平成24年度事業報告

平成24年度 国際理解教育講演会(2学年対象)を実施しました。

この事業は、国際社会に対する認識を深め、日本のみならず世界への関心を喚起することを目的としています。
 
2月6日(水)、ロシア出身で石川県国際交流協会のボロディッチ・エフゲーニ氏を講師に迎え、約1時間にわたって『国際人としてのあり方-ロシアからみた日本、日本から見たロシア-』と題して講演を行っていただきました。
 
講演会では、ロシアやロシア人の紹介から始まり、ご自身の日本への留学、大阪や石川での勉強、外国人として不思議に感じたことなど、経験を交えたお話は非常に分かりやすく、時折生徒にマイクを向けて質問するなど、積極的に生徒の中に入って行こうとする姿勢が印象的でした。
最終的には、グローバルな視野に立つには、何が必要かというテーマにまで話が発展し、生徒の反応も上々で有意義な講演でした。
異なる文化を一つ一つ理解していくことが、やがてグローバルな視野の形成につながるというエフゲーニさんの体験に基づいた考え方に納得した生徒も多かったようです。
 
<生徒の感想より>
 
・両国が互いに持つ偏見は、異文化理解の交流を通して、きっと乗り越えて行けると思った。
 
・この広い世界の中で違いが生まれるのは当然のことである。その違いを誤解ではなく、理解へとつなげ、互いに認めていくことが最も大切であると感じた。
 
・グローバル社会である今、異文化理解は必須条件である。自分の視野を広げ、他者との相違点を認め、受け入れることが大切である。しかし、今の自分にはその力はまだ備わっていない。まずは、クラスメイトに話しかけていくことから始めていきたい。
 
・外国語を学習する際には、何のためにその外国語を使うのかという明確な目的をもち、それに没頭することが、一番の勉強方法だということを聞き、すごく納得しました。
 
<講演会風景>