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平成29年10月

校庭の木々も色づきはじめ秋の気配を感じるようになりました。先月23日好天の中、運動会が終わりました。保護者の皆様や地域の皆様には,励ましと心温まる応援,そして競技に参加していただきましたこと,また準備から後片付けまでお手伝いいただきましたことに感謝申し上げます

当日は、子供たちの教育的な成長が随所に見られ、うれしく思います。チームのため、仲間のために精一杯走り、力を出しつくした数々の競技、全校が心一つにして笑顔で踊ったよさこい、また代表となって開閉会式や応援合戦で活躍した子供達…すべてが大きな成長であり、子供たちの輝かしい一場面でした。子供達が「自分の目標」をもち、達成に向かって前進できた瞬間でした。

目標設定について、箱根駅伝で有名な青山学院大学の原晋監督は、

その著書の中で

「目標を設定するときに気を付けたのは『目標を半歩先にする』ことです。…

それがどんなに小さな目標でも、達成するのはうれしいものです。…

成功体験は、成長を促す潤滑油です。…

小さなところからほめ続ける。

と目標の大切さを説いています。

運動会練習を眺めながら、先生方が、子ども達の頑張りをタイムリーに具体的に褒める場面を何回も目にしました。まさ「褒めて伸ばす」でした。今後も小さな目標で成功体験の積み上げを続けたいと思います。今回の運動会が、子供たちの成長へのエネルギーとなるように、改めてご家庭でも小さな成長を思い出し、話題にし、ほめることで成功体験へと高めてみてはいかがでしょうか

さて、今月31日(火)には、いしかわ道徳講座(研究発表会・授業参観を兼ねます)を予定しております。道徳性の育成に向けて一時間一時間の授業をより一層充実させ,「実り多き秋に」向けて実践しているところです。保護者・地域の皆様の温かなご支援ご協力を,引き続きお願いいたします。

 

校長 野畑秀基

平成29年9月

「猛暑・熱中症」という言葉を聞く機会が多かった長い夏休みが終わり、学校に元気な子ども達が戻ってきました。お陰様で大きな事故や怪我もなく、夏休みを終えることができたことを何よりもうれしく思います。保護者・地域の皆様の熱心な見守りのお陰です。感謝致します。また、保護者の皆様には、プール監視当番やPTA奉仕作業など大変お世話になりました。改めてお礼申し上げます。

私事ですが、今年の夏、中学校の同窓会に出席しました。中には、卒業以来の再会を果たした方々もいました。すぐに近況報告や昔話で盛り上がり、元気や癒やしを沢山いただきました。当時を振り返り、成功も失敗も含めて同じ時間を過ごすことで互いに成長でき、改めて友達の大切さや有り難さを感じた1日となりました。

2学期は、たくさんの行事があります。子ども達には、積極的に同学年や上下学年の友達と関わり、互いに協力して、全ての行事が成功するよう応援したいと思います。また、各自のめあての実現に向けて、2学期の目標をしっかり決めて、毎日コツコツと努力を続けてほしいと願っています。気持ちのいい元気な挨拶、さわやかな笑顔あふれる『明るく楽しい学校』づくりを進めたいと考えています。

23日(土)は、6年生にとって小学校最後の運動会です。下級生の良き手本となるよう一生懸命練習に励み、係の仕事も責任を持って取り組んで欲しいと思います。最高学年である6年生の頑張りが、下級生の頑張りに大きな影響を与えます「練習は、うそをつきません」。ぜひ、6年間共に過ごしてきた同級生で力を合わせて頑張り抜くことを期待しています。最高の運動会にしましょう!

始業式には、子どもたちにイソップ物語「旅人とクマ」から「友達を大切にしてほしい」と呼びかけました。

2学期は、子ども達にとって様々な活動や発表の機会があります。

友達と励まし合って努力を継続し、

『やればできる』という自信を深めてくれること  

 

を大いに期待しています。今までより少し困難な事・難しい事にチャレンジして自分を高める事のできる充実した学期にしたいものです。

保護者・地域の皆様、子ども達の持つ素晴らしい力をさらに伸ばせるよう、職員一同力を合わせて努力しますので、どうぞ温かいご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

校 長   野畑 秀基 
平成29年7月夏休み号

楽しい夏休みを!

