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6月7日 考古学教室
今日は、石川県埋蔵文化センターと津幡町教育委員会の方を講師にお迎えし、
6年生を対象に考古学教室を行いました。
5000年以上昔、縄文人はどのような暮らしをしていたのでしょうか。
食べものは、主に木の実や貝類。
中でも木の実は、渋くてそのままではとても食べられない とちの実や
どんぐりなどを食べていたことが分かります。
縄文人はふつうに食べることが難しい木の実を、どうやって食べていたのでしょうか?
何と、「土器」を使用して調理をしていたということです。
縄文時代、人々は自分たちで道具を作り、工夫を凝らして生活していました。
生きていくために様々な知恵を働かせていたことが分かります。
ところで、津幡町には昔の人が暮らしていた跡である「遺跡」がいくつあるか知っていますか?
6年生は「50個くらい」「11個とか」と予想していましたが、正解はなんと100個以上!
刈安小学校の校区内にも遺跡が多くあり、富田の山の上にはお城があったこともわかっているそうです。
色々なお話を聞いた後、次は実際にふれてみます。
最初に縄文土器の破片を触ってみます。
ボコボコした模様がいっぱい。縄のあとがついているから「縄文土器」なんだそう。
次は黒曜石の切れ味を体感。「手を切ることもあるから気を付けて」という注意にも驚きました。
よく切れるので慎重に扱います・・・恐る恐る線を引くと・・・
きれいに二つに切れていました。
縄文土器以外の、当時使われていた たくさんの道具も見せてもらいました。
釣り針として使われたイノシシの骨や石を小さく削って作られたアクセサリーなど、
当時の人々の暮らしに思いを馳せつつ、みんなとても興味深そうに見ていました。
最後に今日の授業の目玉である「勾玉づくり」をします。
鉛筆で勾玉の形を取ったら、きれいな形になるまで一生懸命削ります。
石を削って出た粉で手は真っ白!
でも、みんなそんなことは気にせず集中して取り組んでいました。
きれいにできたかな?
最後は麻ひもに通して完成です。
貴重な経験になった二時間でした。
講師の先生方、ありがとうございました。
6年生のみなさんもお疲れ様でした。
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