2016年3月の記事一覧

国連大学訪問

 3月28日(月)~29日(火)に国連大学を訪問し、グローバルな課題研究テーマを設定するためのヒントを探して来ました。2日目の東京外大とJICAの各コースには本校OB・OGが講師やガイドを務めており、未来の自分たちの姿のモデルとして、あこがれを抱いたことと思います。今まで勉強してきたことが目の前で活かされる楽しさを知った2日間でした。

【生徒の感想】
・英語での会話だったが、自分の言いたいことが伝わらない部分、相手の言いたいことが聞き取ることができない部分が多くあった。英語力を上げれば、もっと膨らんだ会話ができ、もっと興味深い話が聴けるであろうから、英語力を高めたいと思った。(東京外大コース)

・貧困で教育が受けられないということは負のスパイラルを生んでしまうものであり、それを改善する重要性が分かった。また、協力隊として現地へ向かったら、現地の方々と彼らの母語で交流しなければならないので、やはり言語の壁を乗り越える必要性を感じた。(JICAコース)

・ユニセフは「子供を支援する機関」というイメージしかなかったけれど、実際は村人と一緒に井戸や給水所、トイレを作ったり、保健センターで様々なことを教えたりと、発展途上国の子供達の生活を向上させるための様々な活動を行っていることがわかりました。(ユニセフコース)

模擬国連チャレンジプロジェクト

 12月12日(土)より土曜エクステンション講座の午後を利用して「模擬国連チャレンジプロジェクト」(今年度全5 回)を行っており、3月5日(土)に 5 回目(今年度最終回)を迎えました。このプログラムでは、本校 OB で京都大学法学部の山城さんを中心に日本模擬国連関西事務局の大学生が毎回、準備と指導を行って下さいました。

 第 1 回(12/12)は「核実験」、第 2 回(1/23)は「安
全保障理事国の追加」、第 3 回(2/6)・4 回(2/13)は「京都議定書」を議題として少しずつ、実際の模擬国連の形式を習得していきました。第5回ではこれまでの活動を振り返りながら、理想的な国際社会のあり方について議論を深めました。
それぞれが各国大使として、国益を代表しながら交渉の中で合意形成を目指す模擬国連で、多様な立場からものごとを捉える力、自分達の考えを説明しながら合意形成にもっていくためのコミュニケーション力などを身につけました。参加者達が、毎回とても熱い議論と交渉を重ねながら、どんどん成長していく姿が見られました。



<生徒の感想より>
 応募時の私は、人の考えを納得させる力があると過信していました。しかし、この企画を通じて、私の力は全く通じないと考えさせられました。模擬国連企画を通じて、自分の意見を主張するタイミングを計る力を得て、サポートでなく自分の意見を周りに納得させられるリーダーに成長したいと思いました。

 応募する前から、国際社会とか国連などに興味をもっていて、今回参加していく中で、国際社会の複雑さや国連の仕組みがわかってよかったです。これからの本格的な模擬国連で、説得力があり、論理的な意見を出して、上手く駆け引きしたいです。また、今の世界の状況、時事的問題、課題などを理解して、自分の夢を叶えるために生かし、視野を広げていきたいと思います。

SG探究基礎 1年校内プレゼンテーション大会

 3月1日に、1年生「SG 探究基礎」の校内プレゼンテーション大会を行いました。これまで1年生各クラスでは、4~5 人のグループで地域に根ざしたローカル課題を一つ設定し、秋以降研究を続けてきました。統計の講義でデータを活用させる方法を学んだ上で、新書・インターネット等から情報を収集し、考察をしました。また、地域の方々へのアンケートや聞き取り調査を行ったグループもありました。

 2月9日に行われたクラス内予選により代表に選出された各クラス1チームが、この日の発表に臨みました。代表選出後に修正や練習を重ね、学年生徒の前で堂々とした態度で発表しました。その後の質疑応答でも活発に意見を述べる姿が見られました。

 今回のプレゼンテーション活動で学んだ知識や技術を、2年生での課題研究に生かしてほしいと思います。



 最優秀賞 「外国人増加への対応」11H
  優秀賞 「難民~ホテルでの悲劇~」16H
  特別賞 「静寂と孤独の白山~白山市の若者流出を防ぐには~」14H