 いよいよ子どもたちが待ちに待った夏休みが始まります。始まる前は長いと思っていても、いつの間にか知らずに過ぎてしまう42日間。それが夏休みなのではないでしょうか。

一学期間、子どもたちは、学習や行事に一生懸命取り組んでいました。それとともに保護者・地域の皆様には、学校の教育活動に対しご理解・ご協力をいただきありがとうございました。お陰様で計画された教育活動も充実した活動を行うことができました。

夏休みは、子どもたちにとっては1年間の中でとても大切な節目になる時期です。それは休みの前と後とで子どもたちの顔つき体つきが全然違っていることから、心と体が大きく成長したことが理解できます。9月には、「ぼく・私の今年の夏休みは〇〇やったよ!」と自信をもって話すことができる夏休みになってくれることを期待しています。

そのためにも、夏休みが単に「登校しなくていい日」でのんびり過ごすばかりでなく、しっかりと計画を立てて過ごしてほしいと思います。日頃は、時間に追われて慌ただしい生活を送っています。だからこそ時間を贅沢に使って、夏休みにしかできない体験をしてほしいものです。

  そして、どうか休み明けには49名全員が元気な姿で登校してくれることを願っています。事故(水難・交通など)・災害や不審者など心配なことはたくさんあると思いますが、そういう不幸に合わないための細心の注意をお願いします。  

終業式でも「自分の命は 自分で守る」話をしましたが、どうかご家庭でも安全・安心に関する話をしていただくようお願いします。

それでは、楽しい夏休みをお過ごしください!

校長  野畑秀基

平成29年7月

~いよいよ学期末7月~

校長  野畑秀基

先日、子どもたちが楽しみにしていた「プール開き」で、6年生が、小さい1年生を本当に気遣いながら世話をしてくれているのを見て、とても感心しました。向洋小で継続して実施している縦割り班活動の良さを改めて強く感じました。小規模校において異学年交流を意図的・計画的に深めるためにもこの縦割り班活動は大変効果的だと考えています。

さて、小・中学校という義務教育9年間の中で、「確かな学力(知)」・「豊かな人間性(徳)」・「健康、体力(体)」の向上の三本柱を基にした「生きる力」の育成をめざしています。そのためには、「学級や学校という社会」の一員として、集団の中で生きていく子どもたちにとって、守らなければならない大切なきまり・ルールの徹底があります。これらは、学力向上の基盤となる「学習規律」もこれまでと同様に大切にしつつ、当たり前のことですが、「ダメなことはダメ」という厳しさとともに、学校でも、家庭でも、「できたことを褒める、認める、励ます」ことを大切にしていかなければいけないと考えています。これらのことは、決して学校だけでは完結できるものではありません。保護者を始め、地域の皆様方のご支援・ご協力があってこそです。

道徳の教科化へ

既にご承知の通り、小学校では、来年2018年(平成30年)4月からこれまでの「道徳の時間」から「特別の教科 道徳」が本格実施されます。道徳は、これまで「教科外」という位置づけでした。しかし、今後は、教科として教科書(いままでは、副読本)が作られます。また通知表に評価も乗ることになります。但し、数値ではなく記述式で行われます。一般の教科とはこういった違いがあるため「特別の教科」とよばれています。

注目されるのは、教科となる道徳が「考え、議論する道徳」を目指していることです。これまでの道徳は、主人公の気持ちを考えようなどという「読み物道徳」の面が強かったという反省から、問題解決的学習や体験的学習を取り入れ指導方法を改革することが掲げられています。教材をただ読むのではなく、「考えて議論する」という授業を通じて道徳心を養うことも目指しています。

向洋小学校では、以前より地域や保護者の皆様と深く関わりながら道徳教育を進めてきています。そんな中、今年度から2年間、県教育委員会より「いしかわ道徳教育推進事業推進校の指定を受け現在研究を進めています。今秋10月31日(火)には、「人と地域を行かした道徳教育講座」を開催し、保護者や地域の方々へ道徳教育への更なるご理解を賜りたいと考えております。その中で保護者の方や地域の皆さんに参加していただく道徳の授業も考えています。その際は,よろしくお願いいたします。

(7月学校便りより)


平成29年6月

~1学期の中間地点~

校長 野畑 秀基
 早いもので、まもなく1学期の中間地点になろうかとしています。

子どもたちは、毎日の学校生活を通して発達段階に応じてさまざまなことを体験し、心身ともに成長の日々を過ごしていることを大変嬉しく思います。

ただ、子供たちにとっては新しい環境で、期待や不安が入り混じっての新年度のスタートだったと思いますので、そろそろいろいろな疲れが生じてくるところでもあります。特に一学期のこの時期は、人間関係において、さまざまな問題がでてくる時期でもあります。成長の段階に応じて、表現の仕方も違ってくると思いますが、どうかご家庭での様子をしっかりと観察していただき、わが子とのコミュニケーションを大切にしていただきたいと思います。子供は必ずなんらかのサインを出しますので見落とさないようにして、早めの対応を、保護者の皆様と学校が連携して行っていきましょう。

 もう一つ、気候の変化です。最近は、熱中症が心配されるほど暑い日が続いています。また、6月は梅雨の季節です。うっとうしい長雨が続いたり、寒暖の差により体調が悪くなったりということもあります。このような季節だからこそ、子どもたちが元気に学校に登校してくることができるように、「早寝、早起き、朝ご飯」の習慣を継続することが大切になります。多くのご家庭で意識して取り組んでいただいていることと思います。成長期にある子どもたちにとって、「寝る子は育つ」の言葉通り、質の高い十分な睡眠をとることは、子どもたちの成長にとって欠かせないものです。基本的な生活習慣がしっかりと身についている子どもは、学力も向上すると言われています。学校と家庭が車の両輪となって、子どもたちの成長をともに支えていけるように連携することが大切であると考えます。もし心配なことや不安なことがあったら、いつでもご相談ください。

 さて、学校では、子ども達に「聞く」ことを大切にする取組を進めています。特に授業中に3つのきく(聞く・聴く・訊く)を意識したきく態度の育成です。

朝礼でも、「聞く」ことの大切さを伝えました。

今月も学校と家庭そして地域のより多くの耳で子どもたちの心のささやきにしっかりと耳を傾けていけたらと思います。ご支援ご協力の程、よろしくお願いいたします。

(6月学校便りより)


平成29年5月
 ~5月スタート~
校長  野畑 秀基

風薫る5月になりました。1年生が入学、また2年生から6年生もそれぞれに新しい学年に進級し、約一ヶ月が過ぎ、落ち着いて学習している姿や意欲的に活動している姿が随所に見られます。本校の特色ある活動のひとつに、1~6年生の縦割り班活動を実施していますが、「1年生を迎える会」や「ふれあい遠足」の時に、上級生がやさしく1年生の面倒をみる姿が見られ、ほほえましく思います。

さて、新しい環境にだんだん慣れてきた頃ですが、子どもたちは、日々の生活の中で思いどおりにならないことにたくさん出会います。勉強のこと、遊びのこと、友達関係など、むしろ思いどおりにならないことのほうが多いのかもしれません。しかし、子どもたちは、この思いどおりにならない壁を乗り越えながら、しだいに成長していきます。その壁を乗り越える術を身に付けるには、様々な体験(成功も失敗も)をすること、そして多くの人と出会うことが大切です。時には、悔しさで涙することもあるでしょうし、あきらめずに努力して、できなかったことができるようになることもあります。このように子どもたちは、「体験」と「人」を通して、よりたくましく成長します。

新学期が始まって一ヶ月が過ぎ、いろいろなことにちょっと慣れてきた頃です。こういう時期は、学校でも慎重に見守ります。ご家庭でも子どもたちの小さな変化にもぜひ注意していただきたいと思います。

 1日の全校朝礼で、「カエルの頬かぶり」のお話を例に、めあて(目標)を持つことの大切さを伝えました。子ども達は、真剣に聞いてくれました。それぞれの目標にむかって頑張る50名の向洋っ子のために、地域そして保護者の皆様、今月もどうぞご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

(5月学校便りより)

 

                     

平成29年4月
 
 ~平成29年度のスタートにあたり~

                            学校長 野畑秀基

 4名の新1年生を迎え,全校児童50名,全職員15名で本年度の教育活動を進めてまいります。子ども達のご入学・ご進級を心よりお喜び申し上げます。

 職員一同,家族・地域の宝である大切な子どもたちをお預かりし、一人一人の学力及び体力が向上すること並びに地域に開かれた学校づくりをめざして一年間努力していく所存です。

 学校の教育目標は、「かしこく,やさしく,たくましい子の育成」です。子どもたちにとって『毎日が楽しく登校するのが楽しみな学校』をめざし~徹底・継続・結果~ を合言葉にして,充実した日々の教育活動が展開できるように努めていきたいと思います。

【こんな子どもたちに】

 ・早寝、早起き、朝ご飯の徹底(規則正しい生活リズムの確立)
 ・元気なあいさつの継続 (コミュニケーション力の育成)

 ・話をしっかり聞く・聴く・訊く(理解力の向上)

      

  本年度も,大切な50名の子どもたちの健やかな成長を願って,学校・家庭・地域の信頼関係に基づく連携・協力が一層推進されますよう,保護者,地域の皆様のご理解とご支援を,どうぞよろしくお願いいたします。(4月5日始業式講話より)