校長室より
澄心静慮
3年生の書写は、「澄心静慮」です。大変難しい漢字ですね。「ちょうしんせいりょ」と読むそうです。恥ずかしながら、私はこの言葉と初めて出会いました。
意味は、「心を澄ませ、物事を深く静かに考える」だそうです。3年生は、心を研ぎ澄ませ、静かに練習していました。気忙しい師走ですが、澄心静慮の時間も必要ですね。
はんだ付けと教育
3年生の技術では、ラジオを製作していました。はんだ付けの作業では、はんだが団子状になり苦労している生徒がいましたが、仲良く協力しながら製作を進めていました。
私が中学生のころは、男子は技術、女子は家庭だったのですが、今は、男女関係なくラジオをつくったり裁縫をしたりしています。時代の変化とともに、教育政策も変わっていきますね。
キューブを競う
校長室前のルービックキューブを触っている2人がいました。揃えることに挑戦しているのかと思えば、なんと、どちらが早く6面合わせるかを競っているとのこと。レベルの高い争いでした。しばらくして戻ると、すべてのキューブが揃っていました。大人の予想を超え、子供たちができることが増えていきますね。
百人一首 何首覚えてますか?
3年生の国語の授業で、百人一首をやっていました。みんな、真剣に札と向き合っていました。自分も遠い昔、何とか百首覚えようと努力したことがありました。でも、残念ながら挫折してしまいました。記憶力が不十分だったのか努力が不十分だったのか・・・。
以前勤務した学校に、すべての札を「決まり字」(「む」→「き」など)で取れる生徒がいて、びっくりしたことを覚えています。本校にもいるかも・・・。皆さんは何首覚えていますか?
ころべばいいのに
図書館の前に、図書委員のおすすめ本が展示されています。掲示板には、図書委員がおすすめする理由のプレゼンが掲示されています。楽しそうな本がいっぱいあるので、皆さんぜひ読んでみてください。
私は、ヨシタケシンスケさんの「ころべばいいのに」という本に惹かれました。本の題名はショッキングですが、人との関係に悩む心の葛藤が、楽しいイラストと共に描かれています。人との関わり方は、自分自身との向き合い方なのかもしれない・・・などと考えてしまいました。
絵本なんですが哲学的なので、皆さんもいかがでしょうか。
真綿色した・・
スタッフが大切に育てている職員室前のシクラメンのつぼみが、少しずつ大きくなってきました。そんな季節になりましたね。シクラメンと言えば、布施明を思い出すのは、私だけでしょうか・・。
来週あたり、真綿色した花が咲くかな?
自立した消費者とは・・
今日は、2年生の家庭科の授業を見学しました。「消費者の権利と責任」の単元で、消費行動を起こす場合、どのような情報が必要かを考える授業でした。
例えば、皆さんがバッグを買うとき、どのような情報が必要ですか? また、どのような点を重視して購入しますか?
「値段」「容量」「重さ」「デザイン」・・などがあげられると思います。また、人によってはデザイン重視の人もいれば、機能性を重視する人、ブランド重視の人もいると思います。
買い物をするとき、どのような視点で商品を見ればよいのか、どのような情報を得ればよいのか、とても大切なことだと思います。最近だと、Web上のコメント欄の★の数を見る人もいるでしょう。果たして、それでいいのでしょうか・・。
などを考える、興味深い授業でした。最近の視点としては、環境負荷やSDGsなどに対する企業の取組が、視点としてあげられるかもしれません。家庭科は、実生活と直結する教科です。2年生はどんなことを学んだかな?
冬の天気
夕方、東の空に、オレンジ色に輝く発達した積乱雲が見えました。思わず「竜の巣だぁ!」と叫んだのですが、近くにいた生徒は「それって何ですか?」と言われました。世代間ギャップでしょうか・・。
冬の積乱雲は、雷やあられ・雪などをもたらします。冬の日本海側らしい天気になってきました。皆様、冬支度はお済みでしょうか。正面玄関前のメダカ倶楽部も、越冬の準備に入らねば‥。
雪雷
外は冷たい雨やあられが降り、冬の装いですね。朝は雷も鳴っていました。亡くなった祖母は、冬の始まりの雷を「雪雷」と言っていました。近所の人は、「雪起こし」と言っていました。地方によっては「ブリ起こし」とも言うそうです。皆さんは何と言いますか。
本校のスタッフが、ツバキを持ってきてくれました。校舎内が暖かいせいなのか、つぼみがいくつかついていたのですが、日を追うごとに、どんどん咲き始めました。
寒いのはあまり好きではありませんが、季節の変化を楽しみながら生活していきたいと思っています。
皆様、温かくして過ごしましょう。
ほぼ皆既月食
先週の金曜日は、ほぼ皆既月食の日でした。
学校から、東の空に昇ってくる月を見ていると、徐々に欠け始めました。
理科教師の血が騒ぎ、ワクワクしながら天体ショーを見ていました。
近くにいたスタッフと話をすると、「今見える欠けた月と三日月はどう違うの?」など、楽しい「問い」が生まれていました。
自分で「問い」を見つけ、それについて調べたり考えたりすることで、学びが深まっていくと思います。
「どうして月食が起きるの?」
「月食が起きるときの月は満月なの?」
「月食と三日月は何が違うの?」
「皆既月食と、ほぼ皆既月食は何が違うの?」
皆さんは、ほぼ皆既月食から何を考えますか?
