校長室から

<校長室から> 野球部、惜しくも勝利ならず

 高校野球石川大会3回戦、相手は第2シードの航空石川。休日ともあって、県立野球場には生徒・保護者をはじめ多くの人が応援に駆けつけました。PTA会長さんや同窓会会長さんも来てくださり、みんな一丸となって勝利を祈りました。
 序盤、相手は着実に得点を重ねていくのに対し、こちらはなかなかヒットが出ません。4回表を終わった時点で5対0の苦しい展開となり、「このままワンサイドゲームにならなければいいが…」と思った矢先、4回裏の攻撃は目の覚めるようなヒットの連続で、あっという間に6点を取り返す大逆転。スタンドは行け行けムード全開で、私も応援席の保護者の皆さんと思わずハイタッチ。しかしその後、相手に追加点を許し、8回には1点を返したものの、最後は8対7の1点差で無情にもゲームセットとなりました。
 惜しかった。本当に惜しかった。勝負を分けたものは何だったのか、それは選手たちが一番よくわかっているでしょう。でも、このチームが目標にしてきた「逆境に強く、闘争心あふれるプレー」はしっかり発揮できたのではないかと思います。見ている側に元気や勇気を届けてくれるプレーでした。
 帰り際、県立野球場のバス停にきちんと並んでバスを待っている応援の生徒たちを発見し、「ああ、この子たちは電車に乗ってバスに乗って、わざわざ来てくれたんだなあ」と感激。敗戦は本当に残念でしたが、心に清々しい風が吹くようでした。
 暑い中、応援してくださった皆様、たくさんの声援をありがとうございました。