日誌

一人一人の成長に拍手とエールを!

                一人一人の成長に拍手とエールを!
                                                                校 長 滝井 陽一
 新しい学年、新しい学級、新しい友だち、新しい担任など、子どもたちにとっては期待と不安が入り交じった4月5日から約3ヶ月半が経ちました。この間、鳳至っ子は確実に一歩一歩成長した姿を見せてくれました。
 市祭での金管鼓隊に臨む姿。鳳至オリンピックでの目標に向かって頑張った姿。今年度は、Aランク達成者が47名と昨年度の32名を大幅に上回りました。昨年度課題であった家庭学習時間も、全学級で目標時間を達成です。バリ勉(自学ノート)提出率も大幅に増え、それ以上に内容が充実してきました。
 保護者の皆様から見た子どもたちの姿はいかがでしたか。もしかしたら学習面や生活面で、なかなか目に見える結果がでなかったと思われるご家庭もあるかもしれません。しかし、子どもたちの成長には、身体の成長や漢字・計算等のように目に見える成長と、目には見えにくい内面的な成長があるのです。この内面的な成長を私たち大人が気づき、認め、誉めてあげることで、次への意欲につながり目に見える成長へと更につながります。
 先日お渡ししました通知表をもとに、お子さんの成長を感じ取り、頑張ったことに関して、大いに認め、誉めてあげてほしいと思います。

 さあ、明日から夏休みのスタートです。普段の学校生活とは違った42日間(登校日等含む)が始まります。
 この夏休みの過ごし方が、夏休み後の成長に大きく影響します。一学期の成長を更にプラスに転じることができるか。また、マイナスの成長を増長してしまうのか。このマイナスの成長を増長させてしまうと、2学期以降の学校生活がつまらないものになってしまう可能性が高まります。そのようにならないためにも、生活のリズムを崩すことなく、計画的に夏休みを過ごせるよう、ご家庭での励ましや声かけをお願いします。

 私たちは、全ての子どもたちが、健康で安全な楽しい夏休みになって欲しいと願っています。そこで、特に次の3つのことを夏休みにできるよう、子どもたちと話し合い頑張れるようエールをお願いします。できれば「こうしなさい。」というだけではなく、「どうすればいいのか。」「何をすべきなのか。」を考えさせ、子どもたちの話に耳を傾けてあげましょう。そして「こうしていきたい。」と自己決定させてあげることが効果的です。

①自分の「いのち」は自分で守る。(交通事故・水難事故・犯罪などには絶対に合わない)
②規則正しい生活をする。(早寝・早起き・朝ご飯の習慣化、決まった時間での学習、SNS機器のルールなど)
③一日一善(お手伝い・地域のルールを守る・元気のよいあいさつ・物を大切にするなど)

 学校の職員は、夏休み中も勤務が割り振られています。夏休み中に2学期の教材準備や研究、運動会などの行事の準備などを行います。また、指導力向上を目的に研修にも取り組みます。さらに全職員で協力し、子どもたちが気持ちよく学校生活が送れるよう、学校の環境美化作業なども行います。きっと始業式には、新しい環境、パワーアップした職員で、大きく成長した303名の素敵な子どもたちを迎えられると思います。
 ぜひ、健康・安全で有意義な夏休みにして下さい。