2年生国語 激論
2年生の国語の授業で、足れメロスを題材にしてディベートが行われました。ディベートのやり取りだけでは物足らず、延長して議論を交わしていました。かなりの激論の場面があり、司会が仲裁に入ることもありました。
中学校時代は、遠慮して自分の考えを発言しない生徒も多い中、バンバン発言していた生徒がいてびっくりしました。適切な問いと場を設定すれば、中学生も発言するんですね。これからの授業改善のヒントを見た気がしました。
今朝の虹も奇麗だった
今朝の出勤時の虹も、とても素敵でした。しかも2重に見えました。主虹と副虹というそうです(7色のグラデーションが逆になっています)。
分校あたりで思わず車を降りてパチリ。虹に向かって出勤する感じでしたが、いつまでたってもその下をくぐれませんでした。おもしろいですね。
2時に虹
今日の午後、1年生の教室前の廊下を歩いていると、北北東の空に虹が見えました。思わずパチリ。それを見ていた1年4組の生徒が、「2時に虹や!」と声をかけてくれました。時計を見ると本当に2時。「おもしろい!」と思い、時計もパチリ。
1年4組の生徒はさらに、「今日の東和中ブログはこれや!」と付け加えてくれました。
ホームページのネタのことまで気にしてくれて、本当に感謝しています。1年4組の皆さん、ありがとう。
心がホッとする午後のひと時でした。
オリオン座の季節
昨日の晩、寝る前に東の空を見ると、とんでもなく美しい星空が見えました。オリオン座のベテルギウス、おうし座のアルデバランやすばるが、澄んだ空気を通して夜空に瞬いていました。昨晩は三日月であり、早々に月が西の地平線に沈んだので、夜空の星の美しさが際立っていました。(最近は、スマホのアプリを使えば、星座や星の名前が簡単にわかります。)
夜空の星を見ながら宇宙に思いを馳せていると、自分がいかに小さな存在であるかを考えてしまいます。広い宇宙で、ほんの一瞬だけ地球に現れた自分という存在はいったい何だろう・・、自分は宇宙の一部なのか・・、などと考えているうちに、眠気に襲われました。
冬は、空気が澄んで夜空の星がより美しく見えます。皆様もぜひ、寒さ対策をして夜空を見上げてみてください。
難しいことは考えず、美しい夜空に浸りましょう。
オリオン座をスマホで撮ったのですが・・・(-_-;)
自分の花を咲かせよう!
文化祭の企画でつくった桜のモニュメントです。一つ一つの花びらに、未来に向けた自分へのメッセージが書かれています。学年ごとに、3本の夢の桜の木ができました。このモニュメントのように、一人一人が自分の花を咲かせることができるといいですね。
「自分の花を咲かせよう!」私の好きな言葉の一つです。
加賀市一望
休日に鞍掛山に上ってきました。
途中、かなりの急斜面があり、足がパンパンになりながら登りました。へとへとになりながらも、ふと見上げると、所々紅葉した美しい山が見えました。
頂上では、「この辺が東和中校下かなぁ・・」と思いながら、白山から日本海までの眺望を堪能しました。
鞍掛山は、二こぶが特徴的な山で、馬の鞍に似ていることからこの名がついたようです。本校からは、北陸新幹線の高架越しに二つの頂が見えます。
加賀市は、日本百名山で有名な深田久弥を生んだ街です。加賀市を知るうえでも、近隣の山に登るのは大切なことかなと思っています。ほかにもいい山があったら教えてください。今度は、富士写ヶ岳に登ってみようかな。
中間テスト みんなできたかな?
本日、中間テストがありました。生徒たちは、5教科のテストの問題に、真剣に向き合っていました。テスト後、「あの問題どう答えた?」とか「難しかった」「だいたいできた」など、様々な声が聞こえてきました。
いくつになっても、テストを受けるのは、いい感じがしません。特に、十分に準備していないときは、そのように感じます。準備してこなかったことに対する後悔の念や、自分の力があらわになってしまうと感じるなど、負の感情が強く出ます。(この年になっても、時々、まったく準備していないテストを受けて、頭が真っ白になる夢を見ます。長年テストに悩まされてきたんだなと感じます。)
逆に、しっかりと準備して、自信を持って臨むテストは、「よーし、やってやる」という気持ちになるし、結果も楽しみになります。
生徒のみんなは、どうだったかな?
