校長先生のブログ

2022年5月の記事一覧

学校経営ビジョンの実現に向けて

 学校便りの第1号で学校経営ビジョンとは学校づくりの設計図であると皆さんにお伝えしました。そこで学校経営ビジョン「具体的な取り組み」の5項目について現在の学校の取り組みや児童の状況をお知らせします。

※学校便り第1号でお知らせした時点では「具体的取り組み」は9項目でしたが、「輪島や河井小学校の伝統と文化を理解させ、誇りをもたせる。」を加えて10項目としました。(学校HPに掲載しています。)

 

①「ベストをつくそう 仲間のよさを見つけよう」を学校生活全般で具現化

 ベストをつくす場面としては運動などが思いつきますが、日常生活の中でも数多くあります。4年生は、1年生を迎える会の出し物を行った後で、自分はベストをつくせたと振り返っていました。6年生はテストで無回答を0にすることがベストをつくすこととして取り組んでいました。

 写真は1年生が、2年生の学習の様子の映像からよさを見つけているところです。1年生は2年生の動きが素早い、かっこいい、などの感想を述べていました。

私たちはコミュニケーションの手段として言葉、文字だけでなく、表情や雰囲気でお互いに伝え合っています。だからこそ対面で仲間の姿から、感じて学ぶことが重要なのです。  

 

②児童と取り組み内容を共有した学力向上プランの共通実践

 学力向上プランとは、学校全体で河井小の児童に付けたい力を明らかにして、共通な取り組みを行うためのプランです。本校ではその内容を児童にも伝えて取り組んでいきます。写真はぐんぐんミートの写真です。4月に行ったテストの結果や目標を示すために行ったオンラインの集会です。児童玄関にある「ま・ナビボード」でも同じ内容を掲示しています。

③語彙を豊かにし、できる喜びを育む音読 暗唱

 人は言葉を使って考えます。良い言葉をたくさん知ること、つまり語彙を豊富にすることが大切です。語彙を豊かにするために各学年で音読、暗唱に挑戦しています。

 

⑥活動の方向性を示し、適度な競争意識を与え、評価し意欲の向上を図る

 挨拶チャンピオンの取り組みは、代表委員会が企画してくれた取り組みです。各学年で元気な挨拶をした人をチャンピオンとする取り組みです。チャンピオンになりたいという思いで、明らかに大きな声で挨拶する児童が増えました。健全な競争意識による効果だと考えています。

⑦児童のがんばりを見える化する掲示の工夫

 自学ノートで努力した児童をかしこワールドで紹介します。また⑥で紹介した挨拶チャンピオンも写真を掲示し紹介して、努力の成果が見えるようにしています。

 

 取り組みは相互につながりがあります。③、⑥、⑦の取り組みにより「自分はやればできる。」という気持ちも育みたいと考えています。今後も学校ビジョンに実現に向けて取り組んでいきます。

 

 

話す言葉 聴く心

校長から全校の皆さんに伝えたい大切なことです。「話す言葉」とは授業中はもちろん、常に相手に話す言葉遣いに気をつけてほしいのです。人は言葉で考えます。正しい言葉を使えば正しく考えることができます。また「聞いた言葉で心がつくられる」という言葉があるように、周りからの言葉が人の心に大きな影響を与えるので、言葉使いに気をつけてほしいのです。「聴く心」とは聞くときは心を話す相手に向けないとしっかりと内容や気持ちもわかりません。ぜひ聞こうとする心をもっていることが話す相手に伝わる聴き方を身に付けて欲しいと思います。