校長先生のブログ

2018年11月の記事一覧

無限の可能性への挑戦!

                                   無限の可能性への挑戦!
                                 ~「自分のよさ」の発見と伸長~
                                                                         11月27日(火)

 
 風の冷たさが冬の訪れを感じさせます。2学期もあと1ヶ月となりました。学び、スポーツ、芸術など多方面にわたり河井小学校の子どもたちの活躍ぶりは、実りの秋、収穫の秋にふさわしいものでした。これからも、何かに打ち込み、自分のよさを発揮して頑張ってほしいです。
 4月に行われた県の学力調査質問紙に「自分によいところがある」というアンケートがありました。「ある」と答えた4年生は58%(県79%)、6年生は75%(県83%)と県平均を下回りました。

 
 自分のよいところ・長所は、だれにでもありますが、自分も周りも短所ばかりに目が行きがちです。自分の長所を大事にし、自分の好きなこと、得意なことを磨くと、自分の「強み」になり、「これだけは誰にも負けない」という自信が生まれます。人間国宝の山岸一男氏も「好きなこと、得意なことに努力するのは、楽しい。課題もみつかり乗り越えていくことも苦にならない。」と話されていました。自分の「強み」があれば、「自分にはこれがある」というブレない心の芯になります。

 自己肯定感(自分はいいものだと肯定する感覚)や自己有用感(自分は周りの人の役に立っている感覚)を伸ばして、自分に自信をもってほしいです。


感動や発見 豊かに表現    ~「新聞読んで」感想文コンクール 2年連続優秀学校賞!~

 河井小学校では、土曜授業で3~6年生が北國新聞を読んで感想を書いて、コンクールに応募しました。石川県内の小、中、高校生から北國新聞の記事やコラムを読んだ文章を募り、68校6682点の応募の中から見事に2年連続優秀学校賞に選ばれ、11月17日に、第14回「新聞読んで」感想文コンクールの表彰式がありました。ふるさとのニュースから得た感動や発見を豊かな感性でつづった作品や学校がたたえらたのです。
 新聞を活用した学習で、様々な視点から物事をとらえ、ものの見方や考え方を広げ、自分の考えを分かりやすく伝える力、多くの情報から必要な情報を取捨選択する力、何が正しいのか見極める力、課題を解決する力を養ってほしいです。


道徳の研究発表会が開催されました!                ~心にエネルギーを!~
 11月16日(金)に昨年に引き続き「平成29・30年度 石川県教育委員会指定 いしかわ道徳教育推進事業」の研究発表会が開催されました。石川県教育委員会、奥能登教育事務所、輪島市教育委員会、教育関係者やゲストティチャーの皆様、輪島市内外のたくさんの先生方が参加され、子どもたちの学びの様子を見ていかれました。PTA役員の皆様には、受付・接待・駐車場案内などの運営にご協力を頂き、ありがとうございました。
 「心豊かにたくましく生きる子の育成」を研究主題とし、「みんなでよりよい生き方をつくりましょう!」を合言葉に道徳教育に取り組んでいます。授業の終わりにゲストティチャーの方からお話をして頂き、子どもたちも今までの自分を振り返り、これからのよりよい生き方を模索していました。道徳授業を通して、一人一人の心にエネルギーを送ります。心をエネルギーでいっぱいにしたり、心を広くしていきます。今後も、心情や行動の変容がみられる教育活動につなげていきたいです。

 
 道徳の重点項目「思いやり、努力、郷土愛」は、子どもたちの「輝く笑顔」に向けた心の育成です。「長所伸長」を通して、たくましく生きる力を培っていければと思います。

 教職員一同、子どもたちの健全な成長に向けた取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。


 

子どもたちの成長が見え、応援される学校づくり

             子どもたちの成長が見え、応援される学校づくり
                      ~ 前期学校評価アンケート結果と方策の報告 ~
                                                                                    11月14日(水)

         
                2030年以降の社会を展望して、子どもたちに求められていることは?
  現在の情報社会(Society 4.0)から、人工知能(AI)の発達による超スマート社会(Society 5.0)がやってきます。そして、人工知能などの先端技術の発達が、求められる人材、学びの在り方に変革をもたらします。文科省は、今後5年間の教育目標として、「夢と志を持ち、可能性に挑戦するために必要となる力を育成する」「社会の持続的な発展を牽引するための多様な力を育成する」を掲げています。子どもたち一人一人が社会の変化に主体的に向き合い、自らの可能性を発揮し、多様な他者と協働しながら、よりよい社会と幸福な人生を切り拓き、未来の創り手となる力が求められます。

 
 学校づくりの基本として、学校は「学んだことが身につく場」「人としての生き方を学ぶ場」「家庭や地域と連携して子どもたちを育てる場」と考えています。地域の中にあって、「地域とともにある学校」への転換が、求められています。つまり、開かれた学校から、さらに一歩踏み出し、保護者や地域の方々と学校の目標や教育ビジョンを共有し、学校・家庭・地域が、一体となって子どもたちを育むことなのです。それにより、子どもたちの学力向上、生徒指導上の課題解決、教職員の意識改革・業務改善につながり、子どもたちへの効果・学校への効果・保護者や地域への効果が表れてきます。
 
 河井小学校の教育活動の柱となる学校教育目標は「心豊かに、たくましく生きる子の育成」です。その実現に向けて「子どもの成長が見える、応援される学校づくり」を教育方針として「心が育つ、学力が伸びる、体力がつく」積極的な指導をし、「輝く、笑顔」「みんなで輝く学校」づくりに取り組んでいます。
 
 その取組に関して、7月に前期学校評価アンケート(児童・保護者・先生)を行いました。児童には「~していますか。」保護者の皆様には「あなたのお子さんは~していますか。」先生には「~を指導していますか。」と3者に共通項目も設定しています。
 
 学校評価は、子どもたちがより良い教育を受けることができるように教育活動等の成果を検証し、学校運営の改善と発展を目指すためのものです。その取組を効果的にするために学校評価アンケートを行っています。その結果を分析し、後期に向けた対応策を学校で考え、学校評議員とPTA役員(会長、副会長)で構成されている学校関係者評価委員会で説明し、ご指導ご助言を頂きました。
 
 このことを学校運営に反映し、教育の質的向上を図っていきます。学習指導の充実、生徒指導の充実、豊かな心の育成、健康・体力つくりの推進、家庭・地域との連携の5観点から成果と課題、今後の対策をまとめました。

 
 学校が現状の説明責任を果たし、家庭や地域が情報を共有化し、教育への関心を高め、連携と協働が進めていければ幸いです。教職員一同、全力を挙げて取り組みますので、今後もご理解ご協力をよろしくお願いします。