令和5年度 高松中学校のようす

9月8日(金) 3年生 SDGs講演会が行われました

 3年生は2学期に、FT(総合的な学習の時間)にSDGsについて探究活動を行います。これから学んでいくテーマを決めるヒントを探すことを目的とした講演会が行われました。講師には富山国際大学附属高校の 西村 一也 氏をお招きし、西村氏がマレーシア・ミクロネシアでICA海外協力隊として活動されたお話しを聞きました。

 西村氏は2年間の海外協力隊での仕事で、ダンプサイト(ゴミの集積場)に集まる家庭ゴミの半分が非分解性であることを調べました。続いて、アルミ缶のディポジット制度やODA(政府開発援助)を活用し、現地のリサイクルセンターを改修すると同時にアルミ缶のゴミを回収することにつなげました。また、悪意なくゴミを投げ捨てることが日常になっている姿に疑問を持ち、ポイ捨てによる弊害について小学校で啓発活動を行ったことなどを多くの写真や動画を交えて中学生に分かりやすくお話ししてくださいました。西村氏の活動は、今も現地に根づいているとのことでした。

 また、海外協力隊の活動のみならず、ホストファミリーとの生活のようす、現地の人との交流のようす、食物のこと、海外協力隊を終えた後での研究活動のことなどもお話ししてくださいました。SDGsに目を向けることだけでなく、西村氏の生き方にも触れることができた講演会でした。