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輪島塗の職人さんから学ぶ

4年生が、町野町在住の輪島塗職人、惣田登志樹(そうだとしき)さんに伝統工芸輪島塗の仕事について教えていただきました。

2024年には黄綬褒章(業務精励)を受賞され、輪島漆芸美術研修所でも教鞭をとられた経験をお持ちです。

輪島塗にはいろいろな工程がありますが、惣田さんは「塗り」の職人さんです。今年は「輪島市市勢功労者表彰」で学術文化功労者として表彰を受けられました。

何層にも塗っては研ぐお椀や、輪島塗の特徴のひとつである地の粉、自作されるといういろいろな大きさ太さの刷毛も見せていただきました。

地震と豪雨で大きく被災され、今はコンテナの仮工房でお仕事を続けていらっしゃる惣田さん。物静かな語り口ながら、美しく丈夫な輪島塗がいかに多くの職人さんの技術に支えられているかをわかりやすい言葉で教えてくださいました。

伝統を守り伝えていくために、この地でがんばっていくというベテラン職人さんのお話は、社会の学習でもあり、自分の将来を考える人生の学習ともなりました。惣田さん、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。