心温まるニュースを見つけました
鹿児島県の南日本新聞に心温まる記事があったので紹介します。
記事のタイトルは、『「ありがとうを伝えたい」道に迷い泣いていた90歳。案内してくれた2人の優しい女子生徒を探しています』というものです。
内容は次の通りです。
1人暮らしのAさん(90)。視力や聴力が弱く、つえをついてゆっくりとしか歩けない。残暑が厳しい9月のある日、書留を受け取るため鹿児島の郵便局にバスで向かった。
駅に着いたが、バスが止まった西口の利用は初めて。なかなか郵便局にたどり着けず、不安と疲労で涙を流しながら歩いていると、高校生とみられる2人連れの女子生徒が声を掛けてくれた。2人は「郵便局は反対方向ですよ」と、歩くのもままならないAさんを抱えるようにして駅まで案内。様子に気付いた駅員が「あなたたちは学校に行きなさい」と引き取り、車いすで郵便局まで連れて行ってくれた。駅には後日、出向いてお礼ができたが、生徒の学校が分からないという。
Aさんは南日本新聞社に相談。「心優しい2人のおかげで無事郵便局にたどり着けた。ぜひ会ってお礼を言いたい。学校にも感謝したい」と話している。
私は、この記事を読んで、女子高生の行動、駅員の行動、そしておばあちゃんの気持ち、どれも思いやりや愛にあふれているなと感じました。
本校生徒も、登下校の際に、たくさんの地域の方と出会うかと思います。挨拶をしたり道を譲ったりすることもあると思います。その時、どのように接しているでしょうか。もし、みんなが優しいい気持ちで接したり行動したりしていれば、みんなも地域の人も温かい気持ちになると思います。
東和中での生徒会活動や行事を通してみんなの心がますます成長し、学校においても地域においても、心優しい東和中生であることを願っています。
コロナ禍で、中学生が地域と関わることが少なくなっています。しかし、地域に育てられている中学生が地域に貢献することは、とても大切なことだと思っています。これからも、そのことは伝えていきたいと思います。ただ、まだまだ未熟なところもありますので、温かい目で見守ってください。
学校だより あすなろう5
2学期も中盤を迎え、体育祭や修学旅行・遠足など、大きな行事が続いています。生徒会やリーダー会が中心となって、学級や学年をリードしてくれています。また、学校全体を引っ張ってくれる3年生の力強い姿を見ると、頼もしい限りです。自律・共生・貢献というキーワードのもと教育活動を行っていますが、行事を通して、生徒一人一人がその実現に向けて取り組み充実している様子が見られます。
次の大きな行事は文化祭です。今、生徒会を中心に企画を練っています。生徒たちが夢を持てる、夢を語れる文化祭になるよう、職員一同支援してまいります。ご期待ください。
学校だより あすなろう第5号 → 東和中学校学校だより 5.pdf
見た人はいますか?
今朝、分校や動橋の地区は、霧に包まれていました。私が出勤した際も、かなり濃い霧が立ち込めていました。慎重に車を進めていると、少しずつ霧が晴れて青空が見えてきました。
その時です!! 空に白いアーチのようなものが見えてきました。
最初は「不思議な雲だな・・」と思っていましたが、雲にしては形が整いすぎている・・。
「えっ、あの形はまさか虹? でも白いけど・・」
驚きと興奮が冷めやらず、思わず車を安全な場所に止めて、写真を撮りました。
後からネットで調べると、霧が出た際に稀にみられる白い虹「霧虹」という現象だとわかりました。めったに見られない現象だそうです。なぜ白いのかというと・・・(追求してみてください きっと深い学びにつながります)。
虹といえば七色のレインボーカラーだと思い込んでいたので、大変驚きました。
職場のスタッフに写真を見せながら伝えると、「すごい、何かいいことあるかも!」という方と、「うわっ、何かの前触れ?」という方がいて、面白いなと思いました。同じものを見ても、人によって感じ方が違うんですね。私は「なぜ白いんだろう?」と思いました。
激レアな現象と遭遇し、朝からかなり興奮しました(理科教師の血が騒ぎました 笑)。皆さんは見ましたか?
授業力を鍛える
本日、若プロ(人材育成)の一環として、優れた授業のDVDを視聴し、自己の授業改善につなげる取組をしました。若手教員が3つのグループに分かれ授業DVDを視聴し、授業構成や教師の声掛けなどについて議論しました。このような研修を通して、教師一人一人の授業力を、更に向上させていきたいと思います。
サッカーの授業
1年生の体育の授業は、サッカーでした。秋晴れの下、元気な声がグランドに響いていました。
私も以前、サッカーをしていました。マラドーナが全盛期のころです(かなり古い・・)。そのころJリーグはなく、日本代表チームのほとんどが、実業団の選手でした。海外のプロサッカー選手はあこがれの的でした。今は、Jリーグもありますが、日本選手がどんどん海外に進出し、日本代表のほとんどがヨーロッパのチームに所属しています。言葉も風習も体格も違う海外で活躍できてこそ、日本代表になれるんですね。時代は変わりました。
5年後10年後、東和中生徒はどんな世界で活躍しているのでしょうか。各家庭や学校・地域の中で育ち、そして、大きな世界に羽ばたいてほしいですね。可能性は無限大∞
月を見て思うこと
昨日は中秋の名月でした。中秋と満月が重なるのは8年ぶりだそうです。(中秋の名月が必ずしも満月ではないことを、恥ずかしながら初めて知りました。)
時々雲に隠れながらも、きれいな月でした。しばらくぼーっと眺めていました。
(ちなみに、「月が奇麗ですね」には、「I love you.」という意味があるとかないとか・・。夏目漱石が、日本人の奥ゆかしさを表現してそのように訳したとか何とか・・。)
写真を撮ろうとしましたが、月を撮るのは難しいですね。何とか、下のような写真が撮れました。
皆さんは、月を見て、何を思いますか?
