2018年2月の記事一覧
与えてくれた心を心で返してあげました!
与えてくれた心を心で返してあげました!
~6年生を送る会~
2月23日(金)
今日の「6年生を送る会」で今までの練習、準備、本番に頑張った皆さん、1年生から6年生のみなさん、ありがとうございました。また、お仕事のお忙しい中、子どもたちの頑張る様子をご覧に来られた保護者、地域の皆さま、ありがとうございました。
5年生は、6年生が「楽しくて」「心に残る」集会になるように6年生に感謝を伝える企画しました。たくさん与えてもらったことへの感謝の気持ちを形として与えられるよう頑張ってくれました。
1年生の発表は、「せまい橋 送る会バージョン」の劇でした。
いじわるをしないで身近にいる人に進んで親切にしようというメッセージでした。親切にすると相手も自分もうれしい気持ちになるりますね。6年生におんぶをしてもらったり、親切にしてもらったことを思い出しましたね。
2年生の発表は、「THE SONTAKU」の劇でした。
「忖度」という言葉は2017年の流行語大賞でした。忖度さは「相手の気持ちを考えて」と言うことです。劇の内容は、2年生の練習が遅れていたけど「6年生の卒業」ということを考えて頑張ったというのでした。とても、リズミカルなダンスでした。
3年生の発表は、「中学3年とうげ」の劇でした。
中学3年とうげで転ぶと3年間勉強ができなくなります。それでは、これから、高校、大学、社会へ困ります。何回も転んで、ブルーのジュースを飲んで勉強に頑張りました。6年生は、中学校へ行っても勉強に頑張って下さいというメッセージがありました。特に、中学に入った時の勉強が肝心です。ジュースを飲んで勉強ができたのは劇のことです。
4、5年生の発表は、金管鼓隊の「校歌」の演奏でした。
練習を重ねて頑張ってきました。音は出ているけれど、何かが足りない!が課題でした。目に見えない何かを表現できたでしょうか?河井小学校を受け継ぐよという様子が感じられました。6月のわじま市民まつりが楽しみです。
学校のクラブ活動の「ダンスクラブ」も発表しました。
月1回の活動ですが、上手でした。これからの変化の激しい社会を乗り切っていくためには、多様な価値に対して積極的に挑むことの大切さを感じました。「生きる力」ですね。
6年生の発表は、「本当の宝物は」の劇でした。
いろいろな国の人達の人類共通な「宝物」は何だと思いますか?生きていくために最も大切な物です。大切なことです。劇では、お年寄り、子どもたち、汗して働くことが選ばれていました。河井小学校では、「小さくてもいい幸せ」と「笑顔」と考えます。これからも、問い続けて下さい。
6年生は、卒業まで、あと14日です。卒業制作、卒業式準備、勉強のまとめ、そして、卒業式です。有終の美を飾るために、最後の最後まで気を緩めずに進んで下さい。今日は、とてもいい会で、よかったです。
海も空も輪島の宝
海も空も輪島の宝
~世界へ羽ばたけ!輪島の星!~
2月26日(月)
平昌五輪が韓国で行われ、日本の選手たちの活躍ぶりが報道されていました。その中で、河井小学校出身の小口(旧姓大向)貴子さんが、女子スケルトン競技に出場しました。輪島から五輪に出場したのは、1956年メルボルン五輪、1960年ローマ五輪、1964年東京五輪で水泳競技の山中毅さん、大崎剛彦さん、井筒賢造さん以来です。54年ぶりの快挙です。2月16、17日は、輪島市役所で大型テレビでの観覧会が行われ、地域住民の方がたくさん集まって「輪島の星」に熱い声援を送りました。小口選手は、戦い終わって「悔しさでいっぱい。でも最後にベストタイムが出たのは自分を褒めてあげてもいいかな。」と涙と笑顔で語り、五輪を締めくくったそうです。地元後援会長さんは「子どもたちに輪島から世界へ羽ばたけることを証明してくれた。本当に感謝ですね。」とねぎらっていました。スポーツを通して、私たちに、感動と夢、そして、地域の絆を与えてくれています。
環境という「レール」に乗って!
