後 期 読 書 会 を行いました
日 時:2021年10月29日(金) 放課後
場 所:2階大会議室
参加人数:24人 1年 11人・2年 13人・ 教職員 4人
☆テキスト 『夕日へ続く道』 石田 衣良
☆あらすじ 学校へは行きたくない、かといってひきこもりにもなりたくない。毎日公園に通う雄吾は、
廃品回収の源ジイと知り合う。「ノミ屋」という裏稼業を営んできた源ジイが教えてくれた、人生の必勝法とは......。
☆参加者の感想
「司会は難しかったし、まとめるのも大変だけど、楽しい雰囲気で話し合いが出来て、成功したなと思いました。」
「小説を深めるということは読書感想文くらいでしかしたことがなかったので難しかったけど、他の人の意見を聞くことが出来てとても貴重な体験が出来た。これからの小説の楽しみの1つにしたい。」
「本について授業以外でここまで深く考えたり、話し合ったりする機会は、これまでなかったので楽しかった。」
「小説で他人の人生を知ることができ、それを追体験するという先生の話に共感を覚えた。他の人のこの小説での考え方が自分とは違っていたので、新しい視点で読むことが出来たし、自分が飛ばしてしまったところも考えさせられたので、よい体験となった。」
後期図書委員会活動の一環として読書会を下記のとおり開催しました。
日時 : 2019年11月22日(金) 放課後
場所 : 図書館閲覧室
参加 : 1年 15名 2年 10名 計 25名 + 教職員 5名
*テキスト 『魔法のプラハ』(俵 万智)
*あらすじ 1冊の本に導かれ、歌人が訪れた古都プラハ。夢のような街並みと、そこに隠された悲しい戦争の記憶、街に息づく人の誇りが著者の心を揺さぶる。みずみずしい文章と短歌で綴った紀行エッセイ。
*参加者の感想
・あまり読書をすることはないが、読書会を通して本に触れあうことができてよかった。
・今まで短歌とか詩というものに興味があまりなく、俵さんの作品に触れてこなかったのですが、この作品を読んで俵さんの作品を読んでみたいと思いました。また、自分とは違う意見、似ているけど+αがある意見が聞けておもしろかったです。
・すごく楽しかった。1人で読後感を味わうのもいいけど、今回みたいに人と共有するのも新鮮で楽しかった。
・たった23ページだったが、ところどころにある短歌が豊かで、読書会で改めて理解しなおすことができて良かった。全く想像できなかった視点からの考察はとても面白く、短歌と読書会の組み合わせは良かった。
後期図書委員会活動の一環として読書会を下記のとおり開催しました。
日時 : 2018年10月19日(金) 放課後
場所 : 図書館閲覧室
参加 : 1年 13名 2年 15名 計 28名 + 教職員 5名
*テキスト 『マジック・アワー』(関口 尚)
*あらすじ 陸上部の僕、萩原は2年続けて校内マラソン大会の一位を黒崎に奪われている。どこの運動部にも所属しないでバンドで歌う黒崎の彼女は、前に僕をふった筒見。中途半端になるくらいなら続けないほうがいいって言ったこともあった。留学前の筒見に教えられて、萩原はマジック・アワーは朝夕どちらにもあったんだと発見する。
*参加者の感想
・最初は不安だったけれど、新しい発見がたくさんあってすごく楽しかった。
・それほど長くない作品なのに、様々な読み方があって有意義だった。
・嫌なやつと思っていた黒崎がいいやつに思えるようになった。
・題名についての考察が、ぞれぞれになるほどと思えておもしろかった。
・日 時 10月20日(金)放課後
・場 所 図書館
・課題図書 森 絵都 『彼女のアリア』
・参加人数 28名(1年 15人 2年 13人 教職員 6人)
図書委員会では、今年も後期「校内読書会」を実施しました。6~7名の4班に分かれて、班長の司会で課題図書について、それぞれ意見を交わしました。一時間の議論の後、各班から代表者が議論内容を発表し合いました。今回のテキストは、卒業を迎える中学生が主人公の話なので、「自分の立場なら~」と、など活発に話し合いが行われました。
〇『彼女のアリア』あらすじ
不眠症に悩む中学三年生の僕が、球技大会をさぼって人気(ひとけ)のない旧校舎に行くと、ガランとした音楽室のピアノでバッハの「ゴルトベルグ変奏曲」を弾く藤谷りえ子に出会う。同じ不眠症に悩んでいるという彼女との間に、互いを思いやる二人だけの時間が流れ、季節は冬に入る。あまりにも劇的に展開する藤谷家の複雑な話を語るりえ子に僕は心を奪われ、不眠症が治ったことを言い出せないでいた。冬休み、りえ子の、優しさと虚言癖のうわさを、僕が耳にしたところから二人は距離を置くようになる。入試も終わり、卒業式を迎えた朝‥‥。
〇作品に対する感想
・同じ10代の登場人物の心情をリアルに描いているけれど、ストーリー全体はロマンチックで少女漫画風だった。
・短い作品だったが、内容が気に入った。同じ作者の作品を読んでみたい。
・等身大じゃない主人公の作品も取り上げて話し合いたい。
〇読書会に対しての感想
・同じ本を読んでも、人によって、こんなに受けとる内容が違うのかと思った。
・話し合ううちに、ぼんやりとした感想が鮮明になってうれしかった。
・あまり発言できなかったが、様々な意見を聞くだけでも十分に楽しめた。
・最初は緊張したが、だんだん話が盛り上がって楽しかった。
・日頃は一冊の本について話し合う機会がないので、とても楽しかった。
図書館だより
平成27年度 後期 校内読書会 が実施されました
・課題図書 「チヨ子」宮部みゆき(集団読書テキストより)
・日 時 10月23日(金) 15:30~17:00
・参加人数 23名(1年10名、2年13名)
・場 所 図書室
10月23日(金)に「校内読書会」を開催しました。これは、事前に課題図書を読み、5~6名程度のグループ内でそれぞれの感想や意見を交わすものです。一昨年まで前期後期の2回行っていましたが、昨年度から前期に「ビブリオバトル」を行うようになって、純粋な読書会は年に一回となりました。
班の司会進行の人が示した論点について、約1時間、グループで討議をした後、代表者が話し合った内容を全体発表しました。
各人が自身の考えを述べたり、人の意見に感心したりと、和気藹々の中に、色々な見方があることを知ることができ、とても楽しい会になりました。
〈課題図書の「チヨ子」について〉
くたびれた兎の着ぐるみを着ると、人がオモチャやアニメのヒーローにみえる。例外的に人間にしか見えなかった母子の背中には黒いものが……。現実ではありえない設定の中で、主人公は自分の大切にしていたものを思い出す。
(討議の論点)
こんな風に見えたらいいと思いますか。
黒い影とはなんだろう。
あなたにとって生きていく上で必要なものは何? など。
(参加しての感想)
・今まで一つの作品で人と意見を交わし合うなんてなかったので、楽しかった。
・様々な考えを聞けて、有意義な時間だった。
・本に対する理解が深まった。
・普段の授業では味わえない楽しみがあった。
・他の班の人と話す機会があればもっとよかった。