4/8 入学式挙行
4/8(火)13時より本校第1体育館で、入学式が挙行されました。
新入生の顔はどれも凜々しく、先日まで中学生だったとは思えない決意の表情ばかりでした。どの子も本校に入学したくて入試にチャレンジした生徒で、合格発表の時は皆本当に嬉しそうでした。
これから三年間、素晴らしい青春時代を築き上げていってください。どの学校にもない「楽しい自律の学校、羽咋工業高校」にようこそ(^_^)
本日は、特別企画として「校歌斉唱」を本校の教員で男声コーラスを趣味とされている方に依頼し、独唱となりました。心に響く素晴らしい歌声でした。感動でした。
さらに、本日は能越ケーブルネットも取材に来られ、後日放映されるそうです。楽しみです。
それでは恒例の校長の式辞を載せますので、雰囲気を味わってください。
「式辞
コロナ禍の日々がようやく明け、安堵したのも束の間、私たちは大きな震災に見舞われました。しかしそれでも、季節はめぐり、春は変わらず訪れます。つぼみはふくらみ、新しい命が芽吹いています。どんな困難のあとにも、希望の光は必ず差し込む——この春は、そんなことを私たちに教えてくれているようです。
本日、ここに羽咋市教育長 八島和彦様、同窓会会長 河崎祐彦様、PTA会長 大塚哲也様、そして多くの保護者の皆様のご臨席を賜り、令和七年度 入学式を厳かに挙行できますことは、能登の私たちにとって、この上ない喜びであります。
ただ今、入学を許可いたしました百十五名の新入生の皆さん、そして保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。
本校は、機械システム科、電気科、建設・デザイン科の3学科を擁する、能登地区で唯一の工業科単独高校です。
昭和三十七年の創立から今年で六十四年を迎え、「自律」と「創造」を建学の精神とし、「ものづくりは、人づくり」を合言葉に、地域に根ざした専門教育を実践してまいりました。
就職する生徒も、進学する生徒も、誰もが誇りを胸に本校を巣立っています。
さて、新入生の皆さんに、聞きたい。心の中で答えてください。
皆さんは、なぜ羽咋工業高校を選び、入試を突破したのでしょうか。
将来、どのような人になりたいと思っていますか。
どんなふうに生きていきたいと願っていますか。
それが「志」です。
志とは、人としての生き方の芯、人生の羅針盤です。
社会の第一線で活躍する人々は、例外なくこの志を持ち続けています。
どんな困難に出会っても、「自分はなぜこれをやるのか」という問いに、自ら答えることができる。だからこそ、くじけずに進み続けられるのです。
人生は一度きり。やり直しはできません。
「人生二度無し」——このかけがえのない三年間を、どうか、志をもって過ごしてください。
その志が、皆さんの人生を大きく動かす力となります。
そして、想像してください。
三年後、皆さんは立派に成長し、卒業式を迎えます。
全員涙の卒業式を終え、校門を出るとき、ふと立ち止まり、くるりと校舎をふり返ってこう言うのです。
「立派に成長できました。三年間、ありがとうございました」と。
深く一礼して歩き出す皆さん。
——それが羽咋工業高校の生徒です。
保護者の皆様、私たち教職員は、お子様が自らの道を切り拓き、力強く生きていけるよう、全力で支えてまいります。
そのためには、学校とご家庭との信頼関係が何よりも大切です。
どうか、本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、案内しましたらぜひとも学校にお越しください。
最後に、新入生の皆さんが、「人生二度無し」の思いを胸に、充実した高校生活を歩まれることを心から願い、式辞といたします。
令和七年四月八日
校長 中越 顕治