2022年度 子どもたちの活動

3月14日(月) 自筆交名録

中島小では、明治45年の中島尋常小学校時代から続く卒業生が「卒業生自筆交名録」に名前を残していく伝統行事があります。

今年も卒業生12人が111年の歴史を刻んだ台帳に名前を書き記しました。

「卒業生自筆交名録」は明治45年当時の校長先生が始めたもので、戦時中に署名が欠けた年もありましたが、今年で111年続いています。

中島小学校の金庫に入れられており、111年間、大事に大事に受け継がれてきました。

1ページ目には、当時の校長先生が朱書きで書かれた文章が綴じられています。

此簿冊ハ明治四十四年度以降ニ於テ本校ヲ卒業スルモノ各々自筆ヲ以テ其氏名ヲ記録スルモノナリ

他日成長ノ後ニ至リ関係者ニシテ之ヲ繙クコトアランカ幼時ヲ甲懐想シ一種ノ妙感ニ撃タルルコトアラン

 

一人一人校長室に来て、私(校長)が見守る中、真剣な面持ちで、一筆一筆丁寧に書き上げました。

皆、小学校6年間の集大成の字で、とても立派に書けました。

この交名録は、卒業生は黒色、教職員は朱色の墨で記入します。

私も歴史ある自筆交名録に名前を記すことができ、感無量です・・・

いよいよ残すところ、卒業式まで、あと3日です。