日誌

研究授業「1人1台端末を用いた反転授業の実践」

 10月25日〜11月3日にかけて、本校教員による研究授業が行われました。テーマは、「1人1台端末を用いた反転授業の実践」です。

 「反転授業」とは、インプット中心だった従来の授業スタイルを「反転」し、生徒があらかじめ動画を視聴し知識を備えて来ることで、その内容をアウトプットすることが中心となる授業の形です。このスタイルを取ることによるメリットとして、①インプットが動画であるために、生徒が自分のペースで学習を進められること、②先生が各自のペースに応じて個別の支援ができること、③授業をただ受け身で聞くのではなく、予習を活かして主体的に参加できること、などが挙げられます。

 研究授業を行ったのは、国語・英語・理科・商業の4教科、6科目。期間中は本校教員のみならず、門前中学校の先生方にも参観にお越しいただき、授業をした先生、授業を参観した先生、双方にとって大きな学びとなりました。何より、頭を悩ませながらも活発に議論したり、予習した内容を互いに教え合ったりして授業に参加する生徒たちの姿からは、主体的に学びを深めようとする姿勢が見られました。

 

 

 

◇反転授業を受けた生徒へのアンケート

 

◇反転授業を受けての感想(一部)

・内容を理解した上で取り組めたのでわかりやすかった。

・予習してきたことを他の人の考えと比べながら授業を受けることができた。

・予習の時点では少しあやふやなところもあったけど授業で理解できたので良かった。

・予習をする機会が増えた

 

◇反転授業を実施した先生の感想(一部)

・反転学習で、生徒の授業への参加意欲が増す工夫が必要であると感じました。

・個々の生徒の理解に合わせた指導が丁寧にできる

・授業の構想を練るときにも改善点や課題が思いつくなど、実践しようとすることでいろいろなことに気づいていきました。

  

 反転授業の実践は、多くの先生にとって挑戦でした。職員室でも連日のように議論が交わされています。研究授業を通して、失敗も成功も含めて新たに得られた気づきがたくさんあります。今回の反省を次につなげ、今後も生徒とともに学び続けます。