石川県教員総合研修センター 所長 あいさつ

令和3年9月13日

進化し続ける研修センターを目指して

 所長 藤井 直樹      

 2021年春、先生方にとって何よりうれしかったのは、年度当初から子どもたちの元気な顔を見ることができたことではないでしょうか。しかし、依然として新型コロナウイルス感染症との闘いは続いています。当センターにおいても、昨年度の経験を生かし、「先生方の学びを止めない」覚悟のもと研修を企画し、多少の変更を余儀なくされましたが、4月当初より現在まで全ての研修を中止することなく実施することができました。このような状況で研修を維持・運営できたのは、校長先生をはじめ先生方のご理解とご協力があったからであり、心から感謝を申し上げます。

 さて、令和3年3月に「第3期 石川の教育振興基本計画」が策定されました。この基本方針に基づき、センターといたしまして、次の時代をたくましく切り拓く人材育成のため、それを担う先生方の資質・能力の向上を目指し、以下の新規研修を含む全280講座を開講しています。

 「GIGAスクール構想の実現」に向けては、今年度新たに設置したGIGAスクールサポート課が中心となり、各学校が校内研修を計画的に実施できる校内体制を整え、先生方が授業の中で1人1台端末を活用した授業を行い、子どもたちの質の高い学びを実現できるよう、「GIGAスクール対応研修」として、管理職やGIGA校内研修推進リーダーを対象にした研修講座を開講しました。また、全教員を対象に「新たな授業づくり研修」を実施するとともに、各学校の現状に即してカスタマイズするGIGA出前サポートの充実を図っています。

 基本研修においては、特別研修として、昨年度の初任者を対象に「コロナ禍に係る2年目フォローアップ研修」を集合型で実施しました。

 特別支援教育においては、現在「インクルーシブ教育システムの構築」に向けて、障害のある児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに対応した適切な支援が行えるよう、特別支援教育に携わる担当者を中心に「障害特性に応じた授業づくり」シリーズ全6講座を新たに開講しました。

 この1年で私たちは多くのことを学びました。とりわけ、コロナ禍にあっても、諦めず、粘り強く、この環境下で最大限のことを一丸となって追求し続けた我々「チームセンター」の知恵とアイデアが、「オンライン型研修」という新たな形の研修に込められています。こうした研修は、アフターコロナの時代においても、「集合型研修」とベストミックスすることで、効果的に学ぶことができるよう、より一層工夫していきたいと考えています。これからも、学び続ける先生方のため、研修内容を吟味し、最適な方法で研修を提供する、未来に向かって進化し続けるセンターでありたいと思います。まだ先の見えない状況ではありますが、子どもたちの笑顔と未来のために、ともにがんばりましょう。