校長先生のブログ

2019年12月の記事一覧

「心を育てる、人を育てる」教育環境の充実!

                     「心を育てる、人を育てる」教育環境の充実!
                                         ~ 2020年の新たなスタートに向けて ~
                             12月24日(火)

                                                                                                                                                                                          

 2学期も終わり、明日から冬休みとなります。子どもたちは、各方面で活躍し、成長の秋にふさわしい2学期でした!河井小学校では、子ども達、先生、保護者や地域の皆さんと共に、合言葉の「輝く笑顔」と「みんなで輝き、人が育つ学校づくり」に向けて、4月から頑張っています。
 また、心が育つことを第一として、2学期から【みんなにしてあげる喜び】を掲げ、他への働きかけから、自分を伸ばすことをめざしています。心が輝き、行動が輝くことで、成果が輝いています。2020年の新しい年がスタートします。学びの力、心の力、体の力を今後も継続して、さらに高みへと伸ばしていきたいです。


子どもの自主自立の精神を養う希望の学び! ~秋田県東成瀬村と河井小学校の教育~   
 全国学力調査でトップクラスの成績を収めている秋田県。その中でも、特に高いとされている東成瀬村の教育の秘密が紹介されていました。東成瀬村の小学校の取組が、河井小学校の取組ととても共通する部分が多いと感じました。子どもたちの力を高めるために取組んでいることが偶然にリンクしていて、系統化されていたのです。特に、同じようなことをしようとしていたわけではありませんが。

 
  東成瀬村の教育は、どのようなのでしょうか。
 教育の改善に力を入れたのが、「指導法の研究」と「子どもたちの心の教育」でした。県教育委員会→管内教育事務所→市教育委員会→各学校→各先生と一本筋の通った教育体制で、学力向上という一つのゴールに向かってベクトルがそろっていたそうです。

  ・授業スタイル:探究型授業の実施→課題を自分で考え、答えを導き出す
                   集中力が途切れない知的好奇心を揺さぶる授業
  ・追求活動:課題をつかみ、各自答えを考え、発表し議論させて、答えを導く
  ・黒板の様子:問題や課題、出された考えやまとめが分かりやすく書かれている(板書の構造化)
  ・自学ノート:ノートに書く約束→①日付 ②内容 ③取組んだ時刻・時間 ④めあて ⑤振り返り
                先生の評価を書く 2冊用意して交互に返却  自学コンクールの実施
  ・読書活動:図書の本の充実 朝読書の時間の設定 400字詰め原稿用紙の作文指導
  ・将来の夢:「夢の木」の掲示→なりたい職業とそのわけの掲示と更新 将来の夢と現実の勉強

  
 「聴いて考えてつなげる授業づくり」を通して、考えが広め深めています。つまり、多様な価値観にもまれることでモノの見方や考え方を鍛えているのです。そして、「心が育つ」積極的な指導を通して、あいさつをする、人に親切にするなどあたり前のことをあたり前に行う力がついていくのです。今後も、自らの未来を自らの力で切り開く土台をしっかりと養ってあげれるように努めたいと考えます。


「学力、心力、体力を育てる」整備された教育環境  ~学校文化の継承・発展への期待~
 輪島市教育委員会による教育懇話会が、12月5日に行われました。宮坂教育長をはじめ、教育委員会、教職員や保護者の皆様のたくさんの参加をいただき、ありがとうございました。
  教育懇話会では、教育委員会から「河井小の現状と課題」、宮坂教育長から「河井小への期待や今後の教育」が話されました。河井小の教育活動全般にわたり、高い評価をいただきました。保護者の皆様から質問や意見が出され、教育について話し合われました。学びたい、伸びたい教育の推進です。
 
 なんといっても教育課題や学校課題、ニーズに対し、家庭・地域、教育委員会、学校がスクラムを組み、ベクトルの向きを合わせていくことが肝心です。学校は「保護者や地域のニーズに応える学校づくり」を展開し、家庭や地域の皆様方には「校長のリーダーシップの応援」をお願いします。そして、合言葉「子どもたちの健全な成長」の実現と高みをめざし、学校文化の継承と発展に向けて前進していきます。

  
最後になりますが、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動のご理解、ご協力をありがとうございました。来年も河井小学校が、素晴らしい学校となるために教職員が一体となって頑張っていきますので、よろしくお願いします。


 

変化の先の進化を求めて!