変化を感じること 気にかけること
花壇のマリーゴールドの世話をして思ったことがあります。
「変化」の感じ方には、二通りの感じ方があるということです。
一つは、毎日見たり触ったりすることで感じる日々の小さな変化です。花壇の場合、毎日水をまいたり、枯れた花芽を摘み取ったり、周辺の雑草を取ったりしながら、つぼみの変化や葉の力強さを感じることができます。
もう一つは、長い期間かかって起こる変化です。毎日見ていても気づかない変化が、久しぶりに見ると感じる場合があります。久しぶりに花壇を見た人が、「いつの間にか大きくなったね」と言ってくれることがあります。
教育や子育てについても、同じことがあるように思います。日々の生活の中で感じる子供の変化もあれば、長い目でみたときに感じる変化もあります。
花壇にしても子育てにしても、大切なことは、「気にかけること」ではないでしょうか。花壇の場合、気にかけることで変化に気づき、肥料を上げたり除草をしたりなどの対処することができます。子育ての場合、気にかけることで変化に気づき、声をかけたり、励ましたり、話を聞いたりすることができます。そうすることで、花々はより美しく咲き、子供たちは安心して成長できるのではないでしょうか。
毎朝、花壇のマリーゴールドを気にかけながら、生徒たちに声をかけていきます。
世間の選挙 本校の選挙 私の選挙
世間でも、いろいろな選挙の話がニュースを騒がせていますが、本校でも、来週火曜日に後期生徒会役員選挙があります。それに向けて、選挙のポスターが掲示されています。似顔絵が描かれていたり、やりたいことがかかれていたり、個性豊かなポスターになっています。
私事ですが、私が中学校時代、何度か生徒会役員選挙に立候補しました。しかし、ことごとく落選しました。今思えば、粋がっていた自分がいたような気がします。私のそんな部分を、有権者は見逃さなかったようです。何度目かの選挙の際、飾った自分を捨てて、素の自分で立会演説会に臨んだところ、その時初めて当選しました。ポスターを見ながら、そんな過去の自分の選挙を思い出しました(少し苦い思い出 (-_-;))。
立候補者の皆さん、皆さんのやる気が、東和中全体にポジティブな影響をもたらします。応援しています!!
日常の中に・・
体育祭が終わり、学校に日常が戻ってきました。生徒たちは、少し疲れた様子を見せながらも、一生懸命に授業や部活動に取り組んでいました。
学校には、体育祭や文化祭など非日常的な行事があり、その際、学校全体が盛り上がるとともに、生徒が大きく成長します。ただ、毎日繰り返される日常の中にも、大切なことがたくさんあります。貴重な1日を大切に過ごすことで、小さな成長が積み上がり、やがて大きな成長へとつながっていきます。
私事ですが、最近、この年になってプチ日記をつけるようになりました。4行ほどですが、その日にあった出来事や感じたことなどを書いています。簡単にですが、1日を振り返ることで、何かしら自分の成長につながらないかと考えています。続くように頑張ります。皆さんは、毎日続けていることは何かありますか。
朝の玄関前広場
職員による朝の検温が続いています。また、その横で、後期生徒会立候補者が、選挙運動を兼ねて挨拶運動を行っています。花壇のマリーゴールドも、登校する生徒を迎えます。いつも以上に、朝の玄関前広場がにぎやかで、明るい感じになっています。
誰にも同じように朝はやってきます。気持ちよく目が覚め、元気いっぱいの朝もあれば、気にかかることが多く、足取りが重くなる朝もあります。できれば、多くの生徒や職員が前者のような気持ちで登校してほしいと願っています。そのためにも、誰もが行きたくなる学校を目指したいと思っています。どうすればそんな学校になるのか、なかなか難しい課題です。次から次へと重い荷物を背負い込まねばならず、足取り軽く・・とはいきません。しかし、時間はかかると思いますが、きっと実現するはずです。明日はどんな楽しいことがあるかな、と想像を膨らませながら、学校づくりを進めていきます。
秋の空
昨日、我が家では稲刈りをしました。晴れ間の見える曇り空で、稲刈りには絶好の日でした。夏の天候不順で土壌の状態を心配しましたが、多少のぬかるみの中、収穫作業をすることができました。
田んぼから見えた夕焼け雲が最高でした。秋らしく、空全体に様々な種類の雲を見ることができました。昔から、「秋は夕暮れ・・」といいますが、まさにその通りですね。
今年の中秋の名月は、9月21日だそうです。秋を楽しみましょう。
違いを力に
2学期の放送による始業式の際に話した内容です。
一人一人の個性が輝く、カラフルな東和中学校を目指します!
