校長先生のブログ

2016年12月の記事一覧

「輝き」は流れを変える!

                                                         「輝き」は流れを変える!
                                                          ~2学期 終業式~
                                                                                                                                      12月22日(木)
              
  早いもので、一年で一番長い2学期がもう終わります。一年も終わりが近づいてきました。この時期が来るといつも楽しみにしていることがあります。それは、『今年一年を一文字で表すとどんな字になるでしょう』です。
  今年は、「金」という字でした。リオ五輪での「金」メダルラッシュ。イチローのメジャー3000本安打や女子レスリング伊調馨の五輪4連覇などの「金」字塔。1番の「金」と言うことです。みなさんは、どんな一文字が思い浮かびますか。

 

   校長先生の今年一年を一文字で表すと「輝」です。リオ五輪の「金」からだと一番になる「輝き」です。河井小学校が輪島で一番の「輝き」をみせるにはどうしたらいいのか取り組んできました。子どもたちの勉強、心、スポーツなどの「輝き」です。廊下や教室はピカピカの「輝き」をみせています。「かがやき」といえば、新幹線の「かがやき号」です。石川県や輪島市においても、まず人の流れを変えてくれました。流れを変える「輝き」です。
 
  河井小学校が輝くためには、6年生の輝きが欠かせません。6年生の輝きが、学校の流れを変えるのです。全校集会の静かな雰囲気もその一つです。どんどん、新風を吹き込んでほしいです。

 

   2学期を振り返ってみて下さい。1学期の最初に一年間こんなことに頑張って下さいとお願いしました。「話を聞くこと」「あいさつすること」「なかよくすること・ルールを守ること」です。
 
 1.学校は、勉強の場です。
  ・そのためには、先生の話を聞く、友達の話を聞くことです。
  ・聞いてもらうための「話します」がしっかりしてきました。
  ・それによって、落ち着いた雰囲気になり学習も深まっていきます。勉強もできるようになってきます。

 2.学校は、集団生活の場です。
  ・あいさつは、学校の命です。
  ・「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」は、どうでしたか。
  ・語先後礼は身についてきましたか。
  ・言われなくても、だれにでもあいさつしていますか。

 3.学校は、心を育てる場です。
  ・やさしい言葉遣いが、お互いの心を優しくします。
  ・仲良くするのに「ありがとう」「ごめんなさい」「わたしがします」など友だちと仲良くなる言葉が行き来していますか。
  ・ルールを守ることは、「してはいけないことはしない」「しなければならないことはする」です。
    心のブレーキとアクセルです。踏み間違えると大きな事故になります。

 

    達成度はどれくらいだったでしょうか。「前よりは、いいかな。」「できるようになったな。」という成長の実感を味わっていることと思います。不十分な点は、3学期に頑張って下さい。
 

   いよいよ冬休みが始まります。クリスマス、大晦日、お正月と楽しい行事が続きます。「やり放題病」にかからないようにして下さい。テレビの見放題、寝放題、食べ放題、お菓子の食べ放題、ゲームのし放題、お年玉の使い放題ではいけません。お家の方としっかりと約束をしてきまりある生活にして下さい。では、楽しい冬休みを過ごしてください。


 

歯と口の健康が命の健康へ

                                    歯と口の健康が命の健康へ
                                             ~学校保健委員会・集会型~
                                                       12月12日(月)

 
  今日の学校保健委員会を開催するにあたり、学校歯科医の副医院長の角大輔先生に指導助言者としてご来校頂き、誠にありがとうございます。
  また、保護者の皆様には、お忙しい中、子どもたちの健康課題にご理解を頂き、ご参加ありがとうございます。

 

   保健委員会の皆さんから「むし歯0作戦」の発表がありました。むし歯の原因や歯の磨き方、むし歯にならないための生活について学びました。
  次に、給食委員会の皆さんから「卑弥呼の歯がい~ぜ」の発表がありました。よくかむことが健康つくりになります。脳が働いて、勉強やスポーツができるようになります。お腹の働きを良くして、癌を防ぎます。

 

   ところで、みなさん!
 「自分の歯や歯ぐきはどうなっていますか?」
 「むし歯は治しましたか?」
 「子どもの歯のむし歯を治さないと、大人の歯がまっすぐ出てこれなくて、ガタガタの歯並びになること知っている?」
 「歯は何本あればいいの?」「8020運動って知っている?」
 「ちゃんと30回かんでいる?」「お菓子をいつまでも食べていない?」
 
 

   学ぶことで知識が豊富になりますが、実行に移すことや続けることは難しいです。小学生のこの時期からの積み重ねが、一生続けば、病気の予防につながっていきます。
 
  
   保護者の皆様には、健康への危険を理解し、家庭での実践力を高めるきっかけとしてほしいと思います。
歯と口の健康つくりが、命の大切さに関わる一生の健康へとつながることを祈って、おわりのあいさつとさせて頂きます。本日は、ありがとうございました。


 

人を笑顔にする「思いやり算」

                              人を笑顔にする「思いやり算」
                                               ~12月全校集会~
                                                                 12月 7日(水)

 
  今月は、1年生の発表でした。「キラキラ」がキーワードの合唱や合奏、好きな所の発表でした。みんなで、ひとつのことをそろえて行う姿が光っていました。算数の問題作り授業でもとてもよくがんばっていました。

 
 

 11月に児童会でみんなの心を元気にしようと考え、「人権標語」の取り組みをしました。スローガンは、【その一言で輝ける!「ありがとう」があふれる河井小学校にしよう!】です。
 
  今、2年生は、かけ算九九の暗唱をしています。小学校の勉強に絶対必要な計算が かけ算です。早く言えるように、バラバラでも言えるように頑張っています。
 
  では、人と人との関係をうまくやっていく計算を知っていますか。それは、人を笑顔にする算数、「思いやり算」です。「たし算・ひき算・かけ算・わり算」の四つがあります。

    ①「たし算」のたすは、【たす】け合うことです。みんなが協力し、大きな力になります。
    ②「ひき算」のひくは、【ひき】うけることです。してあげると喜びが生まれます。
    ③「かけ算」のかけるは、声を【かける】です。やさしい言葉でひとつになれます。
    ④「わり算」のわるは、いた【わる】ことです。笑顔になり、笑顔が返ってきます。

   
              「思いやり算」の言葉や行動で、元気で笑顔の学校生活を送って下さい。

子育ては、オール輪島の団体戦

                                     子育ては、オール輪島の団体戦
                    ~学びを人生や社会に生かそうとする力、学びに向かう力の向上~
                                                                                                                                            12月 5日(月)

 
   
   吹く風に冷たさを感じ、師走を迎えるころとなりました。1年間の充実感とともにやり残した焦りと新年への期待が入り交じった時でもあります。
 
   
   11月19日(土)に第7回輪島市学校力&親力向上セミナーが行われました。万障繰り合わせてご参加された保護者の皆様に感謝申し上げます。このセミナーは、「自分の子も他人の子も関係なく、輪島市の学校・保護者・地域が一体となり、社会全体で見守り育てるオール輪島の意識」を基本として行われています。それぞれの立場で責任を持って取り組むことは、もちろんです。さらに、連携と協力をして、確かな学力、豊かな心、健やかな体を育む学校教育の充実、家庭や地域全体で取り組む教育力の向上が、輪島市教育振興基本計画にも盛り込まれています。

 

   セミナーでは、最初に、輪島市教育委員会から学力テストの結果等の公表が行われました。4月に行われた6年生と4年生の全国と石川県の学力テストの各学校の様子と輪島市全体の傾向について説明がありました。公開の目的は、正確な正しい情報を共有して、協力してオール輪島で子どもたちを育てていくためです。学力でも、知識・理解 、思考力・判断力・表現力をはじめ、学びを人生や社会に生かそうとする力や学びに向かう力をつけたい力としています。
 
   その実現のために、家庭学習の習慣化があげられます。学校で先生が取り組んでほしいこと、家庭で保護者が取り組んでほしいことの説明がありました。保護者の皆様へは、以下の内容です。
 ①学びの環境作りの充実
    ・学習部屋の整理整頓をする ・集中できる場所で学習する ・身近な所に辞典や地図を置く
    ・学習時間帯を決めて、始まりの時に声をかける・午後9時以降はスマホ等を保護者に預ける
   ②小3からのつまずきに要注意:家庭学習習慣も学力も中学年が鍵となります
   ③意欲の向上:宿題やノートに目を通す(点検)、そして、褒める・認める・励ます
 

   最後に、輪島市教育委員会の教育長から閉会のあいさつを頂きました。
 輪島は、漆の里・平家の里・禅の里と言われているが、もう一つ「学びの里」を付け加えてほしい。「山は木をもって茂が、輪島は人をもって栄える」のごとく学力、体力、豊かな心を格とした人材育成は未来の準備です。それは、児童生徒の準備、輪島市の準備、日本の準備につながります。教育は未来の準備です。

そのために、
  
 ①家庭学習の量を確保してほしい。
  ・学校で6時間勉強し、家庭学習が0時間なら勉強の効果は薄い。
  ・学校で6時間勉強し、家庭学習が2時間なら[6×2=12]で12時間の効果が期待できる。
 ②睡眠と家庭学習には関連がある。
  ・浅い眠りのレム睡眠は、脳が活発に動いている状態で学んだことを確実に定着させている。
  ・寝る前に考えたことは、寝ている間にその記憶が固定、整理されいるのです。
 ③手をかけて後天的に刻み込まなければならないものがある。
   ・基本ソフトを入れてハードディスクへの様々なことを書き込みをして、バージョンアップするのと同じです。【ことば、体力・  耐力、技能など】の書き込みの「量」「質」の「時期」を逃してはいけません。
 ・学校が書き入れるデーターは学校で、家庭が書き入れるデーターは家庭でやることです。

    考えなければならない時期にきていると思います。なければならない時期にきていると思います。 そして、学力向上へ親の協力という新聞記事の投稿を紹介して終わりました。「今年も学力テストで石川県は全国の上位を占めましたが、勉強に集中できる落ち着いた環境が何より大事で、学力は環境に比例します。学習環境を整えて、学力向上・健やかな成長という利益を得るために子ども、学校、保護者の協力が大切です。」という内容でした。

 

   学校での学びは、最終的には個人戦ですが、教室で集団で勉強するので団体戦と考えられます。一人ひとりが、授業に一生懸命に集中すると学習が充実してきます。それが点数にも表れ、学習意欲にもつながります。12月6日(火)は、県評価テストの国語と算数が5年生で行われます。14、15日は、市学力テストが1~6年生で行われます。14日は1~6年生で国語・算数、15日は4~6年生で社会・理科が行われます。河井小学校は、算数と理科に課題があります。苦手克服、得意伸長です。ご家庭でも、声かけをよろしくお願いします。

 

   子どもたちの健やかな成長を願い、教職員一同、全力を挙げて取り組みますので、今後もご理解ご協力をよろしくお願いします。