2018年10月の記事一覧
夢や希望の実現へ向けた素地を作る努力!
夢や希望の実現へ向けた素地を作る努力!
~能登の風土が心を育てる「輪島からの発信」~
10月26日(金)
連続した台風も過ぎ去り、秋らしい過ごしやすい日々が続いています。
先日、2年生が、輪島公民館とはなさかクラブの方々にお世話いただいた「サツマイモ」の収穫を行いました。春の耕しと肥料の混合、夏の40℃近くまで気温が上がった水やりの成果もあってか、巨大なサツマイモに育っていました。春から苗を植え、育て、世話をして収穫の秋を迎えています。まさしく「実りの秋」です。
河井小学校の教育活動も同じです。学力、心力、体力の向上に向けて「みんなでかしこくなりましょう!」「みんなでよりよい生き方を作りましょう」「みんなで体力をつけましょう」を合言葉に【心が育つ・学力が伸びる・体力がつく】積極的な指導を行っています。学習規律、学習習慣、規範意識、運動能力の定着や成果を実感しています。
続けることが力に! ~人間国宝 山岸一男氏 講演会「彩を創る」~
10月16日に沈金の人間国宝になられた山岸一男氏を河井小学校に招いて、講演会を行いました。
・勉強もスポーツも最初は基本が大事。基本が応用につながる。自分の型・色がでてくる。
・漆器の仕事をして45年になるが、一度も嫌になったことがない。毎日、宿題を解くのと同じで、続けることが力となる。
・将来の目標をもって、がまんする。創造の繰り返しなので、やっているうちに楽しくなる。
・能登の風土や文化がみんなを育ててくれる。生まれ育った所を忘れないでほしい。
・室町時代に北前船文化・漆の文化があった。「いいものを作ろう。美しいものを作ろう。負けないものを作ろう」という切磋琢磨の職人魂が、輪島に受け継がれている。
・次の世代へ!小説は、文章で残す。音楽は、五線紙で残す。沈金は、作品で残す。
作品の生命線がアイディアです。アイディアは、どのようにして浮かんでくるのかと質問してみました。「何回も足を運んで見るのです。しゃがんでみたり、見えない所も観察して、これでいいのかと問いかけていくことです。」「失敗しても難しいと思わない前向きな姿勢で経験を積み重ねることが大切です。」と話されていました。将来に向けた「人づくり」への使命と責任を再確認しました。ありがとうございました。
キラ星のように輝く! ~俳優座 塩山誠司氏 「12人の怒れる男たち」~
10月14日に劇団俳優座の演劇が、文化会館で行われました。その中に、河井小学校出身の俳優塩山誠司氏が「陪審員1号」を演じました。大学を卒業後、俳優座に入り、俳優生活28年!全国各地の公演、朝ドラ「まれ」の出演と大活躍しています。当初は、キラ星のように輝く先輩俳優に囲まれていました。しかし、いつか自分も!と地道に努力し、今、日本のトップに輝くキラ星となっています。
小さいけれど世界に誇れる ! ~輪島・白米千枚田あぜのきらめき~
全国連合小学校長会研究協議会北海道大会に函館まで、新幹線を乗り継いで行ってきました。まず、北陸新幹線に乗りました。座席のポケットに無料配布の旅行雑誌(トランベール)があり、最初のページに「輪島・白米千枚田あぜのきらめき」のライトアップの写真が掲載されていました。ルポライター沢木耕太郎氏の「旅のつばくろう」のコラムです。輪島市の紹介の後に、千枚田で出会った香港の観光客との対話が出ていました。中国にも大きな棚田があるけれど、よく手入れされている白米の棚田の方により深く心を動かされるし、日本を旅すると心が落ち着くとありました。また、小さいものより大きなものがよいとは限らないとあらためて教えられましたと。この雑誌は、東北新幹線と北海道新幹線にもありました。もしかしたら、全ての新幹線あるのかな?輪島のことが全国に発信されているの?世界へ発信されているのだ!と驚きました。
能登の風土が、よりよいものを目指す心を育てています。その心の力をもとに、日本の大海原へ輪島発の挑戦があります。私たちは、その素地を大いに培ってかなければならないと思います。
教職員一同、子どもたちが「未来の作り手」となるべく、健全な成長に向けた取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。