日誌
環境設計分野3年次生 大日川ダムの見学
11月18日(月)に、大日川ダムの見学実習を実施しました。管理事務所では、ダムを造るまでは水をめぐって紛争が絶えなかったことをお聞きし、大変驚きました。ダム管理システムについても説明していただき、不足水量を2つの河川から引き込みまかなっているとの説明がありました。また、線状降水帯等の影響により、ダムが満水となる前に放流を行う際は、緊急放送により付近住民に知らせるシステムもあることを知りました。大日川ダムは、農業用水への供給や水力発電等の役割を担っており、手取川扇状地域の灌漑には、なくてはならない大切な水利構造物であるとわかりました。
現在は、建設後約56年経過したため、国が取水塔をはじめ様々な箇所での補修工事を実施しています。私たちは、専用エレベーターでダム最深部まで降り、めったに見ることのできない堤体内部を見学させていただきました。その後、洪水吐ゲート付近の出口から屋外に出ると、見上げれば50m以上もの高さを誇る巨大な重力式コンクリートダムがそびえ立っており、人工構造物の雄大さを実感しました。
(報告者;相川志麻)