校長室から
和楽器『箏』と車椅子の寄贈
創業100年を迎えられた株式会社江口組様から、本校の教育管理備品充実のために、『箏(生田流)』と車椅子を寄贈していただきました。『箏』は1年生の音楽の授業の中で活用する予定で、この後、箏柱を立て、調弦をすることからスタートし、2学期を中心に演奏練習を進めていきます。これまでは和楽器演奏といえば、篠笛の演奏やセンターから『箏』を借りて授業を行ってきましたが、音楽選択者全員が一斉に『箏』の練習を行う環境が整いました。授業で練習を積んで、成果を発表することができればと思っています。また、パンクの心配がなく操作しやすい車椅子を2台配置していただきました。大切に使わせていただきます。江口組様には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
あいさつ運動
PTA指導委員会の皆様にご協力をいただいて、今日から一週間の挨拶運動が始まった。また、生徒会が中心となり、生徒による挨拶運動も、部単位で並行して行われた。朝早くから運動にご協力いただいたPTAの皆様や生徒、職員に心より感謝したい。「生徒たちは皆、しっかり自分の目を見て挨拶をしてくれ、感動しました。」と委員の方からお褒めの言葉もいただいた。赴任以来、少し本校生徒の挨拶が弱いと感じていたので、このような言葉をいただき、大変うれしい気持ちになった。いろんな力をお借りしながらも、挨拶の輪が学校全体に広がるようにしていきたい。
菟橋神社春季例大祭(お旅祭り)・旧小松城祈願祭
今日から気がついたことをつぶやいていきたい。
5月16日(日)菟橋神社春季例大祭(お旅祭り)・旧小松城祈願祭に参列させていただいた。前日は今年初めての真夏日を記録する暑さとなり、当日は朝から小雨模様であったが、式典前には雨も上がり、大当番町、氏子の皆さん10名ほどが参加し、宮司の祝詞、お祓い、玉串奉納、そして、宮司から祈願祭の説明をいただいた。お旅祭りは、前田利常が小松城に隠居したころに始まったという。本校敷地内、正門入口付近に橋の跡が残されている。神輿が巡行の際に、この橋の近辺にあった小松城門へ赴き、前田家の平穏を祈願したとされる。例年ならば、設置された拝殿付近に神輿が駐留するが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、残念ながら神輿渡御が中止となった。
緑豊かな芦城公園や敷地内の小松城天守台など、改めて本校は恵まれた環境にあると感じた。赴任した4月1日、天守台に続く青雲の小径は、桜が満開であった。創立120周年記念事業として桜並木再生という多大な支援をいただいた同窓会の皆様に感謝したい。
<校長室から> 忘れられない卒業式
昨日(3月3日)、本校の第72回卒業証書授与式が挙行されました。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、代表以外の在校生は出席せず、卒業生と保護者、限られた来賓のみの式となりました。式次第も一部割愛され、また生徒を含め多くの方がマスクを着用する中、例年とはかなり雰囲気の異なる式となりましたが、かえって記憶に残る式になったかもしれません。
小松高校では、もともと卒業式の予行演習は行っていません。代表生徒に作法指導をするのみです。今年はそれも当日の朝、短時間行っただけでした。しかし、さすがは小松高校生、全員がしっかりした態度で式に臨み、高校生活最後の行事を立派にやり遂げてくれました。
中でも心に残ったのが、市田修也くんの答辞です。勉学、部活動、学校行事などの3年間の歩みを振り返り、支えてくれた先生、家族、仲間に感謝を述べるというオーソドックスなものではありましたが、経験してきた当人にしか語れないことが飾り気のない言葉で綴られていて、「この生徒は本当に真剣に自分と向き合いながら、努力を重ねてきたんだなあ」と感じさせるものでした。
私が本校で3年生とともに過ごした時間は1年だけですが、彼らの溌剌とした姿からたくさんのエネルギーをもらってきたことを、私も深く感謝しています。
3年生の皆さん、卒業おめでとう。「三年の春は過ぎやすく 波風荒き世は待てど~」 小松高校で学んだこと、経験したことのすべてと糧として、力強く次のステージに羽ばたいてください。
<校長室から> 静かな創立記念日
明治32年(今から120年前)に石川県第四中学校が開校し、新築校舎に移転したのが10月1日だったことから、この日を本校の創立記念日としています。ちなみに本校最大の行事「記念祭」も、現在は8月の終わりから9月の初めにかけて行われていますが、かつて(私の高校時代)は9月下旬の実施で、まさに創立記念日に合わせた「記念祭」だったと記憶しています。
それはさておき、創立記念日は県の規則により学校が休業になる(教員は勤務日)ので、今日の校舎はひっそりとしたものでした。ですが、たくさんの生徒が自主登校し、勉強に励んでいました。受験体制に入っている3年生はもとより、1・2年生の教室にも姿があったのは、来週の中間考査に備えてのことなのでしょうね。この地道な努力が実を結びますように。