おはようございます。夏休みはどうでしたか。また、久しぶりの学校はどうですか。
1学期の終業式に、夏休みは新しいことに挑戦してほしいと話ましたが、何かに挑戦できましたか。1学期の終わりと少し違う自分を感じることができたなら、充実した夏を過ごせた証です。私も挑戦しようとしたことがありましたが、残念ながら途中で止まってしまいました。しかし、今のパナソニックという会社をつくった松下幸之助という方が次のように言っています。「こけたら立ちなはれ」 うまくいかなくても、また立ち上がって挑戦すればいいんです。人生は長い。私もまだまだ挑戦します。
2学期が始まりました。2学期は、体育祭や文化祭など、生徒が主体となって活躍する行事が企画されています。自律・共生・貢献というキーワードを意識し、自分にできること、みんなのためにできることを、しっかり考え実行してほしいと思います。
今、パラリンピックが開催されていますが、それを見て思うのは、選手一人一人が抱えている困難さを、一つの個性として認識し、逆に力に変えています。よく多様性といわれますが、一人一人違うことが大きなパワーを生み出しているように思います。パラリンピアンでなくとも、東和中の生徒も先生も、一人一人個性があり違いがあります。それをお互いが認め合い、それを生かし、みんなが居心地がよく、みんなが楽しく思えるようなカラフルな学校を創っていきましょう。
さて、新型コロナウイルスの感染が広がり、身近に迫っていることを感じます。毎日、県内でも多くの感染者の発表があります。2学期が始まっても、決して気持ちを緩めることなく、感染症対策を徹底していかなければなりません。部活動中止など、制限された学校生活となりますが、元気いっぱい笑顔で頑張っていきましょう。
稲刈りの季節
朝夕の風に秋を感じる季節です。
学校の周りでは、所々で稲刈りが始まっています。今年の夏は天候不順で、農家の方は、ずいぶんやきもきしたのではないでしょうか。我が家も小さいながら農家ですが、親父は「今年の夏はどんならん。」と多少のいら立ちを見せていました。最近は暑い日差しも戻り、何とか稲刈りができそうです。
学校は、充実の2学期を迎えます。学習活動や行事において、生徒を主役にしながら、我々はしっかりと支えていきたいと思います
「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」という言葉があります。
2学期も、おごることなく誠実に教育活動を実践してまいります。
コロナ禍で、先行きの見通せない日々が続き、授業や行事に変更が出てくるかもしれません。まだまだ不安と制限の中の生活が続きますが、よろしくお願いします。
生徒玄関前の花壇のマリーゴールドが、天候不順や雑草との戦いに耐え、ずいぶん大きくなってきました。オレンジと黄色の花が、生徒たちを迎えてくれます。
夏の終わり
夏が終盤を迎えています。夕暮れ時のヒグラシの声を聞くと、なんだか寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか‥。
学校では、本格的に2学期に向けた準備が進められています。新型コロナウイルスの感染状況が厳しくなる中、どのように授業を進めるか、どのように行事を運営するか、模索が続いています。全教職員で知恵を出し合い、前向きな気持ちで2学期が迎えられるよう頑張ります。
先週金曜日の夕方、夕日がとてもきれいでした。夕日がきれいなのは、大気中に適度に水分などが含まれているときのようです。雨上がりの夕焼けがきれいなのは、その条件に合うからですね。
原爆の日と新しいオリンピック
今日8月6日は、全校登校日でした。以下に、私の話の内容を掲載します。
おはようございます。夏休みも半分程度過ぎましたが、どんな風に過ごしていますか。
今日は8月6日です。76年前の今日、広島に原爆が投下されました。3年生は、平和学習で多くのことを学んだかと思います。原爆投下により、一瞬に何万人という人が亡くなり、さらには、後遺症によってずっと苦しんでいる人がいます。また、当時の戦争では、日本全体で何百万人という人が亡くなりました。
人は、なぜ愚かな戦争を繰り返してしまうのでしょう。戦争の悲惨さを知っているはずなのに、今でも、世界のどこかで争いが続いています。この後、平和学習がありますが、この機会に再度原爆や戦争について考え、平和の尊さを感じてほしいと思います。
