行事内容

7/4 現場見学会(2年土木コース)

 土木コースの2年生は石川県建設業協会さんのご協力で、富山県の利賀ダム工事の現場見学に行きました。

 

 まずは利賀市民センターで、国土交通省 北陸地方整備局の方から工事事業の概要と、多目的ダムである利賀ダムに求められる役割や工事に使われる技術などについて説明を受けました。

 次に、ダム本体を建設するための準備工の一つである「転流工事」の現場に移動しました。

(転流工事とは、もともとある川の流れをを迂回させて、作業に必要な乾いた空間を確保するための工事です)

移動中の車内にて

転流工事の現場では、前田建設工業株式会社の方から説明を受けました。

完成したらこの写真の上あたりまでダム堤がくるそうです

 この日は朝方までの雨で水量が普段の5倍程度あったそうです。そのために水位が高く、排水トンネルに設けられた側溝に水が流れていました。また、翌日から水を迂回させ始める予定だったそうで、排水トンネルの中を歩いて見学をするという貴重な経験をさせていただきました。

 最後にいくつかの質問に答えていただけました。

 生徒たちは、災害に絡めた質問や工事中についての質問など、見学をすすめる中で浮かんだ疑問をぶつけていました。

 

次に、利賀ダム工事の全景と、周囲で行われている付帯工事(地すべり防止など)を見学しました。

付帯工事の現場は山の中で、普通の車両が通行できる道路は敷設されていないとのことで入り口で説明を聞くだけでしたが、一つの大きな土木工事が行われるには非常に多くの比較的小さな工事が行われるということに想像をふくらませているようでした。

 

石川県建設業協会さん、国土交通省北陸地方整備局の皆さん、前田建設工業株式会社の皆さん、本日は貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。