小口貴子さんは、大学でスケルトンという競技に出会いました。輪島では、全く知らない競技です。未知の世界です。いい成績を残すために練習に耐え、さらにタイム縮めるための研究をし、大会に参加しての繰り返しだったと思います。大学での練習環境や指導環境が整っていたこと、社会人でも継続して活動できて力量を向上させる環境が整っていたからこそです。そのレベルでは、あたり前のことなんですが、環境は、将来の成長に大きく関わってきます。このレールこそ「夢へのレール」です。夢を実現させる土台となっているのです。
学校でも、学習や生活環境の整備をよりよくしていかなければなりません。また、「やればできる!やったらできた!もう少し頑張る!」という活動意欲と成功体験のプラスの相乗効果で成長をうながしたいです。
競技力向上の努力=学力向上の努力
自分の力量を高めるためには、まず、練習に打ち込むしかありません。繰り返し繰り返しの鍛錬です。指導者は、その競技の特性をきちんと捉え、めざす姿に向けて指導法を工夫しなければなりません。瞬間的な場面を察知し、判断力や実行力など自己決定力をつけることも欠かせません。選手は、練習を「やらされている」のでなく、自己成長のために「進んでやる」姿勢がスタートラインです。スポーツは、勝ち負けがつきものです。しかし、相手との戦い、タイムとの戦い、今までの自分との戦いなど比べる対象が違う場合があります。自己ベストが至福の喜びです。1つの戦いが終われば、次の戦いへの準備が始まります。
競技力向上の考えは、学力向上の考えと同じようだと思います。新学習指導要領の子どもたちに身につけてほしい力として、情報収集力(知識・理解)と情報編集力(思考力・判断力・表現力)と基礎的人間力(学びに向かう力・人間性など)があります。スポーツで頑張ることも勉強で頑張ることもその仕組みは同じと考えます。
河井小学校には「海も空も輪島の宝」という合言葉があります。職員室や児童玄関にも掲示してあります。以前は、どの学年2クラスで「海組」と「空組」がありました。学校や家庭や地域(輪島)にとってとても大切な子どもだよという意味です。学力、体力、心力をどんどんつけて、石川県、日本、世界で活躍できる土台づくりをしていきたいです。
今後とも、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動へのご理解、ご協力をよろしくお願いします。
学びのコップと心のコップ!
学びのコップと心のコップ!
~平成29年度教育活動のラストスパート~
2月 6日(火)
3学期がスタートして、はや1ヶ月が過ぎました。平成29年度教育活動のラストスパートです。今年度をまとめ上げ上げ、来年度へ向けた準備が進められています。子どもたちは、学力・心力・体力を身につけるために、とてもよく頑張っています。
言語活動「話す」の充実をねらった詩の暗唱も月初めに早々と合格者が出ています。自学ノートが一冊、終わるごとに職員室前の「かしこ山」に花が咲きます。もう、頂上近くまで花が咲いています。輪島市学力調査でも昨年以上に市平均を上回りました。【勉強を積む】ことで学びの花が咲きます。一人一人の学びのコップがスルスルいっぱいです。さらに、その容量を大きくしてほしいす。
河井小学校は、道徳教育の推進校です。【徳を積む】ことで心の花が咲きます。思いやりの心と行動、勤労の心と行動、きまりを守る心と行動など一人一人の心のコップをいっぱいにしてほしいです。道徳教育が進められると心情や行動に変容がみられ、勉強や運動面などにも好影響がもたらされるといわれています。1つの行動にいろいろな価値が関係しています。道徳の価値の勤勉努力・個性伸長が育まれれば、学力向上につながっていきます。
やさしいこと ひとつすると 山にひとつ 花が咲く
それはそれは すてきな すてきな花だよ
花咲き山をつくろう みんなの ちからで
花咲き山をつくろう みんなの みんなの やさしさで
つらいこと がまんすると 山にひとつ 花が咲く
それはそれはきれいな きれいな花だよ
花咲き山をつくろう みんなの 心に
花咲き山をつくろう みんなの みんなの やさしさで
世界中に咲かせよう ~ はなさき山 ~
道徳の授業参観・公開授業が開催されました! ~心のコップにカロリーを~
