令和5年度 高松中学校のようす

7月4日(火) 1年生「ぶどう学習」と 寺山 比奈 さんへの感謝状贈呈式

 本校では、毎年1年生を対象に、かほく市の地域のことを知るために、特産品「高松ぶどう」の学習を行っています。今日は、その学習の前に「高松ぶどう」の、のぼり旗をデザインした 寺山 比奈(2の2)さんへ、高松ぶどう生産組合長 大田 登 氏より感謝状が手渡されました。このデザインは、昨年度の美術科の授業で作成したもので、寺山さんのが描いた「美味しそうな赤味と丸味のあるぶどう」が大田氏の目にとまったとのことでした。これから、高松地区のいたる所でこの旗が見られます。

 今日の午後、1年生は、学校の近くにある「喜多ぶどう園」を訪問し、ぶどうの収穫体験をしました。体験では、葉の養分がぶどうに下りていくことから上の方が甘いことを知ったり、実際にハサミで房を落とそうとすると、茎が思ったより固いことに驚いたりと発見もありました。「喜多ぶどう園」さんのご厚意で、この日まで収穫を待っていただいたおかげで、ぶどうは流通しているものより甘く21~22度の糖度があるとのことでした。自分で収穫したぶどうを食べて、その甘さに自然と笑顔になりました。

 体験の後は学校に戻り、大田氏より高松ぶどうの歴史、生産者の仕事、ぶどう産業の現状と課題等についてお話しをいただきました。お話しの中では「生産するにあたり試行錯誤はあるが、収穫できたときには、その喜びで辛いことは忘れてしまっている」「高松出身であることを誇りに思っている。中学生の今は、体も成長する時期、勉学にも励んで高松を守ってほしい」と、これまでの経験をふまえたエールを送ってくださいました。