                                          変化の先の進化を求めて!
                                              ~「目標と夢」の設定とその実現~    
                                                                                                                                                             12月 2日(月)

   
    夕暮れの早さと吹く風の冷たさに冬の訪れを感じる頃、2学期もあと1ヶ月となりました。11月は、学習の取組の様子だけでなく、スポーツ、文化芸術など各方面にわたり河井小学校の子どもたちの充実ぶりがうかがえました。教育ウィーク期間中に行われた道徳の授業参観、縦割り班8の字跳び集会、学校コンサート、いしかわっ子駅伝交流大会、硬筆書写作品コンクール、文化の日作品展の図画や習字など、熟成の秋と言えるほどです。
 これからも、新しい自分づくりに向けて、他との関わり合いを大切にしながら、チャレンジ精神をもって、輝いていってほしいです。


目標をもて!夢をもて!過去最高順位と自己新記録の樹立へ! ~いしかわっ子駅伝交流大会~
 男子96チーム、女子91チームが参加して、いしかわっ子駅伝交流大会が11月2日(土)に金沢市西部緑地公園陸上競技場で行われました。女子チームで、過去最高順位である6位入賞を果たすことができました。また、男子では、堀井敬悟さんが、第4区間2位、女子では、岩崎来瞳さんが第3区間1位、橋本凛華さんが第4区4位とすばらしい成績で区間個人賞を受賞しました。何より参加した男女14名が自己新記録を出すことができたことも素晴らしいです。
   
    こんな大躍進のカギは何か?担当の先生に選手選考の後、どんな取組をしたのか聞いてみました。
「まず、目標作りをしました。そして、チームの記録は10位以内、個人の目標はベスト記録として練習を重ねました。」目標や夢の立てる時に、①数値で具体的に表すこと②期限を決めること③ワクワクする内容であること④紙に書きだすことが大切と言われます。
 確かな目標が、主体性とチャレンジ精神という非認知力を支えて結果が出たということです。


視聴覚教育の研究発表会が開催されました!        ~プログラミング教育~
 11月14日(木)に「第60回石川県視聴覚教育研究大会・輪島大会」の研究発表会が開催されました。公開授業は、2年空組の体育「表現遊び」と6年の総合的な学習の時間 (プログラミング教育)「発明家になろう~プログラミングで日常生活を便利に~」の2つでした。ともに、ICTを活用した主体的・対話的で深い学びを目指した授業研究でした。
 石川県教育委員会、奥能登教育事務所、輪島市教育委員会、輪島市内外のたくさんの先生方が参加され、子どもたちの学びの様子を見ていかれました。来年度から新学習指導要領が全面実施になり、小学校では、プログラミング教育が本格的に行われます。                   

 
    生活の中に自動販売機やロボット掃除機など、コンピュータやプログラミングの働きに便利さ感じることができます。それに伴い、この先どんな社会になるのか予測が難しくなってきています。
  そんな時代に向けて望ましい教育と考えて、プログラミング教育が推進されます。「コンピュータを受け身ではなく、積極的に活用する力」や「プログラミング的思考(順序立てて考え、試行錯誤し、ものごとを解決する力・論理的思考力)」を育てていきます。コンピュータの基本的な操作の仕方とコンピュータを動かすための考え方を育て、コンピュータを使いこなす力を身につけようということです。

 
    教育活動の先を見通した計画的な準備を行う中で、課題発見、課題解決をうながし、受け身でなく進んで工夫、努力していける【夢中になる空間】を提供したいと思います。

教職員一同、子どもたちの健全な成長に向けた取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。