(左から) 正門通路 児童玄関 雄飛像 ピロティ・体育館
河井小学校は世界ブランド”輪島塗“を生み出した輪島市の中心地に建設され、歴史と伝統ある校風を築き上げ、今日まで受け継がれてきました。この間、文部省と厚生省の健康優良学校の特選表彰や、学校給食優良学校、学校安全優良学校など数多くの文部科学大臣表彰を受けています。また、国や県の研究指定校としてもこれまで様々な研究発表会を開催してきました。
校内には輪島塗沈金パネルを貼り合わせた、1辺が1mを超える卒業作品の大作がいたるところに展示されており、さながらジュニア美術館です。作品数は30作を超えるようになり、地元の輪島塗沈金職人の指導を受けて、毎年卒業式に間に合うよう合同制作し、当日会場で披露されます。今では親子2代にわたって制作されるようになりました。
現在の河井小学校校舎は、昭和45年5月に完成しています。旧輪島町全域を校下とする男女共学の輪島小学校が開校したのが昭和22年4月1日、昭和30年4月1日から輪島小学校が河井小学校、鳳至小学校、舳倉島分校に分かれ、今日に至っております。
河井小学校となってからは、卒業生は昭和34年度の338名が最も多く、学級数は29学級、35名の職員構成でした。令和2年度は12学級で児童数279名、職員数29名、卒業生は49名です。
平成元年には674名の児童が在籍していましたが、令和4年度の在籍児童数は303名になり、半数以下になっています。しかし、ここ数年児童が増加傾向にあり、現在奥能登で1番大きい学校となっております。
児童は、「よく考え、やり遂げる子」「協力し、進んでやる子」「明るく、たくましい子」の3つの児童像をめざし、日々勉強や運動に励んでいます。