日誌

カテゴリ:こぼれ話

喜ぶ・デレ 某月某日

<<その1>>
 先週、文化祭が開催されました。
 運動会が終わっての短い時間、さらに中間テストをはさみながら、毎日遅くまで準備や練習に追われたことでしょう。
 時間がなくて大変だったと思いますが、今年も大変楽しい立派な文化祭になったと思います。みなさんお疲れ様でした。
 生徒のみなさんいかがでしたか?そしてご覧になった保護者の皆様、いかがでしたでしょうか?毎年毎年、あれだけの趣向を考えて準備をするのはものすごい労力が必要だと思います。でもそれをやり遂げてしまうみなさんのパワーは素晴らしい!
 私にとっては終始中学生パワーに圧倒された二日間でした。

<<その2>>
 根上中学校にはご存知の方もいらっしゃるかと思いますが学校林があります。
 ここは、何年も前から根中の生徒たちが地域の方々のご指導を受けながら手入れを行っています。
 そのおかげで、ここは全国的にも随一と言っていいほどの松林の再生を遂げました。ちょっと前まで鬱蒼とした場所だったものが、今は見通しのいいきれいな場所になっています(昔はサバイバルゲームができるほど草が生い茂った場所だったらしいですよ)。
 松というものは肥料を与えてはいけないそうで、地面に落ちた松葉をそのままにしておくと逆によろしくないのだと聞きました。きちんと松葉かきをして取り除いてやらなければ枯れてしまうのだそうです。
 昔は松葉を燃料にしたそうで、放っておいても子供たちが集めにきたのだそうですが、現代はそのようなことはありません。誰にも顧みられなければ荒れるままになってしまいます。
 実際、日本全国でも荒れ果てた松林はあちこちに見られ、再生のためにたくさんの方々が努力をなさっていますが、荒廃しつつあるところも多々あるようです。
 しかし、根上地区では代々生徒のみなさんが松葉かき作業を続けてくれたおかげで、見違えるように素晴らしい松林に再生しました。
 このような活動は、地味なだけにあまり注目されないかもしれません。でも、誰かがやらなければならない非常に重要な作業であることは間違いありません。
 それを生徒のみなさんが続けてくださっている。これはある意味どんな偉業より称賛されることだと思います。
 ぜひともこの伝統を今後も長く続けていってほしいと願っています。