「あたりまえ」の反対の言葉は?
地震から 398 日目
豪雨から 134 日目
宮城県多賀城高校での
「3.11メモリアル“Re-Dit”ミーティング」
2日目
今日はポスターセッションが行われました
北は北海道
南は鹿児島まで
全国から集まった高校生からの発表です
北海道室蘭栄高校さんは
津波浸水をコンピュータシミュレーションしました
北海道函館西高校さんは
形骸化した避難訓練からの脱却を考えました
北海道釧路湖陵高校さんは
建造物の配置と津波による被害の関係について発表しました
青森県立大湊高校さんは
下北BOUSAIネットワークに取り組んでいます
青森県立名久井農業高校さんは
農村の防災リーダーとなっています
青森県立八戸中央高校さんは
東日本未経験世代に向けたポスターを作りました
秋田県立由利高等学校さんは
高校での避難所運営について考えました
福島県立白河高校さんは
福島県の風評被害の現在について発表しました
福島県立磐城高校さんは
「今」を伝えるをテーマに発表しました
福島県立相馬総合高校さんは
震災を風化させない取り組みをしています
さいたま市立大宮国際中等教育学校さんは
災害と食や発電との関係について発表しました
横浜緑ケ丘高校さんの発表は
「東日本大震災は本当に終わったのか」
桜美林高校さんは
災害時に必要な情報について過去から学びました
輪島高校にも支援に来てくださった
大阪府立高石高校さんは
その視察で学んだ防災減災について発表しました
簡易トイレキットをみなさんにお配りしていました
公式キャラクター「トイレ小僧」のイラスト入りです
大阪府立富田林高校さんは
鋼球免震と心柱制度について検証しました
神戸大学附属中等教育学校さんは
継続的な防災学習の必要性について発表しました
兵庫県立舞子高校さんは
「みて学ぶ 防災パズル」を作りました
高知県立大方高校さんは
「未来を守るために」を考えました
鹿児島情報高校さんは
「国際交流を通して学ぶ創造的復興」です
宮城県内の高校からも
涌谷高校さん
石巻市弘文館高校さん
仙台第三高校さん
気仙沼高校さん
古川黎明高校さん
からの発表がありました
午後からは
津波伝承まち歩きスタディツアーです
災害科学科の2年生のみなさんが
ご案内してくださいました
関西の高校生と多賀城の高校生が
文化交流をしていました
「ミスド↗︎ ↘︎」か「ミスド→→」か
「スタバ↗︎↘︎」か「スタバ→→」か
喧々諤々楽しそうです
私も百均のダイソーは
「太陽↗︎↘︎」のように「ダイソー↗︎↘︎」か
「代走→→」のように「ダイソー→→」か
ずっと悩んでいます
関東では「マック」といいますが
関西では「マクド」と略します
フランスでも「マクド」と略すそうなので
関西はフランス文化圏ですね
多賀城の「おはよう靴下」という
言葉も教えていただきました
親指に穴の空いた靴下のことだそうです
イオン多賀城店です
店内にも津波が押し寄せ
大変な状況になったそうです
波の到達点を示す表示がありました
電柱には津波の到達点を示すシールを
多賀城高校の生徒さんが貼っったそうです
行政の許可をとったり
住民の理解を得るのに大変だったらしいです
駐車場の壁の白い横の筋は
津波によって付けられた傷です
この高さまで波が来たことを示しましす
「君をおきて あだし心を わがもたば
すゑの松山 波もこえなむ」
と歌われたすゑの松山です
(あなたを差しおいて
他の人に心を移すようなことが
もしあったとしたら
波が超えるはずがないといわれている
末の松山でさえ
浪が越すことでしょう)
という意味です
東日本大震災の時も
多くの方がこのすゑの松山に
避難されたそうです
発災時に津波が俎上してきた川です
最後は祈念モニュメントに手を合わせました
多賀城高校の防災科学科のみなさん
どうもありがとうございました
いろいろと勉強になりました
多賀城ではこうして次の世代への伝承が
確実に行われています
「あたりまえ」
そこにあるのが普通であること
そうじゃなくてそこにあること自体が奇跡的
つまり有り難きこと
それが「ありがとう」です