東京オリンピックが続いています。一昨日見た女子スケートボード・パークで素敵な瞬間があったので紹介します。そこまでの演技で4位につけていた岡本選手が最終滑走者でした。世界ランキング1位の岡本選手は、ミスさえなければ逆転してメダルが取れそうでした。45秒間の最終演技が始まり、40秒ぐらいまでは順調に進みました。そして最後の瞬間、無難な技にしておけばたぶんメダルは取れたと思うのですが、岡本選手は大技に挑戦しました(挑戦というより、ルーティンの一部だったそうです)。そして着地に失敗、残念ながらメダルは取れませんでした。
しかし、演技が終わった後、多くの選手が集まってきて岡本選手を抱きかかえました。その選手たちに国境はありません。ただただ、最高の演技をしようとチャレンジした岡本選手をたたえていました。最初は泣いていた岡本選手も、仲間に担がれ笑顔になりました。
オリンピックはスポーツを通した国と国との闘いだと思っていたのですが、国を超えて、勝負を超えて、お互いをリスペクトする、こんな素敵な姿があるのかと感動しました。しかも、それを示してくれたのが、10代の若者達でした。
原爆の日とオリンピックから、私たちは、きっと多くのことを学べるのではないでしょうか。
最後に、新型コロナウイルスについて。現在、全国各地において、感染が急拡大しています。石川県においても連日、70名から100名程度の感染者が報告されています。今や、いつ誰がどこで感染してもおかしくない状況です。だからこそ、一層の感染症対策の徹底を図らなければなりません。手洗いの徹底・3密を避けるなど、夏休みにおいても気を抜かずにお願いします。
また残念ながら、医療従事者や感染者に対する差別や偏見の報道が後を絶ちません。医療従事者や感染者は、必死に病気と闘っています。私たちは応援するべき立場だと思っています。我々は病気との戦いとともに、差別や偏見、誹謗・中傷とも戦っていかなければなりません。
コロナが身近に迫っています。今こそ、感染症対策wを徹底し、差別や偏見をなくし、安全で温かい社会をつくっていきましょう。
最近、メダカ倶楽部にカエル倶楽部が仲間入りしました。
加賀市を学ぶ
先日、研修で橋立地区に行きました。
ガイドさんの話を聞きながら、街を散策したり北前船資料館を見学したりしました。
坂を巧みに利用した笏谷石の石垣、赤瓦や船板塀など趣のある船主屋敷に囲まれた街を散策していると、北前船で栄えた当時にタイムスリップしたような感覚になりました。街のはずれからは、夏の日差しに碧く輝く日本海が見え、心地よい潮風を感じることができました。
何より、2人のガイドさんのお話が大変わかりやすく、かつユーモアもあり、暑さを忘れるくらい引き込まれました。伝統文化が建物や街並みなど形として残されることも重要ですが、それを守り伝えようとする人々の思いが、よりいっそう大切であると感じました。
縁あって加賀市に勤務することになり、加賀市について詳しく知りたいと考えていたので、今回は大変良い機会でした。これからも加賀市について学び、生徒たちに伝えていきたいと思っています。
ここは行ったほうがいいよ、という所がありましたら、ぜひ教えてください。
1学期間 ありがとうございます
保護者の皆様、昨日・一昨日の懇談会(通知簿渡し)、ありがとうございました。コロナ禍が続き、授業参観が中止になるなど、来校していただく機会がない1学期でした。大変申し訳なく思っています。学級担任との話の中で、少しでも学校の様子を感じていただけたでしょうか。
保護者の皆様に、改めて1学期間のお礼を申し上げます。本校の教育活動にご理解をいただき、ありがとうございました。先日お答えいただいた保護者アンケートでは、家庭や地域での生徒の様子や、学校への期待や要望などが書かれているものがありました。本当にありがとうございました。内容を真摯に受け止め、これからの教育活動に生かしてまいります。
学校での元気な姿は、ご家庭での支えがあってこそだと思っています。これからもよろしくお願いします。
学校だより4「あすなろう」~1学期の成長を振り返り、チャレンジの夏へ~
夏休みが始まります。この夏は、新しい自分へのチャレンジをしてださい。宿題など、与えられた課題にしっかりと取り組むことで、1学期に身に付けた力をより確実にすることができます。それに加え、長い夏休みですから、今までやったことのないことに挑戦してください。自分に対する挑戦でもいい、家族に対する貢献でもいい、社会に対する奉仕でもいい、何か新しいことに挑戦し今までにない自分を見つけることができれば、充実した夏休みになると思います。私も何かに挑戦します。夏が終わる頃、お互いの挑戦を披露したいですね。
Good luck! 皆様、よい夏休みを!
学校だより「あすなろう」4 → 東和中学校学校だより 4.pdf
夕焼け
昨日は、突然の雷と雨に驚きました。部活も撤収させ、早めに帰宅させました。その後、天気は回復し、美しい夕焼け空が現れました。体育館に映った夕焼雲や、水たまりに映った空がきれいです。相変わらずのコロナ禍で不安な日常が続きますが、美しい景色が疲れた心を癒してくれます。皆様、よい週末を
マリーゴールドとひまわり
正面玄関前の花壇に、卓球部の皆さんの手でマリーゴールドが植えられました。
PTAの奉仕委員の活動で行う予定だったのですが、雨で延期になっていました。何とか夏休み前に植えることができました。卓球部の皆さん、ありがとう。2学期の初めには、花のじゅうたんでみんなを迎えられるかな・・。
我が家ではひまわりの花が咲きました。夏ですね。
小鳥が集まる学校
中庭の銅像に雀が止まっていました。緑豊かな中庭は、鳥たちの絶好の遊び場です。また、体育館の軒下では、燕が子育ての真最中です。本校は、鳥のさえずりが響く、自然豊かな学校です。
我が家も山の近くにあるので、朝は鳥のさえずりが心地よく聞こえます。
ただ、サギ山もあるので、サギが集まる季節は、かなりギャーギャーと鳴きます。皆さんの近所はどんな鳥の鳴き声が聞こえますか。
緑の水田 星に願いを・・
中学校周辺の水田の稲の色が濃くなり、緑のじゅうたんを敷き詰めたようにきれいです。
農家さんは、水や肥料を入れたり止めたりしながら、あるときは成長を促したり、あるときは成長を抑え無駄な枝分かれを防いだりしています。おいしいお米を作るには、水や肥料を与え続けるだけではだめで、時期と量の調整が大切なようです。おいしいお米が食べられるのは、農家さんの丁寧な管理のおかげです。(水田は、たくさんの水を保つため、水害対策にも役立っているようです)
お米作りも、教育につながるヒントがあるかもしれませんね。
今日は七夕です。残念ながら曇り空で星は見えませんが、給食にたくさんの星がありました。★★★
あなたは星に何を願いますか・・?
7が揃うとなぜかうれしい
今朝、たまたま本校ホームページを見たとき、衝撃の出来事がありました。
アクセスカウンターがなんと、77777ではありませんか。きっと、何かいいことがあります!(七夕も近いことですし)
(実は最初見たとき、77776でしたが、私が更新しました・・申し訳ありません)
見ていただいている皆さん、ありがとうございます。皆様にもよいことがありますように。
大切に思い、見守ること
玄関先のメダカ倶楽部のメダカがどんどん卵を産んでいます。
そのままにしておくと、親メダカが卵を食べてしまうかもしれないので、卵に気づいた本校スタッフが別の水槽に分けてくれています。
校長室には、卵が入った水槽がどんどん増えています。そして水槽の中では、卵がかえり針子(メダカの稚魚)がどんどん誕生しています。時々スタッフが校長室に来て、針子を見守ってくれています。
私と教頭先生とで設置したメダカ倶楽部(水槽)ですが、今では多くのスタッフが関わり、針子の成長を見守っています。多くのスタッフの優しい眼差しに見守られながら、針子はすくすく育っています。
学校も同じですね。学校では、多くの教職員やスタッフが、生徒たちの成長を見守り支えています。そのような環境で、生徒たちは思う存分学校生活を楽しみ、少しずつ成長していきます。勉強や部活、人間関係など、生徒たちが乗り越えなければならない壁はたくさんありますが、これからも一人一人を大切に思い、優しく見守っていきたいと思います。
教えずに教える・・
校長室前にルービックキューブを置いています。
昼休みになると、生徒たちがチャレンジしています。なかなかうまくいかないので、何度も試行錯誤を繰り返しています。試行錯誤を繰り返す中で、何らかの法則性に気づき、次のステップを目指していきます。そしてまたうまくいかず、試行錯誤を繰り返します。生徒たちは、「できないー」とか「1面できた!」とか言いながら、スローな進歩を楽しんでいます。
生徒たちのルービックキューブの挑戦の中に、「学び」のヒントがあるような気がしました。試行錯誤を繰り返す中で、自分の力で新しいことに気づいたり新しいスキルを身に付けたりしていく・・。そうやって何かしらの「力」をつけていくのが、「学び」なのかな・・と思っています。
スペインのサッカーチーム、ビジャレアルのコーチである佐伯夕利子さんが、あるインタビューでこんなことを言っていました。
「誰かに指摘されてではなく、自ら気づいて得た学びのほうが大きいのです。」
教室の中に、「自分で気づく・・」場面をつくることが、私たち教師の役割なのかもしれません。(私を含め教師は、すぐ教えたがってしまいます・・)
『教えずに教える』禅問答のようですが、今現在の私のテーマです。
学校だより3「あすなろう」 充実の6月 加賀地区大会 未来への学び
梅雨空の合間に見せる青空に、本格的な夏がすぐそこまで迫っていることを感じる季節となりました。相変わらずのコロナ禍が続いていますが、学校では、勉強も部活動も活発な活動が続けられています。
緑美しい広場
夏の日差しを受けぐんぐん成長していた中庭の雑草ですが、校務員さんがきれいに刈り取ってくれました。緑美しい「平成の広場」が戻ってきました。
こけたら、立ちなはれ。
加賀市中央図書館の2階の掲示板をふと見ると、下の写真のような言葉が掲示してありました。
前に進めばこけることもあります。こけたら、立ち上がればいいんですよね。こけるのを恐れてじっとするより、勇気をもって進みたいですね。そして、「こけたら、立ちなはれ。」
明日から多くの競技で加賀地区大会、勇気をもって戦おう!!
昨日の夕焼けです。いいことありそうですね。
卵を温める
教育実習生の保健体育の授業を参観しました。資料を準備したり、スライドを大型モニターで表示したり、工夫しながら授業を進めていました。自分が実習生のころ(はるか30数年前)、チョークと黒板で必死に授業づくりに挑戦していたことを思い出しました。現代の教師は、コンピュータ活用能力や一人一人の子供に応じた指導など、昔とは違ったスキルが必要です。しかし、子供が好きで子供の成長を何より願う気持ちは、今も昔も変わらないと思います。
実習も明日が最終日、職員一同で教師の卵を大切に温めます!
大会前の眠れない夜・・
今週末、多くの競技で加賀地区大会が開催されます。各部活動の練習も大詰めに入っています。
自分は、剣道やサッカーなど、いくつかの部活動で顧問を務めました。競技の種類やチームの実力のいかんにかかわらず、大会前は緊張して眠れなかったことを覚えています。それまでチームがたどった道のり、生徒たち一人一人の思い、保護者の思い、予想される試合展開など、様々なことが頭を駆け巡り、気が付けば空が明るくなっていました。
今、みんなはどんな気持ちなんでしょう。とにかく、自分たちがやってきことに自信を持ち、自分の力・仲間の力を信じて、精いっぱいプレーしてほしいと思います。
素敵な青春の1ページが、みんなの心に刻まれることを願っています。
みんな、がんばれ~!!
正面玄関前のメダカ水槽を夏っぽくしてみました。
メダカ水槽 立ち上げました!
正面玄関前の軒下を利用して、メダカ水槽を立ち上げました。現在15匹ほどが泳いでいます。
本校生徒・職員や来校されたお客様の、少しでも癒しになればと思っています。
本校にご立ち寄りの際は、ぜひ、そーっとのぞいて見てください。
みんなでお遊戯しているかも・・・
今こそ「一笑懸命!」
本日の加賀地区激励会では、「笑顔」と「大切に思うこと」について話しました。以下はその抜粋です。
今年度の東和中学校の生徒会スローガンは、「一笑懸命」です。笑顔の力は、きっと良い結果をもたらしてくれます。調子がいい場面ではもちろん、苦しい場面でも笑顔で励まし合って頑張ってほしいと思います。
大会は、勝つ者もいれば負ける者もいます。また、試合に出られるものいれば、控えにまわりメンバーを支える者もいます。しかし、いずれも、長い間、目標に向かって一生懸命努力していることに違いはありません。
自分も、チームのメンバーも、相手チームの選手もすべて大切に思い、感謝の心を忘れず、そして笑顔で頑張ってください。
すべての試合に応援に行くことはできませんが、皆さんのことを心から応援しています。
みんなが悔いなく全力で戦えることを願っています。
頑張れ!東和中学校!
過去は変えられる?
6月の放送による集会で、「過去は変えられる?」という話をしました。内容は以下の通りです。
私(亀田)の東和中学校での1日は、玄関先での朝のあいさつから始まります。短い時間ですが、登校してくるみんなの表情を見ながらあいさつを交わすことが、1日の活力になります。東和中学校の生徒は、みんな明るく爽やかに挨拶してくれるので、本当に元気が出ます。
私には、あいさつで苦い思い出があります。私が小学生だったころ、登校中に近所のおばあちゃんと出会ったときに、「おはよさん」と声をかけられました。その時なぜか、私は挨拶を返せませんでした。知っているおばあちゃんでしたが、なぜだか黙っていました。まだ小学生でしたが、心がもやもやして、次に会ったときは絶対にあいさつしようと思っていました。しかし、そのおばあちゃんは病気がちだったために、残念ながらもうそのチャンスはありませんでした。40年以上たった今でも、その時のことは覚えています。
過去に戻ってやり直すことは残念ながらできません。しかし、過去の自分を教訓にして、未来に生かすことはできます。そのことで、悔いの残る過去でも、大切な過去に変えることができるのではないでしょうか。40年以上前のあの出来事が、今の私の一部となっており、毎朝のあいさつにつながっています。昔に戻ることはできませんが、今の私なら、毎朝みんなに声をかけているように、あの時のおばあちゃんにも、「おはよさん、今日もいい天気やね。体の具合大丈夫か。」と声をかけられるような気がします。
3年生はいよいよ加賀地区大会を迎えます。3年間積み上げてきたことを発揮するときです。振り返れば楽しいこと悔しいことなど、いろいろなことがあったと思います。今はただ、未来を見つめて、1日1日を大切に過ごすことが必要なのではないでしょうか。そのことが、自分が歩んできた過去や思い出を、さらに素敵なものに変えてくれるはずです。みんなが、仲間と共に精いっぱいプレーし、充実した大会になることを願っています。
果たして、過去は変えられるでしょうか? みなさんはどう思いますか?
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