日誌

鳳至っ子のために、2学期も頑張ります!!

  朝顔、さつまいも、ミニトマト、小玉スイカ、トウモロコシ、ピーマン、きゅうり、いちご、えだまめ、にんじん、ホウセンカ、サルビア、いんげんまめ、綿花、マリーゴールド、ジャガイモ、へちま…。

コロナ禍で、学校を休校する期間もありましたが、この夏も中庭を中心に、学校の至る所に花が咲き、野菜が実をつけました。そのほとんどが、生活科や理科の授業で子ども達が植えたものです。子どもたちは、花が咲くことや実のなることを願って、毎朝、水やりを続けました。そして、毎日、観察することで、子どもたちはいろいろな発見をすることができました。同じ種類でも周りの花より速く育つもの、大きな花を咲かせるもの、小さな花をつけるもの、色の濃い花をつけるもの、その逆に薄い色をつけるもの、いち早く実をならすもの、周りが収穫を終えようとするころに実をつけだすもの…。同じ植物を同じ時期に植えたはずなのに、その生長の速さや花の大きさや色合い、実のなり方等、それぞれが微妙に違うことを子どもたちは発見します。また、自分たちが世話をしているそれぞれの草花は、どれも、芽を出し、葉が大きくなり、茎の丈も伸び、どれも美しい花を咲かせることができたことにも気がつきます。生長の速さや花や実の大きさ、色や実のなり方は違っても、それぞれの花が美しい花を咲かせ、実をつけることができました。そして、それを支えたのは、毎日欠かすことのなかった子どもたちの水やりです。

この様子を見ていて、オーバーラップしてくることが、人間の成長です。特に、中学校を過ぎる頃までは、同学年であっても、子どもの成長の様子は十人十色、本当に様々です。そして、場面場面での教職員や保護者、家族等、周りの大人のサポートがあってこその成長であることは言うまでもありません。いや、子どもたちが大人へと成長する過程で見せる様々な表情や成果は、その時々の子どもの頑張りや有り様だけでなく、周囲の大人からの適切な働きかけが大きくかかわっていると言っても過言ではないでしょう。

 さて、8月7日(金)をもって、1学期が終了します。そして、9日間の休みを経て、8月17日(月)より2学期の学習に入ります。休みの間に、子どもたち、先生方ともしっかりリフレッシュしてほしいと思います。そして、2学期のスタートと同時に、また、『創造性豊で、頼もしい人づくり』を目指して、“鳳至っ子”のために、日々、最善のサポートができるよう尽力していきます。保護者や地域の皆様、どうぞ、お力添えをよろしくお願いします。

   令和2年8月6日(木)

                           学校長 山 岸  茂 樹