日誌

日本PTA東海北陸ブロック研究大会 一日目

第71回日本PTA東海北陸ブロック研究大会
石川県小松大会 10/9・10/10
テーマ 【こどもたちの未来を地域とともに】
智・仁・勇
智・・・未来を生き抜く知恵
仁・・・お互いを思いやる心
勇・・・何事にも挑戦する勇気

参加者が2,600人を超える大きな大会で、
北陸三県と東海(愛知・岐阜・三重)と名古屋市の
七つのPTA会員が参加しています。
今大会では小松市P連が中心となり、
数年前から色々と準備をしてこられたようです。

一日目はPTAの研究発表会でした。
6つの会場に分かれ、私たちは小松市民センターで行われる、第5分科会に行ってきました。

会場内の様子
パネルにて、研究発表の内容や準備風景等を紹介。
テーブルの上には西部小の子供たちが作った塩が。さすが珠洲の学校。
試食もできました。




第5分科会の発表校は、福井の南条中学校と珠洲市の西部小学校の発表で、
両校ともに小規模学校で、全校生徒が171名の中学校と、21名の小学校の体験でした。


【地域とPTA活動をつなげることで どのようなことがうまれるのだろうか】

南条中学校では、40年前から公共施設の清掃ボランティアを継続され、
地域に貢献する意識が根付いている事に驚きました。 
部活動等で忙しい中学生が、地域で行われる全国マラソンの受け入れボランティアに、
60名以上も参加すると言う姿勢に感銘を受けました。
その背後には、PTA会長を始め、地域の大人達の、
『出来るだけ多くの行事に関わって行き、子供を育成して行きたい!』
と言う、強い意識、姿勢があり、行動している事で、
子供達にも、心が伝わって居るのだと感動しました。

南条中学校PTAの発表の様子。


【心豊かに逞しく生きる西部っ子を育てるPTA活動】

西部小学校では、全校生徒が21名にも関わらず、様々な活動がされていました。
その中で、最も感銘したのは、学校行事の避難訓練や児童引き渡し訓練に、
「子供が居ない(学校と関わりが無い)地域の方も一緒に訓練に参加している」
と言う地域とのつながりの強さに驚きました。

西部小学校PTAの発表の様子。


二校に共通する点は、
『子供を育成したい!』
と、真剣に考え、温かい心で活動されて居る事でした。

今大会に参加させて頂き、まずは、自分の意識改革が大切だと痛感しました。
これまでは、しょうがないという気持ちで役員になっていました。
今日の話を聞いて
それは違う。という事に気付きました。
受ける側の意識で 、考えも大きく変わるのだと。
我が地域も、自分の子供にとどまらず、地域へ視野を広げ、
真剣に取り組んで行きたいと強く思いました。
地域では今、なかなか地元の伝統行事を受け継ぐ人がいないとよく聞きます。
「ふるさとの良さを感じていますか?」
そんな中、祭りを守り、伝承して行こうと壮年団が真剣に取り組まれています。
私達も、その心を理解し、精一杯協力して行きたいです。



研究発表会が終わると、会場を巻き込んでのパネルディスカッションが始まりました。
コーディネーターの方が「地元愛」と力強く語っていたのが印象深い。

人との繋がり、自然や歴史、行事など、
「幼い頃の記憶で 浮かんでくる人っていますか?」
例えば、祭りなど 得意な方が次の世代に伝えていく、体験させる、
そこからまた良さを感じ、また次の世代へと受け継がれ…
継承者がいるから受け継げる。
人と人とが 顔と顔を合わせ、顔と顔が見える関係。
地域で子供を育んでいく。
みんなが知っている地域の中で育ち
「◯◯ちゃん 大きくなったねぇ~」と
懐かしむ繋がり。
そんな地域でありたいと強く思いました。

子供が感じた事。小さい頃からのエキス。
原点には大きな意味があると言う。
今できる事を精一杯やる!
地域の行事・ボランティアなどに参加する事で、
そこから子供達が多くの事に気付き、
褒められ、認められ 、地域に大切にされていると感じる。
いろんな活動を通して 地元愛がうまれてくるんでしょうね。
☆子供は親を見て育つ
子供は確実に見ている。見ているからこそ 大人になった時、
そのパフォーマンスが出てくる!!との話。
保護者・学校・地域
子供がみんなに愛されて育つ環境 
子供が安心して育っていける環境作りの架け橋になれるようにと思い、
今あるPTA活動一つ一つを大切に取り組んで行きたいです。
2015/10/16
この記事を読まれた保護者の皆さんへ
PTA活動は確かに面倒です。仕事、家事との両立だけでも忙しいのにと思われても仕方が無いと思います。
ただ、この活動を行うことの目的(本質)は、お分かりいただけたかと思います。
保護者、学校、地域
この3者が1つになって出来上がる環境は、きっとすばらしいものになると思います。
その架け橋になれればとの気持ちがPTA活動を支えていると思います。
どうか、子供たちの未来が今よりちょっとでも良くなればと思われる方、PTA活動に興味を持っていただければ幸いに思います。