「総合実習」の授業で「茎伏せ」を行いました‼
今日から熊本県において、日本学校農業クラブ全国大会が開催されます。
本校からは、プロジェクト発表会に5名、意見発表会に2名、平板測量競技会に4名、農業鑑定競技会に4名、クラブ員代表者会議に3名、代議員会に1名の合計19名が出場・参加しています。
日頃の学習成果を十分に発揮し、入賞目指して頑張ってきてくれることを願っています‼
石川よりエールを送ります! 頑張れ~‼
さて、タイトルのとおり、3年園芸福祉コースの生徒が「総合実習」の時間に「茎伏せ」の実習を行いました。
「茎伏せ」ってなんやそれ⁉ っていう感じだと思います。
「茎伏せ」は栄養繁殖方法のひとつで、茎を輪切りにし、土に伏せておくことで発根と発芽を促し、発生した株を分けて増やす方法です。
では、具体的に手順を見ていきましょう。
まずは、伸びすぎて草姿が崩れてしまった観葉植物です。
以前、「取り木」でご紹介しましたが、茎を削り、発根させて新しい株を作り出す方法があります(左・1枚目の写真)。
しかし、右(2枚目)の写真のようにここまで大きくなると、切るしか方法はありません。
茎を適当な長さにカットします。
発根しやすくするために、表面にカッターで切り込みを入れます。
この切込みにより組織が傷つくことで、発根や発芽が促されます。
茎に水を十分吸わせた後は、川砂など排水性の良い土に埋めていきます。
竹べらなどで軽く溝を掘り、茎の太さの3/4ほどをめどに埋めていきます。
でき上りは、こんな感じです。
茎の先端部分は、葉を残したまま挿しておきます(挿し木)。
茎には養分が十分あるため、水分さえ切らすことがなければ、発根・発芽してきます。
その時は、また、ご紹介いたします。
ご家庭の観葉植物などが間延びし、草姿が乱れた場合、株を切り戻して形を整えたり、繁殖したい場合にご活用ください。
では、次回の報告をお楽しみに!