日誌

学校再開に向けたお願い

□ 保護者・地域のみなさまへ

輪島市内の小中学校では、先週の18日から分散登校が再開されました。今週からは分散登校のままではありますが、給食も再開しています。鳳至小学校でも、登校日初日より、朝早くから児童玄関に集まり、7:30の開門を待つ子ども達や、友だちと一緒になってグラウンドや中庭を駆けまわる低学年の集団、校内のあちらこちらで楽しそうに話し込む上級生グループ等が見られました。そして、子ども達の笑顔や明るい声を聞く度に、学校が子ども達にとってかけがえのない場所であることが実感できました。同時に、昨年度からの“コロナ騒動”が、子ども達にたくさんの我慢を強い、ストレスを与えていたこと、子ども達にとって貴重な経験となる儀式や楽しみにしていたイベント、大切な行事の開催を無くしてしまったことを悔しく思いました。子ども達の成長のためには、一生懸命になれることをやりきったという満足感や集中して頑張ることが出来たという達成感が絶対必要です。子ども達が学校に登校できない間、教職員で、通常登校が実現した後は、「子ども達が仲間と力を合わせて目標を達成する活動を削らないこと」、「コロナのせいで何も出来なかったという一年にしないこと」について何度も意思統一しました。現在、学校としては、子ども達への負担を考慮した上でのイベントの準備や、今年度、県の指定を受けたオリンピック・パラリンピック推進事業とタイアップした企画の実施について案を練っています。子どもの思いを訊きながら、知恵を出し合い、子どもが「頑張って良かった」と思える環境を整えることは、学校の役目です。また、その環境を整えるためには、保護者をはじめ地域の皆様に助けて頂かなければ、実現できないことも多々あります。活動や企画の詳細が決定しましたら、お知らせします。いつもお願いばかりですが、皆様のご理解とご協力を、よろしくお願いします。

 

□ “鳳至っ子”のみんなへ

6月1日からは通常通りの学校生活にもどります。4月16日から臨時休校が始まったので、新年度に入り学校で活動したのは、登校日を含めても10日足らず。6月からの再開は、まさに、“仕切り直し”となります。そこで、学校生活を再スタートさせるにあたり、みなさんに心がけてほしいことを記します。

①「あいさつ」 と 「あさごはん」

・「おはようございます」、「こんにちは」などのあいさつと「ありがとうございます」が言える。 

 → 自分も周りの人も気持ちがさわやかになります。

・「あさごはん」を食べる。

 → 1日の元気と授業の集中力につながります。
②「いい返事」

 → 自分の中にも相手にも、頑張ろうという気持ちがわいてきます。
③「運動(うんどう)」

 → 健康な体と心をつくるには絶対、必要です。気持ちもすっきりします。
④「笑顔(えがお)」

 → 自分も周りの人も、楽しく、幸せな気分になります。
⑤「おもいやり」

 → 困っている人の気持ちを少しでも温かくしてあげることが出来ます。

  ちょっとした“心がけ”でみんなが、穏やかになったり、お互いをわかり合える素敵な関係になったりすることが出来ます。覚える方法は、それぞれの最初の文字を順に覚えて下さい。生活を良くする「あ・い・う・え・お」です。このことに気をつけて、また、頑張りましょう!!

                      学校長 山 岸  茂 樹