1月30日(火)に学校公開・授業参観とかねて「平成29・30年度 石川県教育委員会指定 いしかわ道徳教育推進事業(人と地域を生かした道徳教育講座)」の公開授業が開催されました。京都産業大学・現代社会部 教授 柴原弘志 氏による道徳の講演会も行われました。
保護者や地域の方々をはじめ、石川県教育委員会、奥能登教育事務所、輪島市教育委員会、教育関係者やゲストティチャーの皆様、県内や市内の小中高校のたくさんの先生方が参加され、200名以上の方々が子どもたちの様子を見ていかれました。ありがとうございました。PTA役員の皆様には、受付・接待・駐車場案内などの運営にご協力を頂き、ありがとうございました。
授業では、ゲストティチャーから実際のお話をして頂き、子どもたちも感動し、よりよい生き方への思いがふくらみました。道徳の授業を通し、一人一人の心のコップにカロリーを与えます。ねらいとする価値に迫り、心のコップをいっぱいにしたり、容量を大きくしたりします。心と行動の豊かさにつなげていきたいです。
来校に際し、「学校公開・授業参観アンケート」のご記入をお願いしたところ、23通のご提出を頂きました。ご協力をありがとうございました。集約結果とお気づきになって書いていただいたことをとりまとめて記載させていただきました。
第3回 学校公開・授業参観アンケート
評 価 項 目 (人)
1.子どもたちは、授業の始めと終わりの挨拶がしっかりできている。→A17 B6
2.子どもたちは、先生や友だちの話をしっかり聞いている。 →A16 B6 C1
3.子どもたちは、自分の考えや意見を発表している。 →A14 B5 C3 D1
4.子どもたちは、ノートを丁寧に書いている。 →A13 B10
5.教室の掲示物などの学習環境が整っている。 →A18 B5
(A) そう思う (B) どちらかというとそう思う(C) あまりそう思わない (D) そう思わない
・子どもたちは、言葉にできない様子でしたが、それぞれに何かを感じたと思います。
・道徳の授業は、子どもたちも楽しく学んでいた様子でした。
・子どもに考えさせる答えのない授業もいいなと思います。
・先輩である地域の方の体験談を目の前で聞いて、心に響いたと思います。
「チーム学校」への期待! ~子どもたちのための学校の応援団~
道徳の公開授業の後、全体会が行われました。開会の挨拶で輪島市教育委員会の吉岡邦男教育長さんが、河井小学校は「チーム学校」という意識がとても高いと話されていました。授業が、「子どもと先生」「子どもと地域」「子どもと保護者」によって創り出されていると!
先日の大雪の時に子どもたちの安全のために児童玄関などの除雪をして頂きました。公開授業の前に、学校が断水になりました。周辺の保護者や地域の方に、トイレを貸して頂きました。ありがとうございました。今回の学習指導要領改訂に際し、文科省はから「チームとしての学校」の実現を強く打ち出しています。子どもたちの健全育成のために、学校・家庭・地域が協力し、「学校の応援団」としてよろしくお願いします。
「かしこ山」に花を咲かせよう! ~学びのコップをさらに大きく~
12月に1~6年を対象に輪島市学力調査(2学期までの範囲)が行われました。「学校は勉強する所」なので、学んだことはしっかりと身につけなければなりません。定着度が高い学年もありますが、積み残しのないように必死になってまとめ学習に取り組まなければならない学年もあります。
「子どもの夢をつなぐのは教育」です。頑張らせていきます。
輪島市学力調査(12月実施)
国語 算数
本校平均 市平均 本校平均 市平均
1 年生 91.7→90.3 92.8→89.8
2 年生 89.5→91.1 87.3→81.3 社会 理科
3 年生 74.9→78.3 73.9→78.1 本校平均 市平均 本校平均 市平均
4 年生 92.6→86.0 91.6→80.9 85.0→76.8 85.6→77.3
5 年生 79.0→77.9 81.3→75.2 78.4→74.0 84.8→80.2
6 年生 89.2→84.4 82.6→74.0 88.0→78.8 81.6→74.5
※見えてきた成果と課題
国語:基礎的な問題はできている。条件作文は抵抗なく書ける。文章の読み取り力に課題がある。
算数:基礎や活用問題は全体的によい結果だった。図形の問題に課題がある。
社会:全体的にどんな問題もよく解けていた。ただ、記述問題に課題がある。
理科:基礎的なことは理解できている。基礎的事項を活用して記述する力に課題がある。