野球が繋ぐ笑顔の輪

地震から 457 日目

豪雨から 193 日目

 

岡山から金光学園高校の野球部のみなさんが

来てくださいました

 

6月に岡山まで招待してくださり

それ以来の再会となります

 

 

 

 

 

 

被災地の様子を案内しました

 

 

 

 

 

 

保護者のみなさんが

肉まんをごちそうしてくださいました

 

 

 

 

 

 

明日は遊学館高校さんと星稜高校さんと練習試合

そしてあさって輪島高校と練習試合です


【今日のじょーおこらいえ】

校長ブログを読んで生徒が書いてくれた感想を

紹介するコーナー

 

今回は卒業式の日のブログを読んで

 

「私は卒業式の時にこの話を聞いてとても感動しました

 東日本大震災で新一年生たちの新しいランドセルは

 一度も使うことなく津波に流されてしまって

 そんな一年生たちには新しいランドセルが贈られたのに

 お母さんが土砂の中から見つけた傷だらけのランドセルを

 六年間使い続けたこの子は

 本当に家族思いで純粋なんだと思いました

 私は正直地震なんて他人事にしていました

 自分たちのところには

 そんな大きな地震なんてこないだろうと思っていたし

 輪島は地震が少ない街ではないので

 少し位の揺れなんで何十回も経験してきて

 地震をなめている部分もありました

 でも実際に自分たちが経験して

 たくさんのものを失って

 自然災害の恐ろしさを知りました

 だからこそ

 ご飯が食べれる嬉しさや

 水が出るありがたさに気づけたんだと思います

 能登半島地震を経験していない私だったら

 ランドセルの話を聞いても

 ただ聞き流すだけだったと思います

 この地震を経験したからこそ

 この子の気持ちが本当にわかるし

 経験した人だけに得られるものもあると思うし

 この得たものが今後何かにつながっていくんじゃないかな

 と思いました

 これからももっと一日一日を大切にして

 過ごしていきたいと思いました」

 

卒業式の校長式辞

ちゃんと聴いていてくれたんですね

ほんとうに感想にも書いてあるように

地震を経験したからこそ得られた

心の成長ですね


【被災地に電気が灯るまで】第10回

 発電と電池の仕組みについて学び

 エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー

 

第9回では人類がそもそもどのように

電気の存在を知り得たかという話をして

ガルバーニのカエルの実験の話をしました

  

今日はイタリアの物理学者アレッサンドロ・ボルタの話

彼が研究を始めた頃

人々は電気についてよくわかっておらず

動物の体の中にあるものと思われていました

ガルバーニの実験で

2種類の金属を繋いだものを死んだカエルに繋ぐと

電気が発生して筋肉が動いたからです

 

ボルタはカエルの代わりに鶏肉で試してみました

亜鉛の板と銅の板で鶏肉を挟み

ふたつの金属を線で繋ぐと

やはり電気が発生しました

 

ボルタは今度は自分の舌で試してみました

やはり結果は同じ

しかも金属が溶けたような味がしました

 

そこでボルタが考えたことは

動物ではなく金属が電気を起こす原因ではないか

ということです

 

今度は肉の代わりに塩水にひたした紙で試すと

やはり電気は起こりました

電気を起こすのは金属と塩などの成分だったのです

 

このことは「ボルタの電堆」として

教科書には世界初の電池として紹介されていますが

そのことに異を唱える学者さんも少なくありません

 

それはなぜか?

また次回