カートの下にもカゴを積んでいて

わんさか買い物をしていたりします

 

人数だけではなく

列についている人のカゴの中身も

チェックしなければならないことを学びました

 

列の人数とカゴの中身

双方をチェックした後に最適なレジに並んでも

なぜか自分の列だけ進みが遅い

ようやく自分の番が来て

レジの方の名札を見たら「見習い中」

 

やはりベテランレジの列に並ばなければ…

新たな学びです

列の長さとカゴの中身そしてベテランのいるレジへ

あとひとりで自分の番

そのとき前の客と店員が顔馴染みだったらしく

事もあろうに世間話を始めてしまいました

「無駄話をせずに仕事しろ」と言えない

気の弱い私は一緒に相槌を打っていたり

 

列の人数とカゴの中身ベテラン店員に

列の前におしゃべりそうなおばちゃんがいないこと

今度は完璧です

ことのほかスムーズに進み

よしよしとほくそ笑んでいると

前のお客さんのカゴの中に

バーコードのついていない品があったらしく

「ちょっと確認してきます」

あれあれ店員がどっか行っちゃいました

 

そうこうしているうちに

遠くのレジでは

「お次お待ちのお客様こちらどうぞ!」の声が

空きレジにヘルプが入ったようです

 

次回は空きレジの隣に並んでみようと思います

 

闘いはまだまだ続きそうです