学校研究

 

1 研究主題と副主題

 

 

  自己の生き方について 考えを深める子の育成

 ~児童が自らの成長を実感する道徳科授業を通して~
2 主題設定の理由
【主題設定の理由】

 学習指導要領には、自己の生き方についての考えを深める学習を通して、よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことが目標として挙げられている。自己の生き方について考えを深める子を育成することが、児童の道徳性を養うことと強く結びついていると考えられるからである。

副題は、「児童が自らの成長を実感する道徳科授業を通して」とした。昨年度、「主体的・対話的で深い学びのある道徳科授業を通して」研究を進めてきたことにより、児童の学びに向かう姿勢が向上し、自分とのかかわりや多面的・多角的に道徳的価値を考える児童が増加するという成果が得られた。その一方でアンケート結果からは、道徳科授業で学んだことは将来役に立つ大切なものだと捉えているが、実際の生活に生かしたいという思いにつながらない児童がいるという新たな課題が見つかった。生活に生かしたいと思わない児童の中には、今の自分では行動を変えられないと考えている児童がいるようである。「主体的・対話的で深い学びのある道徳科授業を通して」学んできたことで、自分自身を見つめる目が厳しくなる児童がいるのかもしれない。

そこで副題を「児童が自らの成長を実感する道徳科授業を通して」とすることで、児童自身が授業を通して将来役に立つことや、明日の生活に生かせることを学べたと実感できるよう促したいと考えた。成長を実感することで、自己評価が高まり、よりよく生きようとする思いを高めていくと考える。


3 研究の重点
【重点1】これまでの自己を見つめ、生き方について考えを広げ深める

・自分の考え方を知る。

    思考ツールに自分の考えを書くことで、自分の考えを可視化し、これまでの自己を見つめられるようにする。

・友達の考え方を知る。

    対話を通して友達の考え方を知ることで、自己の生き方について考えを広げられるようにする。

・新たな気づきを得る。

    友達の考え方を思考ツールに書き込むなどして、自分の考え方と比べることで、新たな気づきが得られ、生き方

    について考えを深められるようにする。
【重点2】学んだことを深く心にとどめ、これからの生活に生かそうとする

・一時間の学びを残す。

    授業の終末で、ふりかえりを書く。自分が新たに学んだと感じたことや、これからの生活に生かしたいと思った

    ことを書くことで、学んだことを深く心にどとめられるようにする。

・学びを蓄積する。

    道徳ノートを活用する。ふりかえり、道徳だより、保護者からの返信などを道徳ノートに綴っていくことで、自分

    の成長を